4月28日(木) 2005 J1リーグ戦 第8節
磐田 2 - 2 浦和 (19:04/静岡/30,865人)
得点者:'19 前田遼一(磐田)、'44 永井雄一郎(浦和)、'85 中山雅史(磐田)、'86 エメルソン(浦和)
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どちらのチームも、勝利を目前にしながら勝ちきれない。勝ち点3を抜け目なくつかみ取るには、まだ何かが足りない。このゲームの結果は、両者の現状を象徴しているかのようだった。
ホームの磐田は、ケガ人の多さと連戦の疲労がある中、前節の鹿島戦からボランチの2人を福西と服部に代えたが、その他は同じというスタメン。前線は若い前田とカレンの2トップで、その後ろをベテランの藤田が締める。同じくケガ人が多かった浦和は、三都主らの強行出場も含めて万全な状態とは言えないが、ほぼベストと言えるメンバーが揃った。
立ち上がりは、前節の反省を生かした磐田が積極的な動きと前線からの厳しいプレスで主導権を握る。浦和もけっして悪くなかったが、磐田がそれを上回る形で、攻守の切り換えの速さと、速いテンポのパス回しを見せる。
浦和の守備陣も要所は抑えていたが、19分に中盤に下がった前田をフリーにしてしまう。そこから前を向いた前田が、レーザービームのような強烈なミドルシュートでゴール右上を貫き、磐田が自分たちの流れの中で先制点を奪い取った。
だが、磐田はこれで一息ついてしまったのか、その後は少しずつ運動量が落ちて、流れは徐々に浦和に傾く。ここまでまだ今季1得点のエメルソンは、前を向いたら遠めからでもどんどんシュートを打ち、田中達も積極的に裏を狙って、攻撃陣が徐々に自分たちのリズムをつかみ始めていた。
35分にはケガ上がりのネネが足を痛めて内舘と交代するが、試合の流れには影響することなく、浦和がボールを支配する時間が長くなっていく。それでも磐田は、守備のブロックをコンパクトに保って、エメルソンや田中達に良い形でボールを入れさせず、大きな破綻はない。磐田としては、このまま1-0で前半が終わればOKという展開だった。
しかしロスタイム、セットプレーからの闘莉王のクロスを長谷部がうまくつないで永井がきれいなシュートを決め、浦和が同点に追いつくことに成功。磐田にとっては、じつに悪い時間の失点だった。
後半に入ると、磐田も少し運動量を上げてきたが、浦和のほうがそれを上回り、セカンドボールをよく拾ってボールを支配する。3分、8分、19分と浦和が速いサイド攻撃で決定的なチャンスを作る中、疲れが見え始めた磐田のほうは中盤にスペースを作ってしまい、下がったりサイドに開いたりしてボールを受けるエメルソンや田中をつかまえきれない。ここで2人が前を向いてドリブルをしかけることによって、浦和が完全に主導権を握った。
後半のシュート数は、浦和の14本に対して磐田が2本とほぼ一方的な展開だったが、試合は何が起こるかわからない。37分にペナルティエリア内で勝負をしかけたカレンが倒され、磐田がPKをゲット。浦和はこの判定に対して猛抗議したが、当然それは認められず、交代で入っていた中山がこのPKを豪快に決めて(40分)、自身の通算149ゴール目がチームにとって貴重な勝ち越し点となった。
しかし、その1分後には、怒りの浦和が意地を見せる。前に上がっていた闘莉王が三都主のロングボールを後ろに流し、エメルソンが個人技で茶野をかわして右からニアの狭いすき間に強烈なシュートを突き刺した。久しぶりのエメルソンらしいゴールで再び同点。
その後も、チャンスは浦和のほうが多かったが、どちらも3点目を奪うことはできず、2-2のままタイムアップ。磐田はリードを守りきれず、浦和はチャンスを決めきれず、どちらも順位を上げるための勝ち点3をつかむことができなかった。
試合後は、両監督とも内容に関する手応えを口にしたが、磐田のほうは若いカレンや前田にも疲れが見え始め、ケガ人続出の攻撃陣はかなり苦しい台所事情。前線の運動量を必要とする今のサッカーが、この後も続く連戦でどれだけ維持できるのか、不安材料がやや目立つ。
それに対して浦和のほうは、エメルソンや田中達の調子が確実に上向きで、多くの選手が「自分たちのサッカーができた」と手応えを語る。あとは、この内容を次につなげ、シュート23本で2点という確率をもう少し上げることができればというところ。少なくとも、強い浦和が戻ってきそうな気配は十分に感じさせた。
以上
2005.04.29 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第8節 磐田 vs 浦和 レポート】磐田はリードを守りきれず、浦和はチャンスを決めきれず。下位脱出ならず、勝ち点1を分け合う。(05.04.29)
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