5月1日(日)J1 第9節 広島 vs 新潟(16:00KICK OFF/広島ビ)
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中2日での試合、という厳しいスケジュールにもっとも影響されるのは、新潟や広島といった地方都市のクラブである。それは試合の疲労に加え、「移動」という大敵が待っているからだ。たとえ飛行機網や新幹線網が発達したとしても、荷物を抱えての長時間移動が肉体的疲労を与え、加えて家族から離れることなどの精神的負担もある。特に今回のような、移動→試合→移動→練習→試合、というローテーションが極端に短い期間で行われるスケジュールだと、身体と精神に対する圧迫は相当なもの。この負担がどれほどのものか、それは経験してみないとわからない。
今回の場合、ホームチームの広島は新潟と比較するとやや楽なスケジュールになる。広島→大阪→広島というリズムだし、28日のC大阪戦後もナイターでありながら当日移動で広島に戻ることができた。そのため翌日には、広島でゆったりとリカバリ・トレーニングを組めたのである。ただ、そうはいっても、C大阪戦当夜に広島に戻ったのは深夜。それに伴う疲労の蓄積はかなりのものだ。まして、前節は後半にほぼ一方的に攻められたあげく、ロスタイムにPKで失点して同点とされ、勝ち点2を失った。それによる精神的な疲労も心配だ。
一方の新潟は、かなり厳しいスケジュールとなった。先週からの移動は、新潟→東京→新潟→広島、という流れ。さらに新潟→広島の飛行機直行便が今年から廃止になったことにより、新潟の選手たちは福岡経由もしくは大阪経由で、さらにそこから新幹線を使って広島入りしなければならなくなった。これに伴い、移動時間と乗り換えによる肉体的な負担がさらに増している。
もちろん「プロである以上、そういう移動はつきもの。言い訳にはならない」という本質論はある。しかし、それはあくまで建前であって、実際に中2日でしかも長距離移動が伴っての試合ということになると、選手の気持ちがたとえ高ぶっていたとしても、実際に身体が動かなくなる可能性は否定できない。まして、広島も新潟も「質の高い運動の量」をチームのベースとして組み立てているチームである。このハードスケジュールの影響を受けないはずがない。
さらに今、両チームの陣容は怪我人のために厳しさを増している。新潟は、萩村・桑原といったヴェテランに加え、前節では鈴木慎吾が負傷。広島戦の出場は難しい情勢となった。広島は、森崎浩がようやくサテライトリーグでの復帰を果たしたものの、まだトップでの試合については未知数。北朝鮮代表・李漢宰の復帰時期も不透明で、U-20日本代表DFの吉弘充志も怪我。このため、特に中盤の選手たちはほとんどの試合でフルタイム出場を続けており、疲労が相当蓄積している。前節のC大阪戦での極端な運動量低下も、それが要因だ。
戦術論的にいえば、みどころは様々にある。新潟の上野・ファビーニョ・エジミウソンの3トップに対し、失点の少なさではリーグ1位の堅守を誇っている広島の4バックが、どう対応するか。鈴木(慎)欠場の穴を新潟は誰が埋めるのか。好調を維持している広島の両サイド=服部と駒野を、新潟がどう抑え込むのか。前節、アグレッシブなプレーで広島の攻撃を牽引したものの、スタミナに不安のある前田俊介が、果たしてどういう形で起用されるのか。新潟の切り札的存在となるであろうアンデルソン リマのFKの芸術性も楽しみだ。もちろん、広島−新潟戦名物ともいえる、小野・反町両監督の戦略・知略のぶつけあいも、みどころの一つだろう。
しかし、明日の戦いは戦術以前、「どれだけ動けるか」が大きな勝負の分かれ目となる。蓄積疲労が残る中、身体に残るガソリンをいかに燃焼しつくして、ひたむきに戦うことができるか。それを可能とするために、この2日間をいかに過ごしてコンディションをつくってきたか。その選手たちの疲労をベンチがしっかりと見極め、いかに効率よく選手を使いきって、チーム全体の運動量を落とさないようにするか。J2時代から激闘をくりかえしてきた両チームの今季初対決の大きなポイントは、そこにある。
以上
2005.04.30 Reported by 中野和也
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第9節 広島 vs 新潟 プレビュー】過密スケジュールと過酷な移動にさらされる地方クラブ。J2時代のライバル対決を左右するのは、コンディションだ。(05.05.01)
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