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【J2:第9節 徳島 vs 札幌 レポート】優勢の徳島が先制点を許すも、ラストプレーで同点弾。ホームで劇的な勝点1。(05.04.30)

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4月30日(土) 2005 J2リーグ戦 第9節
徳島 1 - 1 札幌 (14:04/鳴門/5,689人)
得点者:'80 相川進也(札幌)、'89 大島康明(徳島)
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 先制は札幌、ロスタイムに徳島が追いつき、スコアは引き分けだったが、試合の趨勢はそうした記録とは別で、ホーム・徳島が開始10分過ぎから優位をとっていた。
 徳島は左右で中盤がボールをつかみ、アーリークロスでFWへと運び、札幌のDFラインに挑む。これに対し札幌はいつもの数的優位を作ってつぶすというより、DF陣個々のしぶとさでFW羽地などに食らいつき、打たせないという守り方でしのいだ。

 後半になると徳島優位はよりクッキリ表れ、鎌田などのビルドアップから左右に大きく開いた片岡や金、途中から左サイドに入った大場(この時、片岡は中央トップ下に移った)らにボールが渡り、札幌を5バックのベタ引き状態にする。札幌は武器であったはずだが今一つキレのない右サイド・岡田を徐に入れ替えてみるも、押し返しはかなわなかった。
 
 しかし徳島はシュート数がひとケタというように、意外とフィニッシュまでは打ち切れず、札幌DFにつぶされる状況は変わらず。こう着状態のまま終わるかと思われたが、ふとした時に、札幌が先制点を得た。
 後半35分、左サイドのスローインを上里が長いクロス、これを後半9分から出場の相川が徳島DFを背にしながら胸でワントラップ、振り向いて左足シュート。途中投入されたFWとして、相川は最上の仕事を果たした。
 
 だがその後も札幌ベタ引き、徳島優勢の図式は変わらず。札幌の個の力にも限界がある。さらに徳島は「中盤を省略してもいいから」(田中監督)と、トップ下にいた片岡に代え小林を投入して3トップにして、しゃにむに押す。攻め続けていれば、いつかは札幌の守りは崩れる様相だった。ただ、先制点を決められてから徳島に残された時間は10分+ロスタイム。時間との戦いもあった。
 
 札幌を崩した瞬間がロスタイムに訪れたというのはあまりに劇的だった。あきらめず押し続けた徳島は、ペナルティエリア右外でFKのチャンスをつかむ。いったんは跳ね返されたボールは筒井が後ろの谷奥へ託して、左隅へ放り込む。そこにいた大島を札幌はマークできていなかった。
 大島が同点弾を入れた瞬間、手元の時計は48分40秒。鳴門のスタンドがためにためていた得点への渇望が一気に歓喜として爆発。そして同時に試合終了。まさにラストプレーで、徳島が負けから引き分けへと這い上がった。
 ロスタイム同点弾を決めた徳島・FW大島は、「(終盤は)カサにかかって攻めなきゃいけない時間帯だった。3トップでカサにかかれてよかった。3トップになった時点で監督が何を思っているか分かっているから」と、監督の起用の意図と選手のプレーがシンクロした手応えを語った。

 Jリーグ新参者とはいえ、徳島はJFL時代から着々とチームの地盤を固めてきていた。昨年から今年にかけても、チームの戦力の軸は維持している。そうして時間をかけて紡いできたチーム内の共通意識で、勝点1を拾った。
 ただ、引き分けはあくまで勝ちではない。チャンスをシュートにつなげられないことや、無失点試合がなかなかないもどかしさ。第2クールに向けて順位を下げないためにも、ガッチリした試合展開を一度経験し、もどかしさを打破したいところだ。こうした思いは、徳島と同様4連続引き分け中で、優位が続いた試合がここでいったん途切れた札幌もまた同じだろう。


以上

2005.04.30 Reported by 永井謙一郎
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