5月15日(日)J1 第12節 磐田 vs 大分(13:30KICK OFF/ヤマハ)
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4月2日からACL(AFCチャンピオンズリーグ)の海外遠征も含め、ずっと週2試合のペースで戦ってきた死の13連戦。山本ジュビロにとっての大きな試練も、この試合でようやく一区切りつくことになる。また、もしかしたら10番・藤田俊哉の磐田でのラストマッチになるかもしれないゲームでもある。
移籍問題で注目される藤田は、移籍報道が盛んになってから逆に調子を上げており、11日(水)のACL深セン戦を休んでコンディションを整え、この試合ではトップ下で先発起用される可能性が高い。
藤田が良いパフォーマンスを見せているのは、殺人的な日程の中でもチームとして徐々に内容が良くなっていることと密接に関係している。シーズン序盤の磐田は、DFラインをあまり上げられず、前線との間が広く空いてしまっていたため、トップ下の選手もFWとの距離が遠くなり、裏に飛び出すどころかトップへのサポートも十分にできなかった。それが、前線の若い選手がよく動いて精力的にプレスをかけ、DFラインも徐々に連係が向上してラインを高く保てるようになってきたことで、中盤も機能するようになってきた。そうした中で、藤田の持ち味である中盤での幅広い動きやゴール前への飛び出しも、大きな効果を発揮するようになってきたわけだ。
また、豊富な運動量と果敢なチャレンジでチームを引っぱるのは、前田(23歳)、太田(21歳)、カレン(19歳)の3人。彼らなくして今の磐田は語れないと言っていいほど大きな働きを見せており、従来の磐田のサッカーに、時間と手数をかけない速い攻撃をプラスしたい山本監督にとっても欠かせない存在となっている。
さらに、キャプテンの服部が素晴らしい身体のキレでチームに大きく貢献し、頼りになるストッパーの鈴木秀人がようやく腰痛から復帰してきたことも非常に大きい。仮に服部、田中、鈴木で3バックを組むとすれば、コミュニケーションも完璧で、DFラインの細かい上げ下げも自信を持ってできるはずだ。
以上のように、ここに来て磐田のほうはプラス材料がかなり多くなっている。
それに挑戦する形となるアウェーの大分だが、現在5勝1分5敗という五分の成績で8位におり、順位は磐田よりもひとつ上。ただ、ここまで1分3敗とリーグ戦で磐田に勝ったことがなく、ヤマハスタジアムでは2連敗。やはり、今の磐田の調子から考えても主導権を握って攻撃的に戦うことはむずかしいだろう。
しかし、それは大分にとって都合の悪いことではない。皇甫官監督も、現段階では「しっかり守ってカウンターで攻める」という形を浸透させようとしており、6節で4バックに変えてからは4勝1分1敗と好成績を挙げている。また、それに伴ってマグノ アウベスとドドの2トップがグングンと調子を上げてきたのも大きい。今は、試合ごとに守備が安定し、カウンターの鋭さも増していると言って良いだろう。
したがって、対決の構図はわかりやすい。磐田の厚い攻めvs大分のカウンター。磐田の若手3人組が、鋭い動きで大分の厚い守りを切り崩せるか、大分の守備陣が何とかそれに耐え、ブラジル人2トップが限られたチャンスをものにできるか。
また、磐田としては何とか前半のうちに先制点を奪いたいし、大分は逆に何としても前半は0点に抑えたい。その意味では、たとえ点が入らなかったとしても、序盤の両チームの駆け引きには注目してみたい。
磐田のサポーターにとっては、2列目から飛び出した藤田の今季初ゴールで勝つというのが最高のシナリオだろうが、大分サポーターとしては、それを阻止する「したたかさ」をチームに期待したいところだ。
以上
2005.05.14 Reported by 前島芳雄
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