5月21日(土)ヤマザキナビスコカップ 第3節 F東京 vs 千葉(15:00KICK OFF/味スタ)
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結局、F東京は8戦連続で勝利なしという悪い流れを断ち切ることができないまま、リーグの中断を迎えてしまった。約2カ月ぶりとなるナビスコカップでは心機一転! と、いきたいところだが、どうやら状況はそう甘くない。
今ではすっかり泥沼にはまっているF東京も、Jリーグでは3勝1分けといい出足を見せていた。だが、ナビスコカップでは1分1敗の勝ち点1でCグループ3位とスタートにつまずいている。そして、今回の相手は勝ち点3で2位の千葉。この試合に敗れるようなことがあったら、大会連覇どころか、予選敗退の道を進んでいくことになりかねない。ただでさえ厳しいプレッシャーにさらされているのに、そこに追い討ちをかけられている状態なのである。
かような重圧に耐え抜き、公式戦9試合ぶりの勝利を手にするために、F東京がやらなければならないこと。それは先制点を与えないことである。これは絶対条件だ。今季の公式戦、F東京が先にゴールを許した場合の成績を見てみると、勝ち星はゼロ。さらに引き分けもわずか1試合で、黒星は6を数える。これまで逆境に強いイメージを持たれていたF東京だが、今季に限って言えば、その気配は全くない。
さらに勝てない試合が続く今は、チームとして自信を失っている状態である。今回と同カードだった先週のJリーグ・千葉戦では、序盤は鋭いプレスに速い縦への展開と、F東京が持ち味を出していたのだが、先制点を奪われたことで一変。「そこで少し不安になってしまったかなと思います」と原監督が振り返ったように、一歩目の出足が遅れたり、マークに行くべきところで引いてしまったりと攻守に積極性を欠くようになり、千葉に主導権を渡してしまった。
「結果がパフォーマンスに影響する。それは何故かと言うと、自信が低下するから」とは、先週、6試合ぶりの勝利を挙げた地元のライバル・東京Vのアルディレス監督が残したコメントだが、これは現在のF東京にもぴたりと当てはまる。
勝ち星なしの8試合で無得点で終わったのが半数の4試合と、決定力の問題も確かにあるが、千葉戦そしてその前の大宮戦でも攻撃の形はできていたし、点も取れている。得点を挙げることはもちろん重要だが、平常心を失って消極的にならないためには先制点を与えないことがまず大事。守りを気にしつつ、点を取りにいくのは難しい仕事だが、勝つためにはそれをやり遂げねばならない。
対する千葉は、自分たちのサッカーを追求すればいい。千葉の代名詞、『ムービングフットボール』でスペースを作り、使い、その分厚いアタックでマークのズレを誘ったり、判断を狂わせたりしてF東京にプレッシャーを与え、焦りを引き出すことが勝利に近づくポイントになるだろう。
F東京と言えば攻撃面がクローズアップされるが、その土台にあったのが堅牢な守備。しかし、今季はリーグワースト5の20失点を喫しており、選手たちからも以前のような自信は感じられない。千葉としては、リーグ3位の高い攻撃力を誇る反面、どうしても守備に脆さを抱えるだけに、畳み掛ける展開で先制点を奪いそして追加点と、一気にワンサイドゲームへと持っていきたいところだ。
F東京は依然としてケガ人が多くてベストメンバーが組めないのに対し、千葉はほぼ万全の態勢。現状を考えれば、F東京の不利は確かだ。ただ、この厳しい状況で相手が千葉だというのは悪いことではない。前に人数をかけていく千葉のプレースタイルはカウンターに弱い。今季、無失点で終えた試合はわずか1試合しかなく、カウンターからゴールを許したケースも少なくない。縦への速い攻撃が得意なF東京には得点のチャンスが十分訪れるだろうし、先週の試合でも実際にそういう場面が見られた。先制点を与えなければ勝機はある。
不振が続く中でも、サポーターたちはブーイングではなく、声援で勇気を与え続けてくれている。F東京の選手たちはもういいかげん、その思いに応えなければいけない。
以上
2005.05.20 Reported by 神谷正明
J’s GOALニュース
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