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【J2:第15節 山形 vs 京都 レポート】ハーフタイム時に30分の中断。荒天も味方につけた京都が、3発で山形をねじ伏せる!(05.06.04)

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6月4日(土) 2005 J2リーグ戦 第15節
山形 1 - 3 京都 (14:03/山形県/5,077人)
得点者:'44 田原豊(京都)、'48 アレモン(京都)、'55 阿部祐大朗(山形)、'70 斉藤大介(京都)
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 キックオフ時は雲が多いながらも日差しの中。しかし雷鳴が聞こえ始め、雨が降り出し、ハーフタイムと同時にひょう混じりの土砂降り。落雷はスタジアム周辺まで迫った。約30分遅れで始まった後半は終了間際に雨が来たが、試合が終わった後にはまた晴れ間がのぞいた。
 めまぐるしく変わる天候の中行われた山形と京都の対戦。4バック同士の両チームの戦術は似通っていた。相手のディフェンスライン4枚にはノー・プレッシャー。そして中盤にボールが渡ったところで一気に襲いかかる。
 ただし、山形は京都のバックパスに対しては2トップのチッコ、阿部ともチェイスした。一方、京都が奪ったボールはすぐに左右どちらかのサイドにさばかれた。アレモン、田原の2トップもサイドで起点になる意識が明確で、14分には左サイドのスペースで受けたアレモンが、内側の足でバー直撃のシュートを放った。

 20分頃からは徐々に山形のポゼッション。ただし、ボールが回っているのは最終ラインとボランチの間のみで、プレッシャーを受けたボランチは前を向けずに最終ラインまでボールを戻されることが多かった。サイドハーフもプレスで抑え込まれ、かいくぐってボールをチッコに預けようとするが、ここでもキーブができず。阿部は中盤まで下りるなど奮闘していたが、前半に山形が放ったシュートは3本に終わった。

 ロスタイム直前、1度目をゴールラインにクリアされたあと、京都の2度目の右コーナーキック。キッカーの星は、風向きが山形ゴール方向に変わったのに気づき、「アウトにかけ気味で」蹴ると、密集のゴール前でただ一人跳び上がった田原がヘッドで仕留めた。京都が先制。

 ハーフタイムに入ったと同時に雷雨と降ひょうが激しくなり、約30分遅れて始まった後半早々、水分をたっぷり含んだピッチを、京都が意外な形で味方につける。斉藤が裏へ縦のボールを蹴り込む。山形のレオナルドが悠々と回り込み、あとはボールを足元に収めるだけというその瞬間、足を滑らせ前方へバタリと倒れた。追いつけないはずのボールにアレモンが追いついたときにはキーパー桜井との1対1。難なく決めて追加点を奪った。

 山形は後半7分にスーパーサブ林を投入。ベンチの指示通りサイドで起点となり、3分後には右クロスで阿部の2試合連続ゴールをアシストした。この後は山形が攻め込む時間帯となったが、後半15分の大塚のミドルが左ポストに跳ね返されるなど同点に追いつけず。
 すると流れは京都へ。左サイド深い位置でボールを受けた中払が、ゴールから離れて立つ斉藤にマイナス45度のクロス。左足で放ったミドルは1度はディフェンスの壁に当たったが、斉藤の元にまっすぐ跳ね返ってきたボールを今度は右足でシュート。試合を決定づける3点目を挙げた。
 
 「ここで我慢していればうちのペースになる、という時に我慢できず、それをすべて相手のゴールにつなげられた」(山形・桜井)
 前節に続いての3失点で、今季初の連敗。山形が第1クールで見せた堅守のイメージはあっけなく崩れた。試合はおおむね狙い通りに遂行していた。失点はちょっとした隙を突かれたもの。しかし、その「ちょっとした」が、サッカー界では慢性的な症状である例はままあること。どの処方箋が効くのか、完治までの道のりは長くなるかもしれない。

 京都は3連勝。試合の中の「勝負所」をきっちりと押さえての3得点、しかも天候の変化を逃さず勝利に結びつける巧みな戦いで、首位の貫禄を見せつけた。2位以下との勝ち点を12差に広げ、昨シーズンの川崎F並の独走を今なお続けている。この試合を欠場したパウリーニョも、次節には目処がつきそうだ。
「湘南、山形、福岡との3連戦が非常に重要な試合」と位置づけていた柱谷監督。次節は2位に再浮上してきた福岡との決戦を迎える。


以上

2005.06.04 Reported by 佐藤円
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