6月18日(土)J2 第17節 徳島 vs 京都(14:00KICK OFF/鳴門)
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5失点を喫し大敗した第14節の甲府戦以降、徳島はチームの立て直しを進め、その後の2試合では早速それが結果に結び付いている。前々節(第15節)の横浜FC戦では2-0と勝利し、念願の『ホーム初勝利』。また前節(第16節)の札幌戦は0-0のドロー。押し込まれる場面も多かったが、粘り強く戦い、アウェイで勝ち点「1」を奪った。
その2試合から、徳島の立て直しがハッキリと見て取れたのは守備面である。それは、その2試合ともを無失点で抑えたことが何より証明していると言っていいだろう。勝敗に関わらず、相手を完封した試合が開幕戦の仙台戦1試合だった(第14節まで)ことを考えれば、この2試合連続完封は徳島にとって大きな成果だ。
その成果を生んだ要因としては、DF陣の体を張った頑張りはもちろんだが、チーム全体の組織的な守備の充実が挙げられるだろう。前線と中盤、そしてDF陣の意志統一がしっかりと図られ、それぞれの動きが連動した結果、これまでにない安定感が生まれている。
そしてまた、選手ひとりひとりの局面で相手に負けないプレーもその成果をもたらした要因として見逃せない。甲府戦の敗戦を受けて、徳島・田中監督が「1対1で負けない個々のレベルアップ」を課題に掲げたが、その後選手たちはピッチ上でそれに応えるような力強さを披露している。
こうしてチームとして安定した守備を見せ始めた徳島が、今節、首位・京都を迎える。
京都は、第12節こそ鳥栖に思わぬ黒星を喫したものの、その後は相変わらずの強さで4連勝。特に前々節と前節は、追撃を目論む山形、福岡という難敵をもねじ伏せ、まざまざとその力を見せつけた。もはや他チームがつけいる隙もないほどチームの完成度は高まってきていると言えるだろう。
その京都において今注目すべきは、さらに得点力を増しつつある攻撃だ。もともと個人能力に優れたFW陣を擁するが、そこにボールを供給するMF陣とのコンビネーションも試合を重ねるたび成熟度を高めており、攻撃の幅にいっそうの広がりを見せている。組織でも、個人でも、そして流れの中でも、セットプレーでも点の取れる今の京都の攻撃は、戦う相手にとってこれまで以上に大きな脅威となる。
さらに京都には好条件が揃う。それは、その強力な攻撃の核であるパウリーニョのケガからの復帰である。前節の第16節では途中出場ながらいきなり決勝点となるFKを決めており、精神的にも充実して今節を迎えることだろう。
第1クールの両者の対戦(第10節)は、京都が残り時間わずかのところで挙げたゴールによって粘る徳島を振り切り、1-0と僅差の勝利を収めた。ところが、その内容はと言うと、スコア以上に試合を通して京都が一方的にボールを支配し攻め続けたものだった。逆に徳島は、「ゴールの臭いが全くしなかった」という秋葉の言葉が全てを代弁するように、守ることだけに追われてわずかな勝機すら得られなかった。
京都の14に対して徳島が3というシュート数がそのまま表す通り、そこには『守る徳島VS攻める京都』というハッキリとした構図が成り立ってしまっていた…。
両チームの実力を冷静に判断すれば、その構図はおそらく今節の一戦でも繰り返されるであろう。
しかし、である。今の徳島の立て直された守備ならば、いかに京都の攻撃がスケールアップしていようとも、同じ構図とは言えその内容は違ったものとなるように思われる。徳島は、ボール支配率やシュート数では譲るにしても、安定した守りさえ続けられれば精神的余裕も生まれ、その中でじっくりとチャンスをうかがえるだろう。そして、数少なくともカウンターやセットプレーから勝利への糸口も見いだせるはずだ。
今節の両チームの一戦。ハッキリした構図の中にも、見えない熾烈な駆け引きが行われる好ゲームになることが予想される。
以上
2005.06.16 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
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