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【J2:第20節 札幌 vs 甲府 プレビュー】3節連続2位の甲府は上位固めを狙う。札幌は連動性ある攻守で上位争いに残りたい。(05.07.08)

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7月9日(土)J2 第20節 札幌 vs 甲府(13:00KICK OFF/札幌厚別)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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この対戦カードは、3月5日の開幕戦以来、実に4ヶ月以上ぶり。甲府は3節続いている2位の座をさらに固めるための、一方、2連勝のあと前節は黒星を喫した札幌は連敗阻止、そして上位争いの輪の中に踏みとどまるための一戦となる。

甲府が最近自信を高めているのは得点力だ。前節(第19節)・福岡戦で決勝点を放った井上は「今のチームには先に点を取られても取り返せる雰囲気がある。(前節は)負ける気はしなかった」と語っているように、前節と第17節・草津戦はともに0対1からの逆転勝利、第16節・湘南戦も0対2のビハインドから追いついて引き分けに持ち込むなど、追いつき、追い越す成功体験を積み重ねてきている。

その自信の得点力の源は、J2得点王バレー。前線で、高くて走れてキープできる彼の所にボールが入ると、周囲の選手が前へ動きやすくなる。バレー、長谷川の2トップとMF藤田を軸に、サイドからの押し上げも積極的だ。さらにスーパーサブ・須藤の存在も終盤での得点の予感につながっている。

守備面にも見逃せない点がある。GKでは昨年10月、右ひざに全治6ヶ月の重傷を負った松下が前節から先発復帰。「これまで松下を使うことは何度か考えたが、今日まで待った。今日のプレーはよくやってくれた」と大木監督の期待に応えた。CBには前節出場停止だった池端が再び入る見込みで、さらに後方は引き締まっていくだろう。

一方の札幌は、前節は山形に力負けの様相だったが、ひるまない。皆が一つのイメージを持って連動しての、素早い攻守の切り替え、途切れない攻守を続けていく。

山形戦では相手中盤の素早いプレイに対し、無理して高いところでボールを奪いにいってバランスを崩すのを恐れて、ボール奪取ポイントは後方でもやむなしという考えだった。だが今節はもう少し高い位置からの奪取を狙おうとしている。今週の練習、柳下監督の「周りを見て判断材料を多くすることで、早く予測して動けるように。賢いプレイができるように」という言葉が印象的だ。山形、甲府、鳥栖、京都と上位との連戦を負荷として、さらにレベルを上げたいという思いがうかがえる。

前節からのフレッシュな材料は、右足つけ根を痛めて3試合欠場していた主将・和波の先発復帰だ。「身体を動かしていない時でも頭は常に動かしていた」と和波は準備万端。先週の紅白戦からBチームに入ってやっていただけに、試合勘については問題なしだ。

和波は「皆一緒のイメージを持ってできれば、いいディフェンスになる。いいディフェンスができれば、攻撃に転じた時にビッグチャンスにつながる」と語り、チーム全体としての連動性を狙う。

甲府について和波は、「相手にスキを見せないこと。そして相手のスキをつけばチャンスができると思う。それにはまず、一対一、セカンドボールの時に負けないことが大事」と語る。いかに緩まないか、だ。

今週の札幌市内は、月曜こそ青空が見えたが、火〜水曜は雨。木曜も曇天から小雨と、冷涼な日が続いた。「練習の間ずっと寒くて、試合の日だけ暑ければ、身体は動きにくい」と柳下監督は気にかけていたが、試合当日の土曜昼の天候はいかに。

以上

2005.7.7 reported by 永井謙一郎
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