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【J2:第20節】札幌 vs 甲府:柳下正明監督(札幌)記者会見コメント(05.07.09)

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7月9日(土) 2005 J2リーグ戦 第20節
札幌 3 - 1 甲府 (13:04/札幌厚別/7,614人)
得点者:'18 バレー(甲府)、'49 池内友彦(札幌)、'70 池内友彦(札幌)、'80 相川進也(札幌)
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●柳下正明監督(札幌):

「勝ちはラッキーですね。前半ヘタしたら0−4で終わっていてもおかしくない内容だった。それを0−1、しかも甲府が(1人)退場というところで終われた。ハーフタイムで『ゲームは本当は終わってるよ。でも45分まだやれる。0−1、ラッキーだよ。あと45分必死になってやれば、自分の持ってるものを出せば、必ずチャンスはたくさんできるよ』と送り出して。前半とは明らかに動きの量も判断も落ち着いてやれるようになりました。数的優位になったところで、昨年までだったら多分慌てて、今日のように落ち着いてボールを動かすということはできなかったと思うけど、今日は非常に落ち着いてボールを動かすことができた。成長している証だと思う。ただ、流れの中で点が取れなかったので、できれば流れの中で点数を取りたい。リスタートで3点取ったんですけど、休み明け、月曜日からリスタートも少しずつ毎日トレーニングしていたので、トレーニングしてたことが出たということは良かった。いずれにしても、すぐ水曜日にゲームがあるので、今日しっかり休養をとって、次の水曜日、今日の後半と同じスタートがきれるようにいい準備をしていきたいと思います。」

Q:前半の退場前に、三原を早めにアップさせていましたが、甲府の退場がなければもっと早い投入を考えてましたか?

「ちょっとどうしようかというところだったです。代えようと思っていたのは砂川。ミスが多かったので。退場する前に徐々にいいプレーが、いいプレーというか普通のプレーができるようになって、チームも少しリズムをつかみかけたかなと思います。また、1人甲府が少なくなったので、後半はそのままスタートしようと。相手のシステム、配置も分からないので、落ち着いて対処しようということで。」

Q:試合の前の日に、是が非でも勝ちたいと言ってましたが、改めて今日の勝利の意義は?

「勝ちが非常に重要だということは甲府の選手も分かっている。それは前半のプレーに表れていた。ゲームは90分で終わるということがラッキーだった。(前半の)45分ダメだったけど、(後半の)45分が数的有利になって、まず落ち着いてプレーできたということで、勝点3とって、次に気持ちとしては非常にいいゲームの入り方ができそうですね。

前半45分の様な流れの中で例え勝ちを収めても、そんなに気分的にはよくはならない。ただ、落ち着いてプレーしてボールを動かすことができたと思う。トレーニングでやっていることが出てきたので、選手たちも後半45分に関してはまあまあいい感じで終わっていると思うが、(次戦アウエー戦の)鳥栖は非常に調子がいいし、走るし、気温も湿度も高い。その辺りで(最初から)今日の後半のような入りをしないと、非常に危険だと思う。」

Q:前半があまりよくない出来だった原因は?

「風を考えて、スタートはまず長いボールを入れて押し込もうということを言っていたけど、キックオフからバックパス、横パス、横パスで、これではプレッシャーがかかる。それがまずつまづきの一つの原因だったと思う。あともう一つ、ボールサイドで2対1を作って慌てずつなごうとトレーニングでやってきたんだけど、それをちょっと意識しすぎて、スペースへ出ていくという動きがほとんどなかった。だから足元、足元のパスになった。甲府はどんどんチェックを狙ってくるんでね。」

Q:甲府の大木監督が、3対1になっても札幌は積極的に攻めてくることを賞賛してましたが?

「3−1になったから攻めれたと思うんですね。あれが2−1だったら選手はそんなにいけないと思う。でも、3−0から3−1で終わったゲーム(第14節・草津戦)の時に、3−0でリードしててもなぜ時間稼ぎをする必要があるのか、(時間稼ぎをするより)4点目を取りにいけと言いました。それをカットされて3−1になってもいい、勝ちは勝ちだと。それを今日は見せてくれたと思う。」

Q:2点入れた池内については?

「やっぱり(得点の)においをかげますよね。このへんに来ると。それとボレーはトレーニングの中でもミートが非常にうまいです。その辺りが得点になったと思います。ゲームの流れに関して、そんなに大きなミスはなかったけど、ただ危ないプレーもしてるんで。西澤を代えたのはそういうところ。ゲームを通して3回イージーミスをしている。普通、最終ラインが1試合で3回ミスしたら失点になる。そこで代えました。池内に関してはまあまあ、マーキングもしっかり意識を持ってやるようになっている。90分、とにかく最終ラインの人間というのは、1回ミスしたら失点になるという・・・まぁプレッシャーになるけどね、危機管理をしっかり持ってプレーできればと思います。全体を通してはいいプレイをしてくれたと思います。」

以上
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