7月16日(土) 2005 J2リーグ戦 第22節
札幌 0 - 1 京都 (13:04/室蘭/5,750人)
得点者:'77 アレモン(京都)
----------
「中2日と厳しい日程ですけど、相手も同じ条件ですし、その中で自分たちが力を出し切れないと勝てない」
京都・柱谷監督はこう思案して室蘭に乗り込んできた。そしてチームとして力を出し切るために、FWでは田原が2試合ぶりに先発復帰。さらに2列目では左・中払あるいは美尾、右・星という常連を外し、左・六車、右・加藤という今季初先発の選手を起用と、前節から先発メンバーを3人入れ替え、リフレッシュして臨んだ。
対する札幌で前節から変わった箇所は、出場停止の池内の代わりとして加賀が4試合ぶりの先発として3バック右に入り、西澤が3バック右から左に移ったのみ。こうした陣容で試合は始まった。
京都はサイドチェンジや、ボール奪取後の最初のパスでサイドにボールを出し、2列目やサイドバックが受けるが、これに札幌は全く対応できず。フリーで手放して、その次の組み立てをやすやすと許す。
それでも札幌も、ボールを奪った後の、パスでつないでから一気に前へというスピードの速さでチャンスを作る。傾向としては右寄りの所で岡田、砂川、そして先発3試合目になる金子のトライアングルが目立った。38分には相川のシュートがバー直撃、44分にはCKに西澤がヘッドで合わせてゴール前混戦、そして曽田のボレーシュートがあったがGK平井が触ってからバーに弾かれるという決定機があった。
京都も39分、右サイドからアタックをかけ、最後は田原がシュート、GK林の手は届かず、しかしゴール左に外れ。42分にはパウリーニョのグラウンダーのFKがゴール隅に向かい、林が右手一本ではじき出してしのぐなど、いくつか惜しいシーンがあった。
0対0で後半に入る時、札幌は砂川に代え三原を投入。ここ数試合続く柳下監督の早い交代決断がこの日も表れた。
だが三原が効かない。懸命に動いているが、サイドチェンジなどのパスがズレて攻撃のスピードを落としてしまう。また上里も、前を向いてボールをさばくが、今ひとつ判断が遅い。中盤で強みを発揮できない札幌は次第に、左・和波、右・岡田の両サイド頼みか、FWへ蹴りだすというシンプルな組み立てに終始していく。
試合の優勢はだんだん京都へ。ただパウリーニョや斉藤がシュートで終えるも今ひとつ相手を崩しきれないまま、スコアは依然0対0。
そこで、中払、アレモン、星というスタメン級の攻撃的リザーブ陣のカードを、柱谷監督が切り出し始める時が来た。後半22分、六車から中払へと左2列目を入れ替え。その5分後には田原とアレモンへとFWを入れ替えた。
アレモン登場のわずか5分後の後半32分、カードの効果が表れた。右サイド深く入っていった加藤がクロスを打ち、これにアレモンが飛び込んでのヘッドが決まり、先制。
反撃したいはずの札幌。しかし盛り返しの姿勢は表れず。そこで柳下監督は、札幌の指揮をとるようになってから初めて、後半41分頃からDF曽田をFWに上げて3トップにした。1点取ろうという執念をベンチワークで喚起させようという柳下監督の強い気持ちが表れた。
曽田のFWというのは柳下監督就任以前の一昨年まではしばしば見られていた形で、札幌サポーターの間では「ソダン大作戦」などと呼ばれていたものだが、「最後に配置が変わったことで、チームが何をやればいいかというのが分かってない」と試合後に柳下監督が苦言を呈したように、ベンチワークに選手の動きが呼応しない。長いボールを蹴りこむなど、前線の曽田を活かそうという意図の共有が果たせず、「ソダン大作戦」は不発のまま、1対0の京都の勝利で終了の笛が鳴った。
京都は、初先発の選手たちが「遜色なくプレイできた」(柱谷監督)とチームにフィットし、さらに途中出場選手が効いての得点と、首位にふさわしい選手層の厚さが形になって見えた一戦だった。
一方、札幌は昨年は連勝未経験だったが、この第2クールには3連勝1回、2連勝を2回実現させた。苦しい時に守備で粘れる力、中盤やサイドのパスワークの力などが目立ってきているが、第3クールはそれらをさらに向上できるか。「試合終了のホイッスルは、次の準備のためのホイッスル」とは確かクラマー氏の言葉だったと思うが、2週間のブレイクが、第3クールへのいい準備のための有意義な時間となるよう期待したい。
以上
2005.7.16Reported by 永井謙一郎
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第22節 札幌 vs 京都 レポート】途中出場後わずか5分でアレモンが京都に勝利をもたらす。札幌は曽田を前線に上げる「ソダン大作戦」を見せるも不発(05.07.16)
- JリーグGW招待キャンペーン
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 明治安田のJ活
- QuizKnockとJリーグがコラボレーション!
- スタグルフェス
- ベイブレードコラボ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ フライデーナイトJリーグ
- 2025 移籍情報
- 2026 月間表彰
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- JLEAGUE UNDER14 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















