8月6日(土) 2005 ヤマザキナビスコカップ 準々決勝
C大阪 0 - 3 G大阪 (19:00/長居/12,863人)
得点者:'18 シジクレイ(G大阪)、'54 橋本英郎(G大阪)、'86 家長昭博(G大阪)
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「代表選手がいない、けが人が多いということは、代わりの選手のモチベーションがそれだけ高いということ」。C大阪・小林伸二監督の懸念が現実になった。「戦力的にダウンしているのは否めなかった。これほどうまく展開するとは思っていなかった」と振り返ったのはG大阪・西野朗監督。勝利した監督の予想が外れ、敗者のそれが的中するというなんとも皮肉な結果になった。
宮本恒靖、遠藤保仁、大黒将志というセンターラインを欠くG大阪は、負傷が癒えたシジクレイを3バックの真ん中にすえ、ボランチには好調の橋本英郎と若い松下年宏を組み合わせた。前線は、アラウージョ、フェルナンジーニョに吉原宏太を加えたトライアングル。左サイドには右足首を痛めた家長昭博をベンチに控えさせ、児玉新を先発させた。前半18分、右CKの折り返しをシジクレイが高い打点のヘディングで決めて、早くもリードを奪った。ホームでの先勝、先制をもくろんでいたC大阪は出鼻をくじかれた。
0-1となってからやや引き気味になったG大阪に対して、C大阪は積極的にしかけていこうとした。しかし、G大阪の両サイドが深いポジションをとったため、得意のサイド攻撃が思うにまかせない。真ん中に集中しがちな攻撃は、シジクレイを中心にした高くハードな守りにことごとくストップされた。前後半を通じて放ったシュートは14本と相手を上回ったが、枠をとらえたものはきわめて少なく、決定力不足は深刻に感じられた。
「これからが勝負。2-0にする戦いを! 後半のスタート15分が大事だ」。G大阪は、西野監督のハーフタイムコメントを忠実に守ったかのような後半の立ち上がりを見せた。ホイッスルが鳴るや積極的に相手陣内に攻め入り、何度も決定機を作った。54分、右サイドを破った松下のクロスに橋本が飛込み、鮮やかなゴール。アラウージョ、フェルナンジーニョ、吉原らが繰り出す攻撃に翻弄され続けていたC大阪にとって、とどめの一撃といえる2点目になった。「G大阪の前の選手の個人能力の高さを痛感した。複数の選手で止めてもまたやられる。数的有利を作ってもまた崩される・・・」。C大阪のボランチ、下村東美はうめいた。
「1点返せば(状況は)変わってくると考えた」。C大阪・小林監督は、攻撃のカードを切り続けた。まず、森島寛晃に代えて黒部光昭を投入し、西澤明訓との2トップに。さらにボランチのファビーニョを下げて1ボランチにし、米山大輔を2列目に入れて前線を厚くした。最後はDFブルーノ・クアドロスを前線に上げるパワープレーまで試みたが、1度も相手ゴールを割ることはできず、86分には交代出場したばかりのG大阪・家長昭博の個人技から3失点目を喫した。
「先制、追加点、駄目押しと理想的な形」。アウェイで3点を奪っての快勝に西野監督は言葉もなめらか。「バックアップの選手たちが個々にいいパフォーマンスを見せてくれ、ほかの選手もうまく彼らをサポートしてくれた」。代表選手たちの不在、故障者の続出というピンチをチャンスととらえて躍動した選手たちを称えた。ホームでの第2戦を俄然有利に戦えることになった指揮官は、「まだ前半が終わっただけなので、3-0という結果をしっかり受け止めて第2戦もG大阪らしい戦いをしたい」と、余裕のコメントで締めくくった。
一方のC大阪は窮地に追い込まれた。前田和哉、古橋達弥と攻守のキーマンが戦列に戻り、ホームで満を持して向かえた第1戦だったはずなのに、まさかの大敗。試合内容を見れば、リーグ第18節(1-4)で味わった以上の屈辱といっていいかもしれない。「次(第2戦)は点を取りに行くしかない」(小林監督)、「勝つには攻めるしかない。可能性を信じていきたい」(前田)と、必死で前を向いた。雷鳴がとどろく長居スタジアムで、ただ悔しさをかみ殺すしかなかったサポーターのためにも、1週間後に意地を見せるしかない。
以上
2005.08.07 Reported by 横井素子
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