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【J2:第26節 鳥栖 vs 横浜FC レポート】FWの奮闘が、そのまま結果として現れた一戦。同じ2トップでも結果には大きな隔たりが・・・。後半は鳥栖の一方的な展開で快勝(05.08.14)

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8月13日(土) 2005 J2リーグ戦 第26節
鳥栖 4 - 1 横浜FC (19:00/鳥栖/11,132人)
得点者:'4 城彰二(横浜FC)、'32 鈴木孝明(鳥栖)、'47 鈴木孝明(鳥栖)、'60 新居辰基(鳥栖)、'76 高橋義希(鳥栖)
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 前節、1点差で惜敗した両チーム。共にJ1昇格を狙う上位チームとの対戦であった。鳥栖は自らのミスで失点し、横浜FCはロスタイムで決勝点を奪われた。おのずとこの日の対戦にかける意気込みは高いものがあったはずだ。8位鳥栖と11位横浜FCの下位同士とはいえ、両者の対戦成績は2分けの五分。勝点3を奪い取るには、絶好の相手と言えた。鳥栖の2トップは、チーム総得点の半分をあげている新居と鈴木。共に8得点ずつの活躍である。対する横浜FCはチームの牽引者である城と北村であった。

 鳥栖は横浜FC対策として、高い位置からのプレッシャーと積極的なDFの押し上げを練習していた。横浜FCの前線へのロングフィードを警戒して、ボールの出所を押さえるとともにボールの入り位置を鳥栖ゴールから離す作戦を考えていた。試合開始直後こそ、右MF小井手からのセンタリングに鈴木が飛び込むシーンが見られたが、不用意な反則を犯し横浜FCにペースを握られてしまう。4分にハーフウェイライン手前のFKを横浜FCに与えると、DF中島からゴール前で待ち受ける城へ素早いリスタートで渡らせてしまった。鳥栖左DFの高地は、中央をケアするべく城に寄せたが、意に反して外へのトラップでかわされてしまい股間を抜かれ先制点を許してしまった。相手の動きを見て、冷静に対応した城の技ありのシュートだった。願っても無い早い時間の先制点で、流れは一気に横浜FCに傾くかと思ったが、鳥栖の2トップがこれを食い止めた。

 3試合ぶりに怪我から復帰した新居が、縦横無尽の動きでボールを受ける動きを見せると、空いたスペースに鈴木が走りこんで、横浜FCのDFラインを徐々に下げ始めたのである。高さでは勝る横浜FCのDFだが、スピードでは鳥栖FWに分があった。20分を過ぎる頃には、この2トップで完全に鳥栖に流れを呼び込んでしまった。32分には、高地からのセンタリングを新居がヘディングで鈴木につなぎ同点弾を演出した。先制点で勢いに乗れなかった横浜FCに対し、同点弾で練習どおりの動きが出始めた鳥栖。この日の結果は、この同点弾で決まったかもしれない。前半は両者ともシュート3本ずつだったが、後半は一方的に鳥栖が攻め続けることになった。

 後半開始直後、前半の勢いそのままにCKを得た鳥栖は、勝ち越しを喫して横浜FCのゴール前に待機した。宮原から放たれたボールは、ゴール前に走りこんだ鈴木が頭で簡単に合わせて勝ち越し点となった。

 この時点で、横浜FCを牽引していた城の集中力が切れたように見えた。不甲斐ない失点シーンにチームに対して怒っているかのようにも見えた。チームの支柱である城の変化に、ピッチ上の横浜FCの選手たちは対処療法を持ち合わせてはいなかった。60分には、鈴木→高橋→宮原→高地と渡り、最後は新居がヘディングで追加点を奪った。76分には宮原→矢野→宮原と渡り、最後はこの日J2通算50試合出場となった高橋が息の根を止める4点目を奪った。

後半だけで6本のシュートを放ち3得点をあげた鳥栖に対し、横浜FCはシュートゼロ。50分過ぎに退場者を出して10人で戦うことを余儀なくされた不運もあるが、3バックに変更してDFのトゥイードをFWの位置まで上げたパワープレーを試みたにも拘らず、前線にボールが入らないことにはシュートは打てないだろう。今節の結果は、『我々の良かったところは先制点まで』(横浜FC足達監督)と悔しがらせ、『今日の戦いは、今後の自信になる』(鳥栖松本監督)と喜ばせた。

 この日の入場者で、鳥栖はJ2通算入場者数が55万人を突破した。試合終了後の花火はいつもより盛大だった。シュナイダー潤之介は『サポータと一緒に花火が見たい』と試合前に語っていた。ホーム戦3勝目。しかも初のホームゲーム連勝。今日の戦い方を忘れなければ、もっと多くのサポータと共に花火を見ることができるだろう。

以上

2005.08.14 Reported by サカクラ ゲン
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