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【激闘のJ2ダービーに注目】みちのくダービー編:ベガルタ仙台vsモンテディオ山形 を観に行こう!(05.09.04)

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「屈辱と切磋琢磨の歴史が存在が戦いをさらに熱くする」



 山形・鈴木淳監督が宮城県出身で、かつてベガルタ仙台の前身・ブランメル仙台でプレーしていたことや、双子の手倉森誠・浩兄弟が両チームに分かれてコーチとして活躍していることは、それはそれで因縁めいて話題としては十分におもしろい。しかし、それさえも霞むような屈辱と切磋琢磨の歴史が、「みちのくダービー」には存在する。

 東北地域リーグ時代にも対戦してはいるが、ダービーの着火点となったのは旧JFL時代の95年のこと。NEC山形から1年遅れてJFL昇格を果たした東北電力は「ブランメル仙台」とチーム名を変更し、Jリーグの準加盟もいち早く済ませ、来るべき「Jリーグ昇格」へ向けて着々と体制を整えていった。地域の人口や経済規模、さらにクラブの体力も段違いの山形のことなど、仙台サポーターは眼中にもなかったに違いない。しかし、肝心の成績は伴わず、4シーズンで15位−6位−8位−7位と、2位以上で自動昇格のレースに加わることさえままならなかった。それとは対称的に、10位−8位−5位−3位と着実に順位を上げていったのが山形。特に、佐藤由紀彦(現清水)、シジクレイ(現G大阪)らを擁した98年には、最後には3位に落ち着いたが、一時は首位を独走する奮闘を見せた。4シーズンのリーグ直接対決では4勝4敗と五分だったものの、山形の存在が仙台サポーターにとって鬱陶しく映ったことは想像に難くない。

 99年、新設されたJ2にともに参入を果たした両チームは、開幕戦の仙台スタジアムでいきなり激突する。チーム名をベガルタに変えた仙台が2点をリードした後、山形が3点を返して逆転勝ち。第2クールも山形が2−0で勝利し、J2の舞台でも山形の優位が続くかと思われたが、その年の残り2戦を引き分けた後、00年は4戦全敗、01年は1分け3敗。山形にとって「みちのくダービー」は暗黒の歴史として塗り替えられていく。その中で迎えたのが、01年の最終戦だった。
 2位山形は川崎と、3位仙台はすでに優勝を決めている京都と、それぞれ対戦した。勝ち点80で並ぶ両チームを隔てるのはわずかに得失点で2点の差。勝てばJ1昇格が確定的な山形は、攻め込むもののシュートが枠をとらえず延長戦へ突入する。仙台がロスタイムのゴールで1−0と勝利した知らせが伝わったのはその直後だった。逆転滑り込みで仙台がJ1昇格を果たしたこのシーズンを、悔し涙の味とともに憶えている山形サポーターは数多い。

 04年から、J2を舞台にみちのくダービーが再開されることになったが、山形の99年第3クールからの「対仙台勝ちなし記録」は、今年の第1クールにようやく解消されるまで14試合続いた。一方、2年続けて開幕スタートでつまずいた仙台は、昇格レースでは山形の一歩前に出ることができずにいる。試合を重ねるごとに強まる「相手よりも上でいたい」という両チームの熱い想いは、2つのホームスタジアムを隔てる、車で1時間半ほどの距離をさらに縮めている。

2005.09.01 Reported by 佐藤 円

■ベガルタ仙台 キャプテン熊谷浩二選手コメント

Q:チームとしての意気込みは?
 今の状況の中で、勝ち点3を得るという意味でも大切な試合になってくると思うし、過去の歴史とかサポーターの意気込みも強く感じる試合になると思うので、良い形、良い結果を出せればと思っています。

Q:個人としての意気込み、目標は?

 (移籍当初、みちのくにJ1のクラブがある意義をよく語っていたことを受けて)やっぱり仙台でありベガルタが、いろんな面から言っても、東北の中心というか、東北を代表してやっていくべきチームになるのが理想だと思うので、こういう試合で、しっかりと結果を残したいです。
 僕は今季(のダービーは)2試合ともプレーしていない(第1クールはケガ、第2クールは出場停止)ので、今度は必ず結果が出るように頑張りたいです。

Q:チームとしてこの試合に向けて特別な準備は?
 残念ながら今はまだ、次の徳島戦に向けた準備をしている段階なので(笑)。でもまぁ、徳島戦が終わった後から、何らかの準備には入ると思います。

Q:日程的に厳しい連戦の最後に、こうしたテンションの高まる試合が組まれたことを受け、コンディション面において、山形戦に挑む上で対策はあるのか?
 日程は他のチームも一緒で、ウチが厳しいということは、山形だって最後に厳しい試合がある、ということ。ただホームの利というのはあると思うし、サポーターの力は大きいと思うので、こういうときこそその利を活かすことも、良い結果を出すための対策と言えると思います。

・サポーターへのメッセージ
 良い結果を出して、試合の後、一緒に笑い合えれば良いかなと思っています。


■ベガルタ仙台 広報担当から

 今季最高19,128名の入場者数を記録した前回のダービーホーム戦(第10節)は、99年以来15試合ぶりの敗戦。

 監督、選手、スタッフ、そして仙台サポーター皆が味わった悔しさを、きっと今回のダービーで晴らしてくれるはずです。

山形サポーターの皆さんが陣取る「ビジター自由席」はすでに全席完売。今季の山形との対戦戦績を五分に戻すためにも、負けられません。前回同様、スタジアムをゴールドに染めてくれるであろう仙台サポーターの皆さんと共に、チームのムードも盛り上げて行きたいと思います。また、今季仙台スタジアムではラストとなるナイター戦を勝利で締めくくり、チームがまた波に乗ってくれると信じています。

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■モンテディオ山形 小原章吾選手コメント
※チームキャプテンが不在のため、今季ダービー2戦でキャプテンマークを巻いた小原選手に話を伺いました

Q:チームとしての意気込みは?
毎回一緒なんですけど、勝ちたいですね。ダービーは盛り上がるんですけど、残り試合はうちにとって全部大事なので、全部勝つつもりでいきます。
 
Q:個人としての意気込み、目標は?
ぜひとも0点に抑えたいですね。まだ2試合とも0点に抑えてるので、4試合全部0点でいきたいです。去年は仙台の一員としてダービーを体験しています
が、どちらのチームにいても、相手の応援がすごいですね(笑)。非常に「アウェイ」みたいな感じになります。

Q:チームとしてこの試合に向けて特別な準備は?
試合に向けての準備というのは、毎試合一緒です。特にダービーに向けてというものはありません。

・サポーターへのメッセージ
いちばん盛り上がる相手だし、ファンの「ぜひ勝ってくれ!」という想いも伝わっています。今回はアウェイの仙台スタジアムでやることになりますが、勝っ
て相手のスタジアムを静まり返らせたいですね、5月の(第1クールの)ときみたいに。

■モンテディオ山形 広報担当から

「仙台戦は熱いだけではすまされない」

 J2リーグ戦全44節の中で、この4試合だけは「特別扱い」しています。44試合全部の試合が全身全霊をかけた試合だとしても、みちのくダービーはさらに熱い。

 チームを囲むすべてのものが、仙台戦に向けてヒートアップして行き、当日のスタジアムは特別の興奮に満ち、一歩も引けない雰囲気が醸し出されます。そこに入場した両チームの選手達が、その空気を感じないわけは無く、初めて仙台戦を戦う選手でさえ、一種の興奮を持ってプレイすることになる(のではないか?)と思うのです。

 観客のみなさんとチームが一体化するような試合は、そうそう経験ありませんが、仙台戦にはそれがあります。

 前回のみちのくダービーは、6月25日に山形のホームゲームとして行われ、サポーターの皆さんの企画による「コレオグラフィー」が実践されました。べにばなスポーツパークのホームスタジアムがちょうど半分、モンテディオ山形のユニフォームの色である青と白のストライプに染め上がりました。これまでの歴史に刻まれる壮大なモンテカラーをサポーターのみなさんが演出したのです。

 そう、仙台戦にはすべての気合と負けず嫌い王が、感動を求めて結集します。熱いだけでは済まされない、結果が絶対的に求められます。

 今年はJ2元年99年の7月17日以来の勝利を掴んだ5月4日のアウェイマッチ。圧倒しながらも引き分けてしまった6月25日のホームゲームに続くアウェイゲームとあって、必ず勝利を手にし、勝ち越したい一戦。絶対に見逃せません。

 試合前の一週間はみちのくダービーに向けての取材が活気を帯びますが、チームはいたって冷静、監督も選手も「全力を尽くすだけ」のコメントが多いもの。しかし、スタジアムに一歩足を踏み入れたら、そこには選手冥利に尽きるステージが用意されているのを、選手達は独特の勘で知っています。

■試合当日のイベント等

「ニッカンを持って、仙スタへ行こう!」

毎回ダービーを盛り上げてくださっている日刊スポーツさんのイベント。
当日の日刊スポーツを持って場内の特設ブースに行くと非売品のベガルタポストカードが手に入ります!

(取材協力:佐々木 聡  佐藤 円)
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 仙台スタジアム

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J2屈指のダービー「みちのくダービー」と「九州ダービー」の盛り上がりを伝えるべく
この2つのダービーの模様を紹介する特設ページを作成予定!
OPENはダービー翌日の9月5日!お楽しみに!
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