9月4日(日)J2 第30節 仙台 vs 山形(18:00KICK OFF/仙台)
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5位山形、6位仙台と、順位としては隣り合っているが、勝ち点の差は5。この5という数字、食らいつかなくてはいけない仙台としてはとても微妙なものだ。今節仙台が勝利を収めれば差は2、負ければとてつもなく大きい8。監督、選手皆揃って「勝ちしかない」という意気込みで、仙台は臨む。
その姿勢を仙台は気持ちだけでなく、ピッチ上ではっきりと見える形で表そうとしている。前節から中4日というタイトなスケジュールで迎える今回のダービー。主力組が戻ってきた2日の練習で、紅白戦においてAチームが取ったシステムは、同じ4−4−2でも中盤をダイヤモンド型にした形だった。
さらに中盤を構成する顔ぶれが、攻撃の形を渇望する指揮官の意図をより表している。右サイドハーフの熊谷に驚きはないが、1ボランチにシルビーニョ、トップ下は、19節湘南戦以来ピッチに現れることの無かった財前、そして左サイドハーフには、今季ここまでベンチ入りすらなかった菅井が入った。前節試合中の接触プレーで負傷退場した梁が、軽症ではあったものの、日程のタイトさもあり出場回避の方向となり、それ故の抜擢だ。都並監督は語る。「確かに、リスキーな部分もあるが、勝ちに行くことを考えたら、この選択肢しかない」。
やるしかないという気持ちは、トップ下という自身の願った環境を与えられた財前も同じだ。「仙台は守備のチームなので、なかなか出番はもらえなかったが、自分は攻撃こそ持ち味。試合に出たいと思って準備を続けていたから、コンディションは上がっている。とにかく自分のプレーでコーナーキック、フリーキックを取ったり、シュートで終わったりして、ハナからリズムを作りたい。それでもし体力が足りなくなったら、代えてもらえばいい」と、臨むポジションでの「フル稼働」を狙う。
確かにリスクは大きいかもしれない。でも仙台は、腹を決めなくてはいけない段階にいることも確か。前節はバロンのプレーが低下していくと同時に、攻めのパターンが極端に失われた。その空白を、財前のひらめきが埋める。
一方山形からしてみれば、仙台とは異なり「今のリズムを維持して臨みたい」一戦のはず。前節はホームで115日ぶりの勝利を上げ、意気揚々と仙台に乗り込んでくる。
シーズン序盤に猛威を振るっていた、両サイドからの分厚いアタックが、ここに来て復活してきた。開幕当初に右サイドで新星のように現れた、宮城出身の佐々木抜きでである。さらに決定力不足が叫ばれていた時期は、もはや過ぎたと言えるかもしれない。前節では原、阿部の若い2トップがそれぞれ得点。攻撃陣の調子は、確実に上向いている。
ただ、かといって山形がやみくもに攻めてくるのかといえば、ホーム、アウェーそれぞれ過去一度あった同カードの内容を踏まえるとそうは考えづらい。鈴木監督は想定以上にテンションが上がりかねないこうした重要な一戦では、比較的手堅い試合の入り方をする傾向があり、第1クール、仙台スタジアムでのダービーもそうだった。そして後半、勝負どころで攻守に渡りラッシュをかけてきて、攻め疲れが見え出した仙台を飲み込んだ。
得てして今回の構図は、その対決と似ている部分がある。だが今回仙台はそのリスクをわかった上で、前半から攻撃的に行くだろう。攻める仙台と受け流しを測る山形、キックオフからトップギアの、ハイテンションダービーの幕が開く。
以上
2005.09.03 Reported by 佐々木聡
J’s GOALニュース
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