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【J2:第30節 湘南 vs 横浜FC プレビュー】新加入選手の融合を急ぐ両チームの戦い。セットプレーの場所と時間帯が勝敗の鍵を握る(05.09.04)

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9月4日(日)J2 第30節 湘南 vs 横浜FC(19:00KICK OFF/平塚)
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 「いくつになっても、舞台がどこだって、プレーしたいと望むなら続ければいいと思うんです。そういう意味で、尊敬しますね」三浦知良が横浜FCに移籍した直後、湘南の加藤望はこんなふうに語っている。そして三浦に続き、横浜FCはさらに新潟から加藤の大学時代の先輩でもある山口素弘、そして湘南から今シーズン加藤とともに戦ってきた浮氣哲郎をも獲得し、センターに一本の芯を通した。

 しかし、「連携は徐々にできていくもの」と城彰二も語るように、いかに経験値の高いベテランをもってしても、組織論的にはもう少し時間が必要だろう。相手に4点を献上した28節の甲府戦では、突破力に長けるFWのバレーを警戒してかDFラインが低くなり、攻撃的な中盤は前線の2トップとの間を詰めるために引っ張られ、いわゆるバイタルエリアと呼ばれるスペースをいいように使われた。ピッチ上を自在に動く甲府の藤田健も、守備の網には掛からない。選手間の距離が間延びし組織も十全に機能しないまま、大量失点を喫したのだった。

 無論、好材料もある。移籍初ゴールとなる三浦の鮮やかなフリーキックとそれに喚起された勢いは、横浜FCの新たなカラーを予感させた。ディフェンス面でも前節の京都との対戦では4失点から一転、1失点に抑えている。「アウェイで先制点を拾ったことによる柱谷監督の堅実な戦略」を考慮したとしても、選手間の連携は練習と試合を重ねるごとにその質を高めているのだろう。実際、「よくなってきている」と、浮氣も京都戦後に手ごたえを感じ取っている。新加入選手との融合をスムーズに図ることが、すべてに通じる課題といえよう。

 「新加入選手との融合」という面では、横浜FCをホームに迎え撃つ湘南も同様のことがいえる。FWのカシアーノを獲得し、さらにMFのゴーランも合流した。チーム内の熾烈なポジション争いとともに、新たな武器がいかにフィットするかは興味深い。まずはここ数試合、出場を果たし、幾度かゴールの匂いを漂わせているカシアーノのJ初ゴールが期待されるところだ。

 苦手なアウェイ2連戦を1勝1敗というタイで凌いだ湘南は今節、敗れた札幌戦に引き続き、佐藤悠介を出場停止で欠く。佐藤の左足の脅威は、ともすれば相手チームのほうがよく知るところだが、しかし彼の欠場によって湘南から飛び道具が消えるわけではない。加藤はもちろん、昨年まではプレイスキックを担っていた坂本紘司や城定信次も控えている。一方、対する横浜FCも三浦をはじめ、右の内田智也、左の中島崇典と、精度を誇るプレイスキッカーを揃える。両チームのここ数試合の得失点を見ても、セットプレーが勝敗を左右する可能性は非常に高い。ディフェンス面でのマークの徹底はもちろんだが、前節の試合後に足達監督が嘆いたように、「フリーキックを与える時間帯」、そしてその場所、つまりリスタートの前のプレーが勝負の鍵を握るだろう。

 両チームともにベテラン、そして新加入選手とチームとの融合が、上昇への必須条件である。ただ同時に、いまは内容だけでなく結果も求めなければならない。苦しい状況に陥ったとき、頼れるのは百戦錬磨の経験である。その意味で、互いのベテランに期待したい。

以上

2005.09.03 Reported by 隈元大吾
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