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【J1:第22節 横浜FM vs 名古屋 レポート】ルイゾン、本領発揮の2ゴール横浜FM、トンネルは出口半ば(05.09.04)

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9月3日(土) 2005 J1リーグ戦 第22節
横浜FM 2 - 2 名古屋 (19:05/日産ス/25,885人)
得点者:'23 グラウ(横浜FM)、'46 ルイゾン(名古屋)、'84 ルイゾン(名古屋)、'89 山瀬功治(横浜FM)
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 日産とトヨタ。親会社同士のライバル関係と勘ぐりたくなるほど、このカードは接戦になる。対戦成績の拮抗以上に内容が競る。何せ、2点差以上ついたのは2001年のセカンドステージまで遡らねばならないのだから。再開後の両チームは横浜FMの3連敗に対して名古屋は1分2敗と、同じように本調子ではないから、やはり今日も接戦になると考えるのが妥当だ。

 「前半と後半では別のチーム」試合後、ネルシーニョ監督が口にしたように、前半は横浜FMのゲームだったが、後半は名古屋の決定力が上回った。再開後のJリーグで4連敗と元気がない横浜FMだが、この日は久しぶりに生き生きしている。というか、気力があふれている。立ち上がり、ファウルを取られたものの那須、田中隼の相手プレーヤーへの激しい寄せは20節の川崎に当たり負けしていた姿とは逆。またハードなプレータイプではない大橋が、25分に激しいスライディングタックルを見せるなど、今日の横浜FMは闘志が注入されているかのよう。
 
 また目立ったのが田中隼のオーバーラップの回数と、マイナスの折り返し。19分には、この攻撃で中央のグラウに渡ったがシュートを打つタイミングが遅れてスルーパスを狙ったがクリアされた。しかし、その4分後、グラウは先ほどの失敗を生かす。大橋からのスルーパスで右サイドを抜け出した田中隼が、同じようなマイナスのパス。これをグラウが、今度はダイレクトでミート。しかも楢崎の動きを見て、ワンタイミングずらして柔らかいタッチでふわり。ゆっくりとネットに吸い込まれるようなフィニッシュ。横浜FM移籍後の初ゴール。グラウは横浜FMのフラッグを掲げてのパフォーマンスを披露する。グラウは36分にも田中隼のパスからダイレクトシュートを強打。これはディフェンスに当たったが、同じ展開からの異なる3つのパターンで1点をゲット。この確率は得点力不足に悩むチームには貴重だ。
 
 その後も横浜FMは攻撃の手を緩めない。43分には上野がスピードをコントロールしての左サイドへのパス、グラウに渡る。完全に掌握した横浜FMペースの45分間だった。しかし後半、グラウ以上の本領をアピールしたのが名古屋のルイゾン。まず開始1分、右サイドの杉本がえぐってのクロス。ニアに入ってこぼれたところを拾って左スミに決める。主導権が移ったのは、名古屋の選手交代による機能か、それとも横浜FMの失速なのか。その後は両チームのオフェンスの応酬。ただチャンスの質ではやや横浜FMが上回る。59分、65分といずれも那須がシュート。82分には上野がペナルティエリア内で鋭い切れ込み。右ポスト付近で反転しての技ありシュートを打ったが、楢崎が素晴らしい反応でキャッチ。
 
 するとその2分後、名古屋はまたも右から杉本。スピードの乗ったクロスをゴール前にへ。速過ぎて流れるかと思ったが、ファーで待っていたのはルイゾン。これを合わせられるのは、ゴールゲッターの資質。見事に勝ち越しゴールを流し込んだ。逆転された横浜FMは山瀬功を投入。そしてロスタイム(表示は4分間)、フリーキックからPKを獲得(古賀が2枚目のイエローで退場)。これを山瀬功が決めて何とか同点に。
 
 期待のストライカー、ルイゾンの活躍。磐田からやってきたグラウの発火。ともに新戦力の初ゴールだが、照度は差異がある。杉本とのホットライン誕生、信頼感の担い手が出来た名古屋。対して横浜FMは「立ち直りは徐々に。きょうの引き分けは契機となる」と納得した岡田監督が話すも、やはり後半立ち上がりの失点はいただけない。トンネルからの脱出へは、もう少し距離が残っていそうだ。

以上

2005.09.03 Reported by 池田博人(インサイド)
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