2003年よりJリーグとサントリーの共同企画として実施されてきた「サントリー・Jリーグスポーツクリニック」が大阪にやってきた。関西全域から集まった小学1年生から6年生までの202名の子供達が、前日、J1リーグ戦で首位に立ったガンバ大阪の練習場(万博公園内)に集結。今回の指導はG大阪で日本代表の宮本・大黒両選手を育てた5人のコーチの他に、サントリーバレーボール部サンバーズの山本監督をはじめコーチ・選手の皆さんと、ゲストには関西・滋賀県出身の井原正巳さん、大学時代を京都で過ごした中西哲生さんが参加。子供達に競技の枠を超えて、芝生の上でスポーツをする楽しさを伝え、楽しみながらスポーツに取り組むきっかけを提供していきたいという主旨で始まった。
朝9時からの開会式では、挨拶後いきなりG大阪曽根コーチから「元気ないんちゃうか?」と心配なコメントが飛び出した。何度か繰り返される挨拶、5回目では天まで届けとばかり「おはようございます」の声が万博公園に響いていた。子供達は、青いピカピカのユニホーム姿のサンバーズ選手と、優しく「ボールを扱う意味ではバレーもサッカーも同じです、どんなスポーツも楽しんでもらいたい」と話した井原氏、「挨拶とお礼を言える人になって下さい」と元気いっぱいに伝えた中西氏に目が釘付け。そして、その魅力に引き込まれるような形で満面の笑顔で芝生の上でのクリニックメニューに入っていった。
クリニックメニューはサッカーとバレーボールのエリアに分かれ、両方の競技を体験し、徐々にステップアップしていける内容になっている。バレーボール用ユニホームを着た女の子は最初のメニューで「正直足(サッカー)では難しい…」とうつむきかげんだったが、少しずつコツを掴んでいった様子。休憩を挟んで、ラストメニューのミニゲームでは「ゴール出来たぁ〜!キャー」と大はしゃぎ。同じ子とは思えない程で、チームメイトともハイタッチしながら駆け回っていた。
逆に、ガンバのTシャツを着たサッカー少年は「バレーからか」とちょっと不安顔でスタート。バレーボールを使ってのヘディングが始まった。その後は額のところに両手の人指し指と親指で三角のおにぎり型を作りトスの練習へ…。バレーボールに慣れた少年は、仲間とサンバーズの身長2m近い選手とで円陣を組んで「1、2、3…」とトス、レシーブ、軽いアタックを組み合わせて声を出していた。「楽しい」を実感したようだ。
デモンストレーションの時間には井原組VS中西組に分かれて対戦。それぞれのチームにはサンバーズの選手と選ばれた子供達が入り、会場はご父兄の声援もあって大盛り上がり。プロの足技・手技に子供達のボルテージは最高潮に達していた(2勝1敗で井原組勝利)。
土地柄、閉会式では笑いを心得た子供達からの突っ込みが入るなど和やかムードに包まれて終了。「子供達のキラキラした目が選手達のエネルギーになります」とはサンバーズ・山本監督。子供達はきっと楽しい気持ちを忘れずにスポーツを続けてくれることだろう。
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2005.09.04 Reported by 和田りつ子
J’s GOALニュース
一覧へ【サントリー・Jリーグ スポーツクリニック in 大阪】夏休み明けの1日、サッカーとバレーボールで楽しんだ子どもたち。芝生の上に歓声が響いた。(05.09.06)















