9月4日(日) 2005 J2リーグ戦 第30節
草津 1 - 0 徳島 (19:05/群馬陸/5,212人)
得点者:'33 御給匠(草津)
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前半33分、右サイドの高須が得意のドリブルで中央に切り込み、左サイドのチカに託す。チカがダイレクトでゴール前に上げた絶好のクロスに頭をぶつけていったのは御給。スランプに陥っていた長身FWが放った、こん身のヘディングシュートは、今季ともにJ2に昇格したライバル・徳島を撃沈する会心の一撃となった。草津は、このプレーに関わった高須、チカ、御給の3人の活躍で徳島を終始圧倒。今季最高のゲーム内容で7試合ぶりの勝利を挙げた。
両チームとも意外とも言える先発メンバーで、この試合に挑んできた。第3クールの7試合で3得点とゴール欠乏症に悩む草津は、御給が8節以来となる先発出場。そして、左利きの高須を右MFとして配置した。一方の徳島は、チームの主軸・秋葉と伊藤の両ベテランをベンチに温存するという策に出た。結果的にはこのメンバー編成がゲームを左右した。
徳島は序盤、2トップの羽地、小林にロングボールを集め、草津のコンパクトな守備陣形を崩しにかかる。草津は、中盤が積極的にシュートを放ち、リズムをつかむ。30分までは平等にチャンスが訪れる、ほぼ互角の展開。しかし、33分に御給のヘッドが炸裂したことで、流れは一気に草津へ。高須の巧みなドリブル、チカの正確なフィード、御給の意地が融合したビューティフルゴールにチームは勢い付き、前半終了まで徳島を攻め立てた。
後半に入っても、草津の猛攻は止まらない。先制を許したことで、攻めに転じた徳島のサイドのスペースを利用し、自在に攻撃。徳島は、伊藤、秋葉を投入するが、傾いた流れを引き戻すことができない。草津は、攻撃陣が面白いように長短のパスをつなぎ、シュートを連発。筒井が「最後が必ずシュートで終わられていたので、チャンスを作りづらかった」と話せば、山口は「こんなにシュートを打ったのは初めてじゃないの?」と満足そうな表情で振り返った。終わってみれば、草津のシュート数は19本。追加点は奪えなかったが、徳島に完勝した。
徳島は、秋葉、伊藤を先発から外したことが大きく影響した。「今日の徳島は、真ん中に起点がなかった」(依田)。田中監督は「コンディションの問題」と説明したが、2人同時に外したことは疑問が残る。「徳島は、ここに来ると良さが出なくなる」(鳥居塚)。第3クールで3勝3分1敗と好調だった徳島だが、またしても草津のホームで「骨抜き」にされた。
攻守の歯車がかみ合った草津は、ホームでベストパフォーマンスを見せた。久しぶりに先発で起用された御給、高須は期待に応えるかのように躍動した。御給が6本、高須が5本と、チームの半数以上のシュートを2人が放った。そして、その2人以上に存在感を見せたのはチカ。所属していた沖縄かりゆしが昨年解散、行き場を失い草津に流れついた。念願のJのピッチに立ったチカはその実力を余すところなく発揮している。今週のトレーニング後、手塚監督は話していた。「何かキッカケがあれば、一気にチームが伸びる気がする」。過去3試合、善戦しながらも勝利に結びつかなかった草津は、勝点3を得ることで大きなキッカケをつかんだ。次節・京都戦で今季初の連勝を狙う。
以上
2005.09.05 Reported by 伊藤寿学
J’s GOALニュース
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