今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第30節 鳥栖 vs 福岡 レポート】前後半にそれぞれの良さを出した両チーム。『一点』を取るために持てる力を出し切った鳥栖と福岡。白熱した好ゲームで九州ダービーは痛み分け。(05.09.05)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月4日(日) 2005 J2リーグ戦 第30節
鳥栖 1 - 1 福岡 (19:04/鳥栖/11,614人)
得点者:'40 村主博正(鳥栖)、'50 グラウシオ(福岡)
----------

選手もサポータも気合が入るダービーマッチ。鳥栖スタジアムへ続く通路では、それぞれのサポータが開場を待つ間に応援歌を熱唱する。この声が、ウォームアップをしている選手に届かぬはずがない。自ずとボルテージは上がっていく。この意気込みが、空回りしたわけではないだろうが、この試合は前後半にそれぞれの良いところと悪いところが得点につながっていった。

前半は鳥栖が前線からプレッシャーをかけ続け、福岡に自由な時間を与えなかった。中盤でのセカンドボールは、ことごとく鳥栖がコントロールした。福岡はボールに対する判断が遅れ、思い切りの良さが影を潜める。40分に鳥栖はスローインを得る。このボールを右サイドに流れて新居が受ける。ボールを返された小井手は二人に囲まれながらも積極的に仕掛けファールを得る。

キッカーは宮原、大きく左に弧を描いたボールはフォアサイドの福岡のDFに流れた。風下だった影響もあるのだろうが、CKへ逃げようとしたクリアは中途半端となり、ゴールエリアの上へ跳ねた。このボールに反応したのが鳥栖DFのビジュと福岡GKの水谷だったが、反応はビジュの方が早く、ゴール前に走りこんだ村主のヘディングシュートを呼び込んだ。この先制点は、鳥栖の積極性と福岡の判断の遅さで生まれた得点だった。

この得点前にも、DF加藤からのロングフィードがFWの鈴木に渡り、宮原を経由して左サイドからの高地の仕掛けへとつながるシーンがあった。新居・鈴木のポストプレーに宮原の展開力、左右のMF・DFの積極的な攻撃参加は鳥栖の最も得意とするところ。2トップが10得点ずつあげている鳥栖にとっては、狙っていた通りの展開だったに違いない。前半はこのまま鳥栖の良い所が目立ったまま終了した。

後半は一転して福岡がペースを掴んだ。FWに岡山を入れて、グラウシオをトップ下の位置に配置したのが功を奏した。前半とは異なり、ワンボランチのホベルトとトップ下のグラウシオがボールに絡む機会が増えた。前線に入ったボールはことごとく岡山が先に触ることができた。こうなると鳥栖は苦し紛れのクリアや不要なファールが増えてくる。

後半の5分には、鳥栖のクリアボールを福岡が拾うと右サイドの中村がフリーで受ける。中央の宮崎へ渡ったボールを鳥栖DFがクリアするが、このボールも左サイドのアレックスへ渡る。再度宮崎へパスが通ると中央で積極的に仕掛けて鳥栖DFのミスを誘う。三度クリアボールが左サイドの古賀へ渡ると、この瞬間に右サイドのスペースに中村が走りこんだ。古賀が落としたボールをアレックスが中村につないだ時には、鳥栖の守備陣形は崩れていてペナルティマークあたりから飛び込んできたグラウシオを捕まえることができず、簡単にヘディングシュートを許してしまった。

この同点弾の前にも福岡の速いパス回しに翻弄される鳥栖の姿があった。GKとDF長野以外で得点を挙げている福岡の多彩な攻撃パターンが、鳥栖のマークと連携を奪ってしまった格好となった。

「うちはどこが相手でもやることは決まっている。」と平静を装う松本監督だったが、試合開始直後からいつも以上のアグレッシブさを鳥栖は見せてくれた。
「目の前の一戦を戦うだけ。」と松田監督も鳥栖を意識していない様子ではあったが、勝負にこだわる後半の采配は昇格がノルマであるチームの姿を見せてくれた。

この日も多くのサポータに支えられた両チーム。
「サポータに後押しされて、選手は頑張ることができた。」(鳥栖松本監督)
「ほとんどホームの状態で戦えた。応援のおかげで取り返すことができた。」(福岡松田監督)と両監督とも多くのサポータの存在を心強く感じていたようだ。
多くのサポータの支えがあってこそのダービーマッチ。早くも次の対戦が楽しみになって来た。

以上

2005.09.05 Reported by サカクラ ゲン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着