■KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2005 -Go for 2006!-
9月7日(水)19:20キックオフ/宮城スタジアム/45,198人
-試合や記者会見等の映像はこちら-
-----------------------------
日本代表 5-4 ホンジュラス代表
■得点者:
8分 ウィルメル・ベラスケス(ホンジュラス)、27分 ウィルメル・ベラスケス(ホンジュラス)、33分 高原直泰(日本)、46+分 サウル・マルティネス(ホンジュラス)、48分 柳沢敦(日本)、50分 ウィルメル・ベラスケス(ホンジュラス)、55分 中村俊輔(日本)、70分 柳沢敦(日本)、78分 小笠原満男(日本)
----------
ジーコ監督はこのホンジュラスとのマッチメイクについて、中米との相性の悪さの克服を理由に挙げているが、そういう意味でホンジュラスは、開始8分のいきなりの得点によって骨のある相手だという事を証明して見せた。
選手はもちろん、サポーターもホンジュラスの実力を注意深く探っていた試合開始直後の時間帯だったが、中盤の底に位置していたアマド・ゲバラのスルーパスに始まる一連の攻撃は、ホンジュラスの実力を証明するのに十分なものだった。このパスを受けたサウル・マルティネスの馬力とスピードのある突破がこの得点の全てと言えたが、ゴール前に詰めていたウィルメル・ベラスケスのスピードも見事だった。
実は試合前日の監督会見の席上、質問が途切れたタイミングで、ホンジュラスのホセ・デラパス監督自らが自国のストライカーの紹介をはじめる。それがこのマルティネスとベラスケスの2人だった。監督の期待に見事に応えた先制ゴールだった。
ホームで負けられない日本は反撃に出るが、中盤に不安定感が漂う。特に稲本潤一と中田浩二のボランチコンビのパフォーマンスが上がらず、攻守にリズムを作れないでいた。そんな27分にオスカル・ガルシアからのスルーパスをベラスケスが合わせてホンジュラスが2点目を奪った。この直後に日本代表は自律的にフォーメーションを変える。
「2点目を取られた後、ヒデさん(中田英寿)が真ん中に入って、ぼくとコウジ(中田浩二)と俊輔(中村)がボランチの多少上がり目のポジションに入り、ヒデさんが少し余った形になった」(稲本)
「2点目を取られた後にヒデさんが(ボランチの真ん中に)残るという事になった」(中田浩二)
「自分が下がって立て直そうと思った」(中田英寿)
2枚のボランチの連係に不安定さが見えており、それがこの日の日本代表のネックだったことを考えると、これは非常に適切なフォーメーションチェンジだった。そしてその変更が最もいい形で結果として出たのが33分の日本のゴールの場面だった。
ボールを奪った中田浩がボールを預けた中田英を追い越すが、さらにその中田英の前には稲本がいた。ボランチの2枚が同時に前に上がる形はこの場面が最初だったが、それは中田英が中盤の真ん中でバランスを取っていたからで、それが高原直泰のゴールを呼び込んだ。
ロスタイムに、中田英のミスからマルティネスにゴールを許した事を除けば、前半の30分ごろからの日本代表の戦いはまずくはなかった。
中田浩によるとハーフタイムに「自分が真ん中に残って、ヒデさんが左。イナ(稲本)が右という形にしよう」という話がなされてボランチの並びを変更するが、いずれにしても3ボランチの基本形は変わらず。前半3失点のディフェンスは、後半は50分のマルティネスの強烈な突破からのベラスケスの1失点に落ちつくことで、ボランチの枚数を増やすフォーメーションチェンジの有効性を証明した形だ。
後半だけで日本代表は4ゴールを畳みかけ、見事に逆転して見せたが、4バックでの布陣や中盤の形など「課題は挙げていけばきりがない」(中田英)という状況である。ただしこの時点で課題が見えてくるのは悪いことではない。特にジーコ監督自らが公言するように、9ヶ月後のW杯本大会に向けて「いくつかフォーメーションのバリエーションを増やすために」こうした親善試合を利用していくのは間違いないし、その基本姿勢に異論はない。
考えてみると、選手の入れ替わりはそれほど多くはないが、それでも日本代表は各ポジションに複数の選手を用意できており、組み合わせのパターンは多い。そういう状況の中、試合中に能動的にポジションを変更できる中田英の存在の意味は大きいと言える。
日本代表はこの後、10月にラトビアとウクライナを相手にヨーロッパ遠征2連戦を控えている。この2試合に向けてジーコ監督は安定感のある3-5-2ではなく、多くの課題と収穫の出た4バックを採用するのではないか。そうやって膿を出しつつ、本番への準備を進めるものと思われる。
以上
2005.09.08 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2005 Go for 2006! 日本代表vsホンジュラス代表 レポート】課題と収穫の出た試合。試合の流れを決めたのは中田英寿の判断だった。(05.09.08)
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















