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【J1:第23節 磐田 vs 大宮 レポート】選手層の厚さをみせた磐田が大宮のゲームプランを狂わせる試合運びで勝利。(05.09.11)

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9月10日(土) 2005 J1リーグ戦 第23節
磐田 2 - 0 大宮 (19:02/ヤマハ/10,232人)
得点者:'14 カレンロバート(磐田)、'34 太田吉彰(磐田)
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どちらのチームも、ケガや出場停止で多くの主力を欠くゲームとなったが、それゆえに両者の差が表われやすいという面もあった。

ホームの磐田は、レギュラークラス5人をケガで欠いたものの、スタメンには現役代表5人(韓国代表・金を含む)を揃える豪華な布陣。その中でDFラインには今季リーグ戦初先発の大井(21歳)、トップ下には19歳の船谷が入るというフレッシュさもあって先発の平均年齢は24.55歳。両アウトサイドを含めた前の5人の平均は21.8歳と、最近の磐田らしいベテランの守備陣と若い攻撃陣という組み合わせになった。

それに対して大宮のほうは、センターバックの奥野、ボランチのトニーニョを出場停止で欠き、攻撃の中心となる藤本もケガの悪化で出場を断念。チームの柱となる3人を欠いたことで、磐田と比べてもかなり苦しい状況でアウェイ戦を迎えた。

ただし、立ち上がりの大宮は決して悪くなかった。前半の早い時間での失点が多いという最近の反省から、この1週間で守備の修正を図ってきた成果も表われた。文字通り4-4-2の3つのラインでコンパクトな守備のブロックを作り、磐田がDFラインでボールを回すのは許すが、守備のゾーンに入ってきたときは素早く2〜3人で囲んでボールを奪うという形が、しっかりと機能していた。そのため、磐田は前線に良い形でボールを入れることができず、序盤は攻めあぐねる展開となった。

大宮としては、できるだけ0-0で引っ張って、「かならずチャンスは来る」(三浦監督)という気持ちで勝機をうかがっていたが、それを現実にできるだけの組織的な守備はできていた。

しかし、セットプレーだけは計算通りにはいかない。14分、船谷の右CKに福西が頭で合わせ、GKの前でカレンがコースを変えて、磐田がワンチャンスから先制点をゲット。これで大宮のゲームプランは一気に狂ってしまった。

逆に磐田の方はリズムが良くなり、前田やカレンが中盤の組み立てによく絡み、船谷や太田も技術の高さや積極性を前面に出して、ボランチの福西と服部がゲームをコントロール。34分には、カウンターから船谷が絶妙のスルーパスを出し、太田が冷静に決めて2点目を奪った。

後半は、横山に代わって山下が大宮での初出場を果たし、「次の1点が勝負」と三浦監督に送り出された大宮イレブンが、気持ちを前面に出して攻めに出るが、前線の選手をしっかりとマークされてタメを作れず、なかなか主導権を握ることができない。磐田の方も前半に比べてミスが目立ち始めたが、「カウンターにはつねに備えていた」(服部)こともあって、藤本を欠く大宮は、得意のカウンターも思うように決まらなかった。

それでも大宮は、島田と斉藤を投入し、金澤を前に上げて3トップ気味にしてリスクを負って攻める。その中で、34分の左サイドを突破した決定機など、いくつかチャンスを作るが、GK川口の好セーブもあって、どうしても1点が奪えない。

逆に、磐田のほうもカウンターのチャンスが多くなり、3点目を奪うべき展開だったが、40分に得たPKは崔が外してしまい、結局後半は両者無得点。2-0で逃げ切った磐田が、2連勝で3位に浮上した。

結果的には磐田の完勝だが、もし前半が0-0で終わっていれば、かなりきわどい戦いになっていたかもしれない。その意味では、大宮のゲームプランを粉砕したのは、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた船谷の他、太田、カレン、大井といった20歳前後の選手たちの躍動であり、その背景には「選手層の厚さ」という磐田の大きなアドバンテージがあった。

以上

2005.09.11 Reported by 前島芳雄
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