10月30日(日) 2005 J1リーグ戦 第29節
F東京 2 - 1 G大阪 (15:03/味スタ/34,848人)
得点者:'1 シジクレイ(G大阪)、'44 馬場憂太(F東京)、'71 今野泰幸(F東京)
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「自分たちらしいサッカーで、非常に大きな勝ち点3が取れた」
F東京の原監督はうれしそうに、そう振り返った。
ホーム、味の素スタジアムに首位のG大阪を迎えたF東京。現在の順位を考えれば劣勢も予想されたが、見事な逆転劇で2対1と勝利を収め、連勝で勝ち点を38に伸ばした。
試合は開始1分、いきなりの失点にスタジアムは静まりかけたが、前半終了間際に馬場の「イメージどおり」だったという見事なミドルシュートで同点に追い付くと、71分には「久しぶりのゴールで興奮した」という今野が混戦からうまく左足を合わせて決勝弾。首位チームを相手に、終始積極的な『らしい』サッカーを見せたF東京が、ホームで価値ある勝ち点3を手に入れた。
1点をリードされ、苦しい展開が続いていた嫌な流れを断ち切ったのは、前半終了間際の馬場の同点弾だった。ゴールまで約30メートルの位置でボールを受けた馬場は、素早く横に持ち出すと右足を一閃。強烈なミドルは右ポストを直撃し、絶妙な位置に吸い込まれた。
これで息を吹き返したF東京。後半は持ち前のアグレッシブさを存分に発揮し、G大阪ゴールに迫り続けた。途中出場の鈴木が再三、左サイドからの突破を図れば、中央ではルーカスが両チーム最多6本のシュートを放つなど、抜群の存在感を示した。そして、その流れが決勝弾を生むことに。71分、FKから生じたゴール前の混戦から、今野が抜け目なくこぼれ球を押し込んだ。
90分を通して、F東京が放ったシュートはG大阪の2倍となる22本。内容でも首位チームを圧倒したF東京が文句なしの白星を手に入れた。
一方のG大阪は、前節の大分戦に続く敗戦で、今季初の連敗となってしまった。開始早々、遠藤の右CKにシジクレイが『ドンピシャ』のタイミングで合わせたところまではよかったが、その後が続かず。西野監督が「やられるべくしてやられてしまったという感じ。攻撃の3人が寸断されてしまった。それがすべてだった」と力なく振り返った通り、自慢の攻撃力は最後まで鳴りを潜めたままだった。
抜群のゴール嗅覚を誇り、得点ランクのトップを走るアラウージョはフル出場もシュートゼロに終わった。得意のドリブルもキレを欠き、チャンスにつなげることのできなかったフェルナンジーニョは75分に途中交代。そして、ここ最近の不調から先発の座を吉原に譲った大黒は、後半開始から満を持してピッチに入ったものの、シュート3本も得点につなげることはできず。65分には、右サイドで粘った橋本のパスをエリア内で受けたものの、振り抜いた右足はヒットせず。シュートは力なくGK土肥にセーブされた。
リーグ戦7試合負けなしとなったF東京に対して、首位を走るG大阪にとっては、あまりにも痛過ぎる連敗となった。日本代表DF宮本の不在はもうしばらく続きそう。来週には、チーム初のタイトルをかける千葉とのナビスコカップ決勝も控えている。二冠がチラつき、チーム全体にプレッシャーがあるのか。一時の好調ぶりは、どこへやら。いま、G大阪は正念場を迎えていると言えそうだ。
以上
2005.10.30 Reported by 栗原正夫
J’s GOALニュース
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