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【ヤマザキナビスコカップ決勝直前企画】千葉のキーマン紹介 「DF斎藤大輔、MF羽生直剛、MF坂本將貴」 を見よ。(05.11.04)

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 11月5日(土)、初戴冠をかけた千葉対G大阪の戦いが国立競技場で繰り広げられる。共に高い戦術を駆使したサッカーを展開するだけに両チームのサポーターのみならずとも注目かつ非常に楽しみな一戦だ。両チームには、千葉の阿部選手、巻選手、G大阪の宮本選手、遠藤選手、大黒選手など日本代表に名を連ねるスター選手がいて注目を集める。しかし知名度こそ彼らほどではないかもしれないが両チームのサッカーを支えるキーマンの存在を忘れてはならない。そこで、そのキーマンを両チームから1日1名、計3名ずつ紹介していく。ヤマザキナビスコカップ決勝は彼らの活躍に注目だ。


千葉のキーマン その3
■斎藤大輔
(Saito Daisuke) DF 1974年11月19日 181cm 74kg

photo たくましく強い体格を生かしたディフェンスと打点の高いヘディングで、相手のストライカーの動きを抑えこむストッパーだ。読みのうまさで危険地帯を察知し、冷静で的確なカバーリングも見せる一方で、オーバーラップして積極的に攻撃にも絡んでいく。
 今年で31歳になり、千葉ではGK立石智紀と並んで日本人最年長の選手だ。だが、試合経験が豊富で、安定感のあるベテランとなっても、シーズン開幕前は常に「目標はまずレギュラー獲得」と語る。尽きることのない向上心は若手選手の模範となっている。
「1年1年勝負して、まずは自分のパフォーマンスをしっかりして、そのうえでポジションを獲得して確保していくのは、そんなに簡単なことではない。チームを代表して出ているという気持ちでやらなきゃいけないと思うし、危機感をなくしたらいけないと思う」
 斎藤がプロ選手としてスタートを切ったのはG大阪だった。その後移籍したC大阪は2000年のファーストステージで優勝争いを演じたが、斎藤は累積警告で出場停止のため最終節は欠場。チームが敗れ、優勝の夢が潰えるのをただ見ているしかできなかった。
「僕はプロになってからまだ一度も優勝したことがない。だから、絶対に優勝したい」
 千葉に移籍してからの斎藤はそう言い続けてきた。決勝戦ではG大阪を特別に意識することなく、平常心で臨もうとしている。斎藤は開幕前にこんなことも言っていた。
「足りないことを考えてもしょうがないし、足りていると信じてやるしかない。あとは1年をかけてでも完成度の高いチームにしていきたい。日に日によくなっていくチームに」
 チームの成長が試される大一番、斎藤は鉄壁のディフェンスを築いて悲願を達成する。



千葉のキーマン その2
■羽生直剛(Hanyu Naotake) MF 1979年12月22日 166cm 61kg

photo タイミングのよい飛び出しでディフェンスラインの裏のスペースを突き、得点チャンスを作り出したかと思うと、瞬く間に自陣深くまで戻り、相手の攻撃の芽を摘むプレスをかける。これでもかというほどピッチを縦横無尽に走り、攻守両面で献身的にプレーする羽生直剛の姿は、見る者の胸を熱くする。そして、そんな羽生を世界的な知将であるオシム監督は「どこのポジションに置いても、試合で必ず使いたい選手」と評価する。戦術の理解度が高く、指揮官の要求をすぐに実践できるため、千葉加入以来、Jリーグのチームでは外国籍選手が多いトップ下のポジションで活躍し、リーグ戦出場は100試合を数えた。
「今シーズンはもちろん得点も必要だけど、その前に中盤としてディフェンスとフォワードをつなぐ役目というか、潤滑油的な役割をもっとスムーズにやりたいという目標を掲げていたんです。それについては手応えがあるし、自信にもなっています」
 ルーキーイヤーは決定機になかなか決められず、J初ゴールまで時間がかかって、チームメートからは『裏得点王』とからかわれた。しかし、そのJ初ゴールは国立競技場で生まれ、国立競技場で開催された今年のナビスコカップ準々決勝第1戦では先制点をゲット。また、優勝した2001年ユニバーシアード北京大会では決勝戦でゴールをあげている。
「国立はそんなにやりやすくもないんです(苦笑)。でも、そういう星の下に生まれてきた、みたいに言われるといいんですけどね。おいしいところは持っていく、決勝男みたいな感じがいいんですけど(笑)。自分たちの力が出せれば絶対負けないと、僕は思っている」
 千葉の『賢く走るサッカー』を体現する羽生が、チームの栄冠に向けて走りまくる。



千葉のキーマン その1
■坂本將貴(Sakamoto Masataka) MF 1978年2月24日 171cm 70g

photo「守備のやり方がわからなかった」と坂本將貴が振り返る高校&大学時代は、『王様』という言葉がふさわしいトップ下だった。だが、千葉加入後はひたすら守備力を磨き、右ウイングバックでレギュラーを獲得。持ち味は積極果敢で力強い突破、堅実で粘り強い守備へと変わり、ボランチやストッパーでもプレーできるユーティリティー能力を身につけた。

 中山雅史(磐田)に似たハイトーンボイス、明るくて元気者という性格から、千葉サポーターには『坂本隊長』と呼ばれてきた。また、小学校から大学まで常にキャプテンを務めてきたというだけあって、責任感が非常に強く、チームを引っ張ろうとする意識が高い。千葉でのキャプテンは未経験だが、ピッチでチームメートを叱咤激励する姿が目立つ選手だ。『ミスター・ジェフ』というべき中西永輔(横浜FM)の移籍後、本人から言い残されたとおりに中西がつけていた背番号2を受け継ぎ、気迫のこもった奮闘を見せている。

「たとえばドリブルで相手を抜いていくような、綺麗で目立つプレーができれば、お客さんは喜ぶかもしれないけど、自分の特長はそんなところじゃない。本当に危ないところで体を張れるかどうかというのはすごく大きなことだし、とても重要なことだと思う。チームの状態が悪いときこそ盛り上げたりして、目立つような選手になりたい」

 相手選手をマークして抑えるだけでなく、さりげないカバーで守備のほころびを食い止める。陰でチームを支えるプレーも多い坂本は、開幕前に「タイトルを獲りたいですねぇ」としみじみ言っていた。坂本の地味な活躍が千葉の初タイトル獲得には欠かせない。

2005.11.3 Reported by 赤沼圭子

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