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【ヤマザキナビスコカップ:決勝 千葉 vs G大阪:千葉レポート】最後まで途切れなかったスタミナと集中力、そして勝利への執念。PK戦を制した千葉が初タイトルを獲得。(05.11.05)

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11月5日(土) 2005 ヤマザキナビスコカップ 決勝
千葉 0 - 0(PK 5 - 4)G大阪 (13:07/国立/45,039人)
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 千葉のPK戦5人目のキッカーFW巻誠一郎が思い切りよく蹴ったボールがゴールネットに突き刺さった瞬間、千葉は初タイトル獲得という長年の悲願をようやく達成した。

 G大阪の攻撃力を考慮した千葉は、前回対戦(リーグ戦第8節)と同じようにまずG大阪の前線の3人を封じにかかった。DF斎藤大輔がFW大黒将志、DF結城耕造がFWアラウージョ、そしてMF阿部勇樹がMFフェルナンジーニョを徹底的にマークし、MF遠藤保仁が前線に上がってくるときはMF佐藤勇人がきっちりと対処する。だが、G大阪に先制点を奪われないよう守備を意識した分、千葉はいつものような前線へ飛び出していく鋭さと迫力が欠けた。「もっと危険なプレーを仕掛けること」というオシム監督のハーフタイムコメントどおり、ペナルティエリア内で思い切りのよさを欠いてしまう場面もあった。

 負傷明けでスタメン出場していたMF羽生直剛が前半に負傷したため、オシム監督は後半からMF工藤浩平をピッチに送り出した。工藤は攻守の切り替えの速さを心がけながら、ボールを保持するとタメを作って攻撃のリズムを作ろうとしたが、G大阪はスピーディーな攻撃で応酬。後半は千葉の3本に対して、G大阪は13本のシュートを千葉ゴールに浴びせかけた。
しかし、G大阪のシュートミスに助けられた点もあったとはいえ、千葉の選手の集中力は途切れなかった。後半10分の大黒のシュートは阿部が体を張ってブロック。後半33分のアラウージョのシュートは、GK立石智紀が横っ飛びでセーブした。

 千葉が成長の証を最も見せた瞬間は後半終了間際だったといえるだろう。試合はロスタイムに突入し、時計は後半46分を過ぎていた。阿部のフリーキックのボールをペナルティエリアの左横へ走りこんで佐藤が受け、工藤とワンツーパスのような形からゴール前へクロスボールを入れる。混戦の中でボールがゴールラインを割り、千葉・巻が得点したかに見えたが、ファウルがあったということでノーゴールと判定されてしまう。
 巻がペナルティエリア内で呆然として立ちつくしている間に、G大阪がすかさず速攻を仕掛ける。だが、大黒の突破を千葉の選手が体を張って阻止。かつての千葉だったら、ノーゴールとなった瞬間に選手の集中力が切れて足が止まり、そのまま失点を食らってもおかしくなかっただろう。だが、足がつってもまだ走り回るスタミナと勝利への執念を糧に、かつてのミスを教訓として失点を阻止したことがタイトル獲得を大きく引き寄せた。

 延長戦も攻め合いながら無得点に終わり、PK戦に突入。「とにかくPKを1本止めたかった」という立石が、G大阪の1番手のキッカーである遠藤のPKを飛びつくようにしてセーブする。そして、千葉の1番手は阿部。試合後、自分で足のテーピングを外せないほど足を痛めていたが、「蹴らなきゃいけないというか、こういう場で蹴れるのは幸せなこと」と想いをこめたキックで決める。
3日の練習ではPKを決められない選手も多かったが、立石が「キッカーが全員決めたことに驚いた」と話すほど、千葉の選手は冷静にPKを決めていった。工藤や水野など疲労の蓄積が少なく、度胸がよくて緊張しないタイプの選手をキッカーに指名したベンチの采配の妙もあった。

 千葉の選手たちが口々に語ったように、初タイトル獲得はゴールではなくスタートに過ぎない。今日は発揮し切れなかった千葉らしい攻撃サッカーを究めて、次のタイトルを獲得すべく、千葉はすでに走りはじめている。


以上

2005.11.05 Reported by 赤沼圭子
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