11月13日(日) 2005 J2リーグ戦 第40節
湘南 2 - 0 鳥栖 (19:00/平塚/3,651人)
得点者:'22 森谷佳祐(湘南)、'31 森谷佳祐(湘南)
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Jリーグ初出場の若武者が試合を決めた。森谷佳祐19歳、FW――クラブが行なったセレクションを経て入団した高卒ルーキーは、初めて掴んだスタメンのチャンスで2ゴールをあげ、チームを勝利に導くとともに自らの初ピッチを祝福した。
試合開始の笛が鳴ると同時に、湘南は各選手が鋭く動き出す。「ひとつでも上の順位を目指すことに目標を切り替え、選手たちがその気持ちをプレーに表してくれた」と上田監督も評したように、あらゆる局面で見せるボールへの執着が流れを手繰り寄せ、さらにプレーの積極性や連動性、大胆さも生んだ。このゲームにかぎったことではないが、とくに加藤望や坂本紘司の両サイドハーフがフルスロットルでボールに反応し、呼応するようにボランチやサイドバックが押し上げていく。10分過ぎには加藤のクロスからの森谷のシュートや、坂本のドリブル突破から加藤を経由した吉野智行のシュートなどもあり、ひたすら相手を押し込んだ。
一方の鳥栖は、湘南の厳しいプレッシャーに手を焼きDFラインが下がり、マイボールになってもビルドアップできない。松本監督の指摘した「スリッピーなグラウンドによるミス」も自ら誘発し、新居辰基と鈴木孝明の2トップにボールが渡らない状況が続いた。
しかし、掴んだペースのなかでゴールが生まれず次第に形勢を逆転されてしまうのも、今シーズンの湘南には儘あったことだ。それを払拭したのが、森谷だった。22分、左サイドを上がった村山祐介のクロスに反応し、ペナルティエリアに走りこむ。「トラップした瞬間に打とうと思っていた」追い縋るDFを尻目に左足を振り抜いたシュートは、ゴール右隅に刺さった。敵将も、「森谷のシャープな動きに最終ラインがついていけなかった」と脱帽した先制ゴールだった。
先制点をあげても湘南の律動は止まない。さらに連動性は増し、グラウンダーのパスを繋いで攻撃を組み立てていく。この一連の連動性にはもうひとつ、見落とせない背景があった。城定信次を軸とした最終ラインの安定である。湘南の菅野コーチは言う。「アップの段階から(試合に)入っていくよう指示していた」。序盤から集中力とともに高い位置をキープした4バックが、攻守の切り替えの鋭さを実現させていたのである。高い集中力とボールへの執着、そして適度な落ち着きを保ちゲームを支配した湘南が追加点を手にするのは31分のことだ。坂本が体を張ってボールを奪ったことに端を発し、浮いたクロスにふたたび森谷が反応する。ファーサイドでゴールに詰めていた森谷に十分な角度は与えられていなかったが、「コースとかじゃなく、とにかく思い切り打った」というシュートはゴールネットを揺らし、鳥栖を突き放した。
後半に入ると、鳥栖が早々から押し込む。ボールを前線に入れ、あるいは左右に散らしながら押し上げていく。前半の終りから長谷川豊喜を投入し中盤をダイヤモンドにちかい形にしていたが、さらに奈良崎寛や竹村栄哉を投入し攻撃の層を厚くした。圧され続けた前半の形勢は脱したが、しかし時折り放つシュートも枠を捉えることはできず、2-0で決着した。
「最終ラインからボランチへのボールの引き出しが遅れ、ミスを誘発した。しかし選手はよく戦ったと思う。あと4つ、とにかく全部勝ちたい」試合後、松本監督は選手を庇い、残り試合に目を向けた。京都に3勝をあげる上位キラーの鳥栖だが、湘南に対しては今季3敗という結果に終り、この試合で順位が入れ替わっている。ひとつでも上を目指すという意味においては、両チームともおなじ思いだろう。2ゴールで華々しいデビューを飾った森谷も、「続けることが大事」と、綻ぶ表情をすぐに引っ込めた。ただ好調を維持していた石原直樹の怪我によるリタイヤやカシアーノの離脱など残念な出来事が続いていた湘南の前線に、頼もしい戦力が名乗りを上げたことはいうまでもない。残り4試合、熾烈な争いはまだまだ続く。
以上
2005.11.14 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
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