11月20日(日) 2005 J1リーグ戦 第31節
柏 1 - 2 清水 (14:01/柏/11,454人)
得点者:'0 レイナウド(柏)、'76 マルキーニョス(清水)、'89 チェテウク(清水)
----------
開始15秒足らずでレイナウドが見る者を驚かす先制点を挙げた時、柏レイソルの早野宏史監督も選手たちも「勝ち点3に大きく近づいた」と手ごたえを感じたに違いない。しかし守備の要・明神智和、右サイドを効果的に崩していた小林亮が負傷退場したことで、雲行きが怪しくなった。劣勢に立たされた清水エスパルスは逆に開き直り、怒涛の攻撃を展開。終盤になって2点を奪い、J1残留の行方を大きく左右するサバイバルマッチを制した。
15位・清水と16位・柏の勝ち点差は4に拡大。さらに柏は退場したクレーベル、警告が4枚になったレイナウドが次の試合に出場停止。ケガの明神、小林亮の復帰メドも立たない状態だ。残り3試合というところで、彼らは一気に崖っぷちに立たされた。
2005年J1第31節・柏対清水の重要な一戦が、11月20日14時から日立柏サッカー場で行われた。天気は快晴に恵まれ、気温も14度近くまで上昇。1万1454人の観衆がスタンドを埋め尽くし、チケットを買えない来場者も続出。それほど両チームともこの決戦を重要視していた。
「どうしても負けられない一戦だけに、序盤の失点を防いで手堅く戦いたい」という考えからか、柏・早野監督は左サイドの増田忠俊に代えて守備力のある小林祐三をスタメン起用した。先週水曜日の日本代表対アンゴラを欠場した玉田圭司も元気な姿をピッチに現した。基本布陣は普段通りの3−5−2だ。対する清水の長谷川健太監督は2試合出場停止明けの斉藤俊秀をセンターバックで先発させ、スピードある久保山由清を右サイドに配置した。基本布陣は4−4−2だ。
お互い様子見で始まると思われたこの試合だったが、開始15秒も経たないうちに動いた。クレーベルがゴール前に入れたボールをレイナウドがそのまま押し込み、柏が瞬く間に1点をリードしたのだ。電光石火の一撃で気をよくした彼らは、果敢に追加点を狙う。10分には玉田から右サイドを駆け上がった小林亮にスルーパスが渡り、彼がボールを折り返す。ここにレイナウドが飛び込んだ。これは残念ながら得点にはならなかったが、2点目が入りそうな気配も漂った。
しかし流れは一時的なものに終わり、柏は守りに入るようになる。攻守の要・明神が左足首をネンザし、21分に退いたことも大きく響いた。そんな相手の消極的姿勢を突くかのように清水はボールを支配。相手のファウルを誘ってセットプレーの好機を数多く作った。けれどもキッカーの兵働昭弘のキックが低めに飛んでしまう。「自分のボールが悪かった」と本人も素直に反省していた。前半のチャンスらしいチャンスは32分くらい。ぺナルティエリア内でマルキーニョスがGK南と1対1になり、これを防がれた後、兵働が中央へ折り返したところにチョ ジェジンが飛び込んだのだ。しかしシュートは枠を越えてしまった。前半は柏の1点リードで終了する。
後半に入ってからも清水の攻撃が柏を上回った。柏は7分にレイナウドのシュートがサイドネットに飛ぶなどいい形もあったが、15分に小林亮が負傷退場。さらなる苦境に追い込まれた。
1点を守る者より追う者の方が精神的優位に立つものだ。清水の勢いはさらに加速する。長谷川監督は20分にスーパーサブのチェ テウクを投入。一気に勝負に出た。この采配はズバリ的中。左MFに入ったチェは持ち前のスピードを生かして次々と前線へ攻め込んだ。「柏の守備がよくなかったからチャンスが来ると思っていた」と自信満々だった彼は28分には決定的シュートを放つなど、ゴールへの貪欲さを前面に押し出した。
強い意気込みがチーム全体に伝わったせいか、3分後には清水にPKが与えられる。兵働の右CKからの混戦でマルキーニョスが柏DFに押されたと上川徹主審が判断したのだ。柏の選手たちは「何が起きたかわからない」と口を揃えたが、これをマルキーニョスがきっちり決めて、とうとう試合は振り出しに戻った。
柏にとって最悪だったのはこの2分後。清水のセットプレー時にクレーベルが相手選手を肘打ちして一発退場を食らったのだ。流れが一気に相手に傾いた時間帯に10人での劣勢を強いられる状況は致命的だった。それでも早野監督は速さのある宇野沢祐次を送り出し、ワンチャンスから1点を狙った。小林祐三が闘志むき出しのスライディングタックルを見せるなど、選手からは「入れ替え戦圏内脱出」への高いモチベーションが感じられた。
けれども勝利の神様は柏に対して意地悪だった。迎えた後半ロスタイム、清水は中盤でボールを奪い、マルキーニョス→チョ ジェジン→チェ テウクとつなげた。そしてチェがGK南の位置を見ながら狙いすましたような決勝弾を叩き込む。アウェー側ゴール裏に陣取ったオレンジサポーターから大歓声が沸き起こり、逆に黄色のレイソルサポーター席は沈黙。試合終了の笛とともに小林祐三、土屋らがピッチに崩れ落ちた。
「負けてしまって選手もショックを受けている」と早野監督も苦渋の表情を浮かべた。15位・清水との差も開き、2年連続となる入れ替え戦行きの16位が現実味を帯びてきている。それでも白旗を挙げるわけにはいかない。「残り全試合、勝つしかない」と波戸も強調した。短期間でできるかぎりチームを立て直すしかない。
逆に清水はJ1残留に向けて優位に立った。けれども「この後が大事」と斉藤も言う。残り3試合、より気を引き締めて戦わなければならないだろう。
以上
2005.11.20 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第31節 柏 vs 清水 レポート】J1残留を賭けたサバイバルマッチを制したのは清水。退場者も出す痛い黒星を喫した柏は、残り3戦必勝を期す(05.11.20)
- JリーグGW招待キャンペーン
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 明治安田のJ活
- QuizKnockとJリーグがコラボレーション!
- スタグルフェス
- ベイブレードコラボ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ フライデーナイトJリーグ
- 2025 移籍情報
- 2026 月間表彰
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- JLEAGUE UNDER14 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















