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【J1:第32節 清水 vs 神戸 レポート】2試合連続のロスタイムに得点をあげての勝利。清水が大きな勝ち点3を得た(05.11.23)

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11月23日(水) 2005 J1リーグ戦 第32節
清水 1 - 0 神戸 (15:04/日本平/12,448人)
得点者:'89 マルキーニョス(清水)
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ドラマは最後の最後に待っていた。表示されたロスタイムをすでに回った時間での決勝ゴール。そこにはチームの勢いがそのまま表われた。

 試合前、ホーム清水の側(選手やスタッフ以外)には、どことなく「勝って当然」という雰囲気が漂っていた。それを心配するチーム関係者もいたが、試合が始まってみると、その不安は的中する。激戦となった前節・柏戦から中2日、選手たちの身体に疲労が色濃く残っていたこともあって、清水は全体に動きの量や鋭さを欠き、ややまったりした感じで試合に入ってしまう。前節で自動降格圏内の17位以下が決まった神戸も、さすがに元気いっぱいというわけにはいかないが、気持ちはしっかりと入れ替えており、自分たちのサッカーを確実にやろうとした。その結果、序盤はほぼ五分の展開。

 時間が経つごとに、少しずつ清水がポゼッションで上回ったが、得点源のマルキーニョスの動きが重く、後ろから追い越す動きも少なく、攻めの鋭さを欠く。神戸も、守備のバランスは悪くなかったが、攻撃に厚みがなく、思うように清水の守備をこじ開けられない。そんな中、神戸は37分に相手DFのミスをついて播戸が、清水は44分に枝村のパスで兵働が裏に飛び出し、ともにGKと1対1のチャンスを作るがシュートは決まらず。やや低調な前半は0-0のまま終わった。

 後半になると、「連戦で疲れがあるが、しっかり動かないと、得点できないし、勝つことはできない」と長谷川監督に励まされた清水の選手たちが、重い身体にムチを入れ、少しずつ動きを増やしていく。神戸も、清水の一瞬のスキをついてチャンスを作り、2分に神戸が、4分に清水が決定機を迎えるが、どちらもシュートをミス。

 だが、試合は前半よりも動き始め、19分に清水がチェ・テウクを投入すると、さらに清水の攻撃が活性化。久保山に代わって入ったチェが2列目の左に入り、兵働が右に移動して、右からはポゼッションで、左からは速い展開で崩すという形で、神戸のゴールに迫る。だが、チャンスは作るが、シュートが決まらない。神戸も、32分に右から崩して佐伯が決定的なシュートを打つが、これも当たりが悪くGK正面。

 清水が39分の決定機も逃し、0-0のままロスタイムへ。初めは2分と表示されたロスタイムが3分に変更され、時計の針は48分を回ろうかというところでの清水の左フリーキック。ここで長谷川監督は、高さのある西野をこのセットプレーのためだけに投入。山西の蹴ったボールは、ヘディングの競り合いで一度は弾かれたが、こぼれ球を青山が中に戻し、もう一度こぼれたボールを澤登がシュート。これもGK本田が弾いたが、このボールを拾ったマルキーニョスが冷静にゴール右に決めて、ついに均衡を破る決勝ゴール。まさに全員の執念が生んだドラマチックなゴールで、清水が本当に大きな勝ち点3をつかみとった。

 シーズン途中までの清水なら、0-0で終わって「決めるべきところで決められなかった」と反省するような流れだった。しかし、結果が出なくても迷うことなく自分たちのサッカーを貫いてきた清水は、ここに来てようやく勝負運をつかんだようだ。2試合連続でロスタイムに決勝ゴールを挙げ、リーグ戦では今季初(というより約2年ぶり)の連勝。しかも日本平での100勝目(リーグ戦)というオマケつき。これで16位・柏との勝ち点差が6となり、残留の可能性も非常に高くなった。

 敗れた神戸も、17位以下が確定した後でもサポーターに恥ずかしくない試合をしようと頑張ったが、さすがに清水の勢いを止めきることはできなかった。試合後、日本平の空には、長く出番を待っていた花火たちが、いつも以上に威勢良く、派手に打ち上げられていた。

以上

2005.11.22 Reported by 前島芳雄
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