11月27日(日)、静岡県袋井市の静岡スタジアムエコパ・補助競技場で、「サントリー・Jリーグ スポーツクリニック」が開かれ、晴天の下に約100組の親子たちの元気な声が響き渡った。
「本当に芝だぁ?」1番乗りで会場に到着した子どものうれしそうな叫び声がグラウンドに響き、今日の楽しい1日を予感させた。
開会式が始まる前から、サッカーボールに触れるのを待ちきれない様子でお父さんと一緒にボールで遊び始める子どもたち。ゲストの井原正巳氏、中西哲生氏も入念にウォーミングアップをする。「お父さんたちのボールを蹴っている様子を見て、さすがサッカーどころだなと感じました」と井原氏も期待を寄せた。
このサントリー・Jリーグ スポーツクリニックでは恒例となっている「元気な挨拶」から始まった開会式。Jリーグ藤口理事から「サッカーは全国どこにでも行けるし、世界にも行ける可能性がある。サッカーがうまくなるといいことがあるよ。でも、何より多くの友達と楽しくやるという過程が大事ですよ」とのメッセージが送られた。まさにこのスポーツクリニックが目的としている「スポーツの楽しさをたくさんの人たちに知ってもらいたい」という思いだ。
今回指導にあたるゲストの井原氏、中西氏、清水エスパルスから育成コーチ陣、村松潤選手、岡崎慎司選手、ジュビロ磐田からは育成コーチ陣がそれぞれ挨拶し、クリニックがスタートした。
4つのブロックに分かれて最初のプログラムがスタート。セクション1は鬼ごっこ系ボール集め。セクション2はドリブルシュート、セクション3はバランスボールを使ったGボール体験。セクション4はボールフィーリング。それぞれのブロックから大きな声が上がり、コーチ陣の指導中のトークに時に大きな笑い声が響いた。
続いて行われたデモンストレーションでは、見事なプレーの数々で子どもたちから拍手を浴びたゲストの井原氏、中西氏、そして村松選手と岡崎選手。「将来あんなふうにやってみたい。やっぱすごいよ」と子どもたちは目を輝かせた。
そして、いよいよ自分たちの実力を発揮するミニゲームともなると、その表情も一段と輝いた。「うまくいった!」と満足げな顔もあれば、「シュートを外しちゃって悔しい」などさまざま…しかし共通するのは「楽しかった」と笑顔で話す様子だ。
あっという間に過ぎたおよそ2時間半のプログラム。閉会式では、まだまだ動き足りないといった感じの子供たちと、少しお疲れの表情のお父さんお母さん。しかし、心なしか開会式に比べて手をつないだり、お父さんにべったりくっついている姿があったり、その距離もぐっと近くなっているようにも感じる。最後に指導にあたったコーチ陣から参加者にメッセージが送られ、みんなの元気のよい「ありがとうございました!」の声で今年最後の開催地・静岡でのサントリー・Jリーグ スポーツクリニックが締めくくられた。
今年、全8回行われたこの「サントリー・Jリーグ スポーツクリニック」。
東京を皮切りに、茨城、熊本、山梨、神奈川、大阪、大分、静岡と、全国各地を回り、たくさんの子どもたちにサッカーはもちろん、様々なスポーツの魅力を伝えることができたのではないだろうか。
どんな言葉よりも、参加した子どもたちの笑顔がそれを物語っていたように思う。
以上
2005.11.27 Reported by 日々野真理
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