●首位浮上でグラウンドも盛況に
第33節（11月26日）の横浜FM戦に引き分けて、勝点1を手に帰阪したC大阪。いつものように、日曜日、月曜日（27日、28日）は連休。選手たちは3連戦の疲れをおのおの癒した様子。ただ、28日にはDF前田和哉がグラウンドに姿を見せ、ひとりトレーニングを行った。第31節の川崎F戦で負傷（左足首じん帯損傷）し、全治3週間という診断を受けていたが、最後の大一番を前に調整を始めた。

チーム練習再開となった29日（火曜）、練習グラウンドには通常よりはるかに多い報道陣が訪れた。もちろん、「首位チーム」の様子を取材するためだ。報道規制も以前よりも厳しくなり、「決戦近し」がヒシヒシと肌に感じられた。この日の練習は、週初めの定番であるフィジカルが中心。ボールを使ったトレーニングは短時間で、合計2時間の練習になった。

30日（水曜）も多くの報道陣が見守った。アップのあとは、ハーフコートでのオフェンス中心の練習。バックラインからサイドチェンジ、クロス、シュートという流れを繰り返し確認した。
12月1日、2日（木曜、金曜）は完全非公開練習となる。報道陣をシャットアウトしたなかで最後の調整が行われる予定だ。

●DF前田、復帰か?
前述のように、週明けから前田が練習を再開。28日からは全体練習に参加した。29日もフルメニューをこなし、復帰が濃厚になっている。ブルーノ　クアドロスが出場停止ということで、チームとしてはなんとしても戻ってきてほしいところだ。
前田和哉選手のコメント「まだ痛みを感じる。この痛みが取れたらいいのだけど。出場できる? いや、わからないです」（28日）
「練習ではいい感じでいけている。あと2日でいけるように何とかもっていきたい。あとは自分自身の問題」（29日）
小林監督のコメント「前田を使うかどうかはこれから考えたい。いつもどおりのサッカーをしたい」（29日）

以上

2005.11.30 Reported by 横井素子

※J1上位トピックス：最終節で優勝の可能性のある5チームの今週のトピックスを順次掲載していきます。