12月24日(土)磐田vs清水(13:00キックオフ/丸亀)
-スコアボード速報は磐田 vs 清水
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天皇杯ベスト8で実現した2大ダービーのうちのひとつ、磐田vs清水。今年は、プレシーズンマッチも含めて3戦3引き分けと、山本ジュビロ、長谷川エスパルスとなってからまだ決着がついていない。だが、今度は引き分けのない天皇杯。今度こそ勝つ!と両チームのサポーターも大いに燃えている。また、先週行なわれたトヨタカップ(世界クラブ選手権)を見た選手たちは、あの大舞台につながる道として、天皇杯に対するモチベーションを大いに高めているはず。J1リーグ戦では磐田が6位、清水が15位と差がついているが、清水がリーグ終盤から調子を上げており、内容的にも互角の熱い戦いが期待できるはずだ。
磐田のほうは、10日の5回戦ではFW陣が緊急事態の中で若手を起用しながら我慢強く戦い、粘る新潟を何とか退けた。内容的にはすっきりとした勝ち方とは言えないが、トヨタカップ出場にかける思いは人一倍強いチームだけに、この2週間でチームを引き締め直してきた。ただ、ケガ人が多いという状況は相変わらずだ。中山、崔、前田、西がケガを抱えたFW陣は、カレンが出場停止で5回戦に続いて緊急事態。J1最終節で肋骨を折った中山の強行出場や、ルーキー岡本の2試合連続先発もありうる状況だ。後方でもキャプテン服部と風邪の名波が微妙な状況で、DFのキムがケガの治療のために韓国に帰国。もしも、名波と服部が2人とも出られないとなると、福西がゲームをコントロールする役目を負うことになり、攻守にわたる彼の仕事の量と質が大きなポイントになりそうだ。
対する清水は、5回戦ではJ1最終節で敗れた広島に完璧なリベンジを果たして自信を深めた。相変わらずケガ人が多かったが、その中で3-0で勝利したことは、チームの成長を物語っている。また、香川・丸亀競技場とは相性抜群で、過去3回天皇杯準々決勝を丸亀で戦ったが、すべて勝利して元日の決勝まで進んだというデータがある。
ただ、磐田と同様、ケガ人の多さが悩みのタネ。攻撃陣では、FWのチョ・ジェジンの出場が微妙で、MFの佐藤はまだ復帰できず、杉山も微妙。守備陣では、斉藤と市川がケガで欠場濃厚。その中でも、右サイドバック・市川の離脱(左足首捻挫)は痛い。清水にとって、両サイドバックはもっとも層の薄いポジションであり、市川は今年すべての大会を通して休んだのは1試合だけ(しかも途中交代が2回ある以外はすべてフル出場)。その代役を探すのは容易ではなく、候補は森岡、和田、財津と3人いるが、代役の選手がフィットしなければ、DFラインのコントロールにも影響を及ぼすことになる。
お互いに相手の手の内はよくわかっているだけに、見どころはいつもと同じ。まずは静岡のチーム同士らしく、中盤をどちらが制するかという点に始まり、次は崩し部分の精度やバリエーション、そしてどちらにとっても課題である「決めるべきところで決められるかどうか」がポイントとなる。決定力という意味では、マルキーニョスのいる清水が有利かもしれないが、選手層の厚さや中盤の支配力では磐田に分がある。また、出番を得たフレッシュな選手が、どれだけ活躍できるかという点も、勝敗を左右する要素となりそうだ。
磐田は一昨年、準決勝で清水に勝って優勝しており、清水にとっても丸亀は験の良いスタジアム。ここで勝ったほうが勢いに乗って元日の決勝までという可能性も高いだけに、香川での静岡ダービーは、寒波を吹き飛ばすような熱い戦いになりそうだ。
以上
2005.12.23 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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