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【Jユースサハラカップ2005 決勝】清水が圧勝で8年ぶり2度目の栄冠を勝ち取る。(05.12.26)

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●12月25日(日)Jユースサハラカップ2005 決勝
神戸 1 - 4 清水(13:30/長居/2,199人)
得点者:15' 町田朋弥(清水)、25' 桑原彬(清水)、29' 石垣勝矢(清水)、49' 辻智人(神戸)、89' 篠田悠輔(清水)
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Jユースサハラカップ2005決勝。ここ勝ち残ったのは、共に今季大きなタイトルとは無縁だった清水と神戸の2チーム。日本クラブユース選手権でもタイトルからほど遠い成績(神戸はグループリーグ4位で敗退、清水は決勝トーナメント進出も初戦敗退でベスト8)で、高円宮杯全日本ユース選手権にも出場できなかった。今季から監督に就任した神戸・木山隆之監督が当初の印象を「これでJリーグの下部組織なのか」と思ったと漏らせば、清水・行徳浩二監督は「今まで見てきたユースチームの中でいちばん下手」と打ち明けた。1年間、トップチームの意向と調整をはかりながらチームを強化し、選手を育成してきた。そんな努力が年間最後のタイトルを前に、ようやく決勝進出という形で実った両チームが栄冠をかけて戦った。
現在のU-18世代は、高体連も含めて、突出した選手や本命チーム不在と言われる。この大会でも決勝トーナメント全17試合中6試合がPK戦で決着した。そんな実力差のない今大会だからこそ、個のタレントの勝負ではなく、時間をかけた総力の差が勝負に出たようだ。
互いに、4-4-2システムで、堅い守備とサイド攻撃を得意とする清水と神戸。守り合いから僅差の勝負になるかと思われたが、得点ランク1位に輝いた長沢駿を中心に得点力を向上させてきた清水が4-1と力強く勝利を手に入れた。

試合開始から、前線からプレスをかけ、素早い攻撃をしかける清水。一方、神戸は「1対1では負けると思い過ぎたのか」(木山監督)慎重になりすぎた。立ち上がりこそ、この大会で好調さを見せるGK土井康平のファインセーブに助けられるが、清水が次第にペースをつかむ。
先制点は15分、DFにチェックにいった清水・長沢がボールを奪うと一気に展開。ペナルティエリアぎりぎりの右サイドからから放ったシュートをGKがこぼしたところに、逆サイドから詰めていた町田朋弥が押しこんだ。「長沢にマークが集中すると思うから、僕がヒーローになります」準決勝終了時の宣言通りの形。
そこから試合は一気に清水ペースに。25分には右サイドを崩し、オーバーラップしてゴール前まで上がってきた右サイドバック桑原彬が追加点。3点目はCKに石垣勝矢が飛び込んで、と攻撃のバリエーションも見せた。行徳監督は「ここのところ、なぜかシュートが決まる」と冗談めかすが、夏の日本クラブユース選手権ベスト8で敗退以降、攻撃の練習に時間を割いてきたというからしてやったりではないか。

後半に入り神戸の逆襲が始まる。1年生FW辻智人が49分、角度のないところから難しいシュートを決め、途中交代の曽我部慶太、澤井大幸らがチャンスを作り出す。しかしあと一歩及ばず。「前半からあの戦いが出来ていればね」と木山監督は悔やんだ。
終了間際には、前がかりになった神戸に対し、清水がカウンターから追加点をあげ、4-1で試合は終了。ホイッスルが鳴り響き、号泣する神戸イレブン。プロになるため、サッカーのレベルを向上させるための割り切った組織という印象が強いクラブユースだが、彼等もやはり勝負の世界の人間。その姿は、汗と涙と感動を謳う高校選手権と変わらない、熱いものがこみ上げる情景がそこにはあった。

大番狂わせの多かった今大会だが、冒頭に述べた通り実力は僅差。勝負の面白さが見られた大会だったように思う。1、2年生が多く出場した大会だけに、来季以降の戦いにも期待したい。


以上

2005.12.26 Reported by 了戒美子
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