今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【2006キャンプレポート】アビスパ福岡編(06.02.13)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5年ぶりにJ1の舞台に復帰するアビスパ福岡。チームを統括して4年目となる松田浩監督は開幕ダッシュで勢いよくシーズンに入ろうと、早い段階での仕上げを行っている。

1月19日から25日までの沖縄・恩納村での1次キャンプの目的は、J1でも当り負けしない体を作るため、下半身を中心としたフィジカル強化。その後、宮崎県総合運動公園サッカー場にて2月4日から10日間、2次キャンプを行っている。ここでの、目的は戦術徹底と開幕メンバーの見極めだ。今シーズンから布部陽功(C大阪)、久藤清一(C大阪)、薮田光教(神戸)、吉村光示(大分)、岩丸史也(草津)などのJ1経験者が移籍加入し、ポジション争いも激化している。「ディシプリン(規律)」を重んじる松田サッカーのもとでは、戦術理解がポジション獲得の鍵だ。「J1というより、まずはチーム内で自分のポジションを確保するのに必死です。」(宮崎光平)と練習でも各選手の目の色が違っている。

そんな中、キャンプ9日目の12日、今季初のJ1チームとのトレーニングマッチが行われた。対戦相手は、昨季優勝争いで注目を集めたC大阪。小林伸二監督は福岡のサテライト監督経験もあり教え子もたくさんいるが、J1の先輩チームの貫禄として叩いておきたいところだろう。45分×4本のゲームが行われた。

開幕出場濃厚の1ゲーム目の福岡のメンバーは、GK水谷雄一、DFアレックス、金古聖司、千代反田充、中村北斗、MF古賀誠史、布部陽功、ホベルト、宮崎光平、FWグラウシオ、田中佑昌だ。まず最初にアピールしたのは、宮崎だった。前半15分古賀のFKからのこぼれ球を拾いシュート。その後、30分に田中が古賀からのパスをダイレクトに決め2点目。前からのプレスがしっかりとかかり、サイド攻撃もしっかりと機能し、結果4ゲームで3−1と福岡が勝利をおさめた。「トレーニングマッチとは言え、まずは勝つことが大切だった。」と松田監督も手ごたえを感じたようだ。試合中、最も目立っていたのが布部だ。「(ボランチの)布さんは後ろを振り返りポジショニングを確認しながら、しっかりと守ってくれるし、攻撃の時はどんどん前に切り込んでいくし、頼れる存在です。」(千代反田)と早くも福岡のメンバーとして欠かせない存在になっている。

開幕まで1ヶ月を切った。開幕スタメンの座を獲得するのはどの選手か。サバイバルは続く。

以上

2006.2.13 Reported by 森田みき

-------

【2006キャンプ】アビスパ福岡編:千代反田充選手インタビュー
【2006キャンプ】アビスパ福岡編:田中佑昌選手インタビュー
【2006キャンプ】アビスパ福岡編:布部陽功選手インタビュー
【2006キャンプ】アビスパ福岡編:金古聖司選手インタビュー
【2006キャンプ】アビスパ福岡編:松田浩監督インタビュー
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着