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【2006キャンプレポート】京都パープルサンガ編(06.02.14)

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昨年圧倒的な強さでJ1昇格を決めた京都パープルサンガ。3年ぶりのJ1の舞台に向け順調にチームは仕上がっている。

1月30日に鹿児島県さつま町でキャンプインし、2月17日までの約3週間ほぼ缶詰状態でトレーニングを行う。宿泊ホテルからもっとも近いコンビニでも、車で30分はかかるため、ほとんど外に出かけることはないという。「本当にトレーニングに専念できる環境でしょ」と柱谷幸一監督はニヤリ。昨年とメンバーがほとんど変わらないだけに、よりチームの結束が深まる環境といえそうだ。

Jチームの中でいち早く始動し、キャンプインまでに徹底してフィジカル強化を行ってきた京都。既に体を作ってきたということもあり、キャンプが終盤に差し掛かったこの時期でも怪我人が少ない。柱谷監督も「開幕までにプログラムしたスケジュールを順調にこなしている」と自信をのぞかせた。「昨年と戦い方自体は全く変わらない」という柱谷監督。新たに4-3-3なども試してはいるが、基本は4-4-2のままJ1の舞台に挑む。

「大きな枠での攻撃と守備の戦術はすでに選手に浸透している。あとは細かい部分の修正」(柱谷監督)
チーム全体の能力を20%挙げることを目標に、紅白戦や練習試合を通して、戦術を高めていく。また、1対1で負けないスピードの向上もキャンプテーマの一つとして設定され、対人トレーニングも多く取りいれているそうだ。米田兼一郎選手は「J1のスピードや判断の速さに慣れて、もっと守備で強くあたっていきたい」と意気込みを語った。

開幕まで1ヶ月をきっているが、選手に気負いはない。反対に「自分達のサッカーをJ1で試してみたい」という逸る気持ちを抑えている、そんな雰囲気が漂っていた。

以上

2006.2.15 Reported by 柴田愛子

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