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【2006キャンプレポート】鹿島アントラーズ編(06.02.15)

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2月6日から2月17日まで宮崎県総合運動公園陸上競技場でキャンプを行っている鹿島アントラーズ。この練習場では、鹿島がキャンプインする前に日本代表が合宿していた。今年は日本代表を始め、Jリーグ31チームのうち13チームがこの宮崎でキャンプを行っている。その中で、多くのサポーターや報道陣からの注目を集めているのが、鹿島アントラーズだ。

昨シーズンで6年間、チームの指揮を執ったトニーニョ・セレーゾ監督が勇退し、今シーズンからブラジル人のパウロ・アウトゥオリ監督が就任。アウトゥオリ監督は、昨年、「FIFAクラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ ジャパン2005」でサンパウロを頂点まで導いた名将である。チームも今シーズンも「一新制覇」。新生鹿島を見ようと日々、各チームの関係者も練習場に訪れているようだ。

「サッカーにとって必要な要素は4つある。技術、戦術、体力、メンタル」をいうアウトゥオリ新監督。「ゲーム形式で練習を重点的に続けることによって徐々に自分の目指す形を作っていきたい」ということで、フィジカルトレーニングにしても、ボールを使ったものが多く、ミニゲームや実践的な練習の中でフィジカルも鍛えるという監督の計算に基きながらのメニューで行われる。

この日は、守備の練習に多くの時間が割かれた。FW以外のメンバーで8人ずつの2チームに別れ、ポジションニングの確認。アウトゥオリ監督自らが動き、かなり細かい指導。少しでもズレているとすかさずチェックが入る。「練習ですごい選手はいらない。試合ですごい選手が必要」と監督がはっきり明言しているだけに、各選手理解しようと必死で、ピリッと引き締まった空気の中、実践練習に続き紅白戦が行われた。

この日、午後からは筋トレなど室内トレーニングに予定が変更になった。帰国後オフが与えられている日本代表組の本山雅志も合流。監督も開幕1週間前までに最高の状態にもっていくということで、これからチーム内の競争も激しくなってくるであろう。

新生鹿島アントラーズが王者奪回に向けて動きだした。

以上

2006.2.15 Reported by 森田みき

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