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【2006シーズン 戦力分析レポート:柏編】経験豊富な石崎監督が、初めてのJ2に臨む柏を指揮。目標は「1年でのJ1昇格」(06.02.20)

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【今季の見どころ】

2004シーズン、2005シーズンと2年連続で残留争いに巻き込まれ、2度に渡るJ1・J2入れ替え戦のすえ、ついにJ2リーグに降格してしまった柏。主力選手が大量に流出してしまった2006シーズンは、昨シーズンまでのチームとはまったく別のチームに生まれ変わったと考えるべきだろう。  

そんななかで今シーズンの柏が目ざすのは「1年でのJ1昇格」。そのために、チームには改革が施された。2003年3月の就任以来、今年で4シーズン目を迎える小野寺重之社長のもと、昨シーズンはヘッドコーチを務めた竹本一彦GMが改革の旗印として選んだのが石崎信弘監督だ。 
山形時代、大分時代、そして川崎F時代に監督を務めながら、『勝点1』の差で3位に終わり昇格を逃してきた監督だからこそ、J2からJ1昇格への厳しい道のりを乗り越えていくタフさがあると踏んだのだ。その石崎監督を慕い、MF山根巌(川崎F)、DF岡山一成(福岡)、MF瀬戸春樹(千葉)、FW北嶋秀朗(清水)も柏に集結した。 
初めてのJ2リーグに困惑していた柏の選手たちも、移籍してきた選手の話を聞き、石崎監督と直接言葉を交わしていくうちに不安は消えたようす。鹿児島で行われたキャンプでは非常にハードなメニューだったにも関わらず、たった1人の離脱者も出すことはなかった。また選手のコメントからも前向きにトレーニングに励んできたことがうかがえた。  

ここ数シーズン、柏では高額の外国籍選手がやって来てはチームにフィットしないまま試合に出続けるという現象が続いていた。しかし石崎監督のもとでは、選手に約束されたポジションはない。そうした競争意識が若手の多いチームを大いに刺激し、選手間の競争を激しくしている。シーズン前の成績はあてにはならないものだが、それでも鹿児島キャンプ中に行われた5チーム・6つの練習試合の戦績が5勝1分(〇3-1京都、〇4-1愛媛、〇2-1名古屋、△2-2ロッソ熊本、〇2-1清水、〇2-1清水)であるという点は選手に大きな自信を生んだはずだ。 
「攻守の切り替えの速いサッカー」を目ざし、選手たちにハードなトレーニングを課した石崎監督。そしてそれに応えた選手たちがいる。昨シーズンのようにひとりのテクニックでファンを魅了することはないかもしれないが、全員の諦めない気持ちが心を打つサッカーを見せてくれることに間違いはないようだ。  

【注目の新戦力】

●MF 18 山根巌 
●MF 11 ディエゴ 
●DF 32 岡山一成 
柏に今季加わった新戦力は新加入、移籍組、期限付き移籍からの復帰組を含めると総勢で18名にものぼる。この中から注目の新戦力を絞るのはかなり難しい作業といえるだろう。 
しかしあえて名前を挙げるとすれば、FW北嶋秀朗、MF山根巌、ディエゴ、DF岡山一成だろうか。  

3年前に清水へ移籍し、今シーズンから柏に戻ってきたFW北嶋は移籍前には柏の顔として長年チームを牽引していた。そして3年の時を経て戻ってきた北嶋は、今もなおファンからの変われぬ愛を受けている。今シーズンは副キャプテンを務め、キャンプ中の練習試合の総得点『15』のうち、5ゴールを上げている。頼りになるエースの復活だ。 
また石崎監督の教えを実践するボランチの山根、センターバックの岡山のプレーはチーム全体に安定感を与えている。とくに山根のスタミナにはキャンプに同行した広報担当者も舌を巻いたほど。自他ともに認めるムードメーカーの岡山が、最後尾でチームを支えている。またパルメイラス(ブラジル)からやって来た弱冠21歳のMFディエゴは謙虚な姿勢でチームに馴染もうと努力中とのこと。爆発が期待される選手のひとりだ。  

【日本代表へイチオシ】

早くからその才能を認められつつも、ここ最近は後半途中から得点を狙って「どんどんゴールを狙っていけ!」というような指示だけで試合に出ていた感のあるMF谷澤達也。今シーズンでプロ4年目となり、そろそろ真価を発揮したいところだ。谷澤のボール扱いの上手さに関しては、チーム内の誰もが口を揃えるところで、昨シーズンまでレイソル1のテクニシャンと言われていた大野敏隆(現東京V)も認めていたほど。 
石崎監督が選手の特徴を1日でも早く掴みたいとの要望で1月16日から日立台で行っていた自主トレにはたった1日も参加せず、21日の始動から練習に参加した変わり種だが、やはりボール扱いの上手さで石崎監督の目に留まり、メディカルチェックでも高い数値をマーク。古邊考功フィジカルコーチからも「鍛えれば、相当な選手になる」と身体能力の高さにお墨付きをもらっている。 
鹿児島キャンプでは2人の指導者から徹底指導を受けたという谷澤。これまでは1人で右サイドからドリブルを仕掛けて突破するだけの選手だったが、今後は周りを使ってサイドを破ったり、中へ入り込んでシュートを放つなど、連動性のある動きで攻撃に多くのアクセントをつける選手になりそうだ。そうなれば、代表のサイドでのプレーを熱望される日も近いのでは?   

【開幕時の布陣予想】

もっともオーソドックスな4-4-2の形でスタメン候補を選んでみると以下のようになる。 
GK南雄太、DF小林亮、中澤聡太、岡山、小林祐三、MF山根、大谷秀和、ディエゴ、平山智規、FW北嶋、鈴木達也。  

今シーズンからキャプテンを務めるGK南のスタメンの座は揺るぎなく、ケガなどがない限りはゴールマウスを譲る気はないはずだ。DFはセンターバックに長身の中澤、岡山を並べ、サイドには小林亮を右に、小林祐三を左に置く。ただし左サイドは現在負傷中の中谷勇介が復帰してくればここに納まり、攻撃参加に厚みを加えてくれるだろう。その場合、小林祐三はセンターバック、ボランチなどに回る。 
現状では4枚の中盤のうち、スタミナ抜群の山根、得点力を秘めた大谷で2枚のボランチを組み、攻撃的なサイドアタッカーとして右にディエゴ、左に平山を配置する。多くの選手がチームを離れるなかで、「レイソルが好きだから」という思いで残留を決めた平山の今シーズンにかける意気込みは並々ならぬものがある。一時は代表候補にも選ばれたほどの果敢なサイドアタックから多くのチャンスを演出してくれるはず。谷澤が右サイドに起用される場合にはディエゴがトップ下、またはボランチをこなすことになりそうだ。 
2トップはポストの北嶋(182cm)と、裏を狙う鈴木達也(171cm)のデコボココンビで決まり。キャンプで3ゴールと好調の李忠成の起用という可能性もある。  

Reported by 平山佳代


2006開幕直前 クラブ別キャンプ・戦力分析レポート
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