3月5日(日) 2006 J1リーグ戦 第1節
F東京 2 - 0 大分 (13:35/味スタ/22,531人)
得点者:'14 サササルセード(F東京)、'27 リチェーリ(F東京)
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「いいゲームができた」。F東京のガーロ監督は公式戦初采配となった大分戦をそう振り返った。新監督のもと、ホームで開幕戦を迎えたF東京にとっては、今季新たに志向しているポゼッションサッカーを披露しながら、昨季までのスピードを活かしたサッカーで勝点3を獲得した試合となった。
試合は早い時間帯に動きを見せた。14分、F東京は自陣内で大分の不用意な横パスを今野がさらうと、一気に前線のリチェーリへ。左サイドで勝負をかけたリチェーリがDFをかわして中央に送ったクロスを、ササ・サルセードが右足で合わせてF東京が先制に成功した。その後、徐々に大分に盛り返されたが、再びカウンターから得点を重ねる。27分、自陣から今野が前線へスルーパスを送ると、大分DF三木と上本がこのボールの処理を誤り、背後でパスを受けたリチェーリが抜け出してシュート。「コーナーを狙おうと蹴った」というボールは、GK西川の股間をきれいに抜いて、ゴールへと吸い込まれた。
カウンターから2点を奪取して前半を折り返したF東京は、後半に入っても落ち着いた試合を展開した。DF上本を下げてMF西山を投入し攻撃の枚数を増やすなど、攻勢を強めた大分にも冷静に対処。決定的場面をほとんど作られることなく自分たちのペースで試合を運び、失点ゼロで勝利を手にした。
得点は2点とも速攻から。ポゼッションサッカーを目指す今季のチームが見えにくくもある試合展開だが、それでもF東京は確かにステップアップへと向かっている。敵将・シャムスカ監督は、昨季後半に対戦したときとの印象の違いについて「最初のアタックラインがだいぶ前に来ていると感じた」と語ったが、今野、伊野波、梶山の中盤3人に加え、前線から若干下がり目の位置にいるルーカスが精力的な守備を見せ、何度もここからチャンスが生まれた。
ただ、この試合でのF東京のシュート12本のうち、中盤の選手のシュートは梶山が前半に放った2本のみ。「いちばん気を付けたのは下がり過ぎないようにすること。もっとペナルティエリア付近でパスを出したい」と自らも語る左MFに入った今野が、バランスが取れてフィジカルでも強さを見せる伊野波に守備面での役割を任せ、より高い、決定的な仕事ができる位置で攻撃に絡む機会が増えれば、ワンステップ上の戦いを見せられそうだ。初戦としては上々の滑り出しを見せたF東京。次節以降、チームとしてどのような成長を見せるのか楽しみだ。
以上
2006.03.05 Reported by 小川 典子
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