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【J1:第4節 京都 vs 広島 レポート】先制点を奪う積極性と同点に追いつく粘りを見せた京都。佐藤寿人の決定力を見せつけた広島。今後に期待を抱かせた一戦。(06.03.22)

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3月21日(火) 2006 J1リーグ戦 第4節
京都 2 - 2 広島 (19:04/西京極/5,556人)
得点者:'3 斉藤大介(京都)、'43 佐藤寿人(広島)、'47 佐藤寿人(広島)、'76 林丈統(京都)
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ドロー。後味の悪さを残しつつ、両チームが決めきれずに痛み分けとなった。

広島は現在のベストメンバー、ということで上野が佐藤寿人と2トップを組んで試合に臨む。
立ち上がりに失点をしない。京都はその意識で試合に入ると、その気持ちが失点以上に得点を生む。前半3分、右サイドの大久保からクロスが入るとボックス内に入り込んでいた斉藤が広島ディフェンスがこぼしたボールを止め、右足でゴールの右隅に叩き込む。4節目にして初めて、先制点を京都にもたらした。その後はお互いに早くプレッシャーを掛け合い主導権がめまぐるしく替わる。
広島が京都ディフェンスのポゼッションに果敢に前から取りに行くのに対し、自陣引いてポイントを絞り込んでボールを奪いに行く京都。その中でも京都のワイドが広島のサイドバックへ的確にプレッシャーをかけるために駒野らが突破してクロスを上げることができず単純に放り込むサッカーとなり佐藤寿、上野の2トップを生かせない。逆に京都はパウリーニョが広島ディフェンスのラインから裏に走りこみチャンスを作り出す。これまでの田原ターゲットで前線、パウリーニョが2列目という関係ではなく横の関係から裏を積極的に狙いリズムを作る。

このまま前半終了かと思われた43分、京都の中途半端なクリアを広島・ベットが佐藤寿に送ると、それを豪快に京都ゴールに突き刺し同点とする。京都はリカルド、鈴木悟、大久保とそれぞれの位置が中途半端になっていたために、佐藤寿への対応が後手に回り決められた。立ち上がりと終了間際に試合が動き、同点で後半へ。

後半の立ち上がり、広島が前線からプレッシャーをかけると京都はまたもや開始早々に失点を献上する。開始2分、この日初めて京都の左サイドを突破した駒野がクロスを入れると、ファーの佐藤寿に渡る。体勢を崩しながらもトラップして立て直した佐藤寿が左足を振りぬき、逆転弾を叩き込んだ。
京都は得点を目指しアレモン、林を投入。斉藤の1ボランチ、トップ下に林という布陣で広島ゴールに詰め寄る。後半31分、児玉のクロスをパウリーニョが触り、それがファーに待ち構えていた林の前に。林が落ち着いて広島ゴールに突き刺し、2-2と同点にする。

その後も一進一退の攻防を続けてロスタイム。京都のクリアボールにアレモンが一歩抜け出し、広島ゴールに詰め寄ると、GK下田がアレモンを潰して一発退場。3名の交代枠を使い切っていた広島は小村が急遽GKとなり、パウリーニョのFKに備える。パウリーニョは、これを壁にぶつけてタイムアップ。京都の隙を突いた広島と、形のよいサイド攻撃から得点を挙げた京都が勝点1を積み上げるのに止まった。佐藤寿の調子を確認した広島と、先制点を挙げる積極性と同点に追いつく粘り強さが付いてきた京都。今後の戦いに期待を抱かせる内容だった。


以上

2006.03.21 Reported by 武田賢宗
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