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【J2:第9節 水戸 vs 鳥栖 プレビュー】結果が出ない両チーム。勝点3を獲得し、『自信』を取り戻したい。(06.04.14)

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4月15日(土)J2 第9節 水戸 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/笠松)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 前節、愛媛戦で引き分け、連敗を4でストップした水戸。「連敗が止まってよかった」という声も選手から聞こえたが、今季J2に昇格してきたチームに対して、シュート2本での勝点1では喜べる状況ではないのが本音だろう。キャプテンの吉本も「このままではどこにも勝てない」と険しい表情で語る。

 そんな状況で行われた今週最初となる火曜日の練習を前に、前田監督は選手たちを集め、「みんな恐がりながらサッカーをやっている。もっと自信を持ってプレーをしよう。ミスを恐がらず、思いっきりプレーをしてここを乗り越えていこう」と檄を送った。そして、オフ明けの練習にも関わらず、紅白戦を敢行。試合前に「ウチのチームに指定席はない。積極的にアピールしていこう」と監督が言ったことでチームに緊張感が走り、紅白戦は熱を帯びたものとなった。

 今の水戸の課題は中盤で起点がつくれないというところにある。そのためにロングボールが多くなり、ボールを支配する時間が短くなってしまっているのが現状だ。その状況を打破するために期待したいのがボランチの椎原。椎原は優れたパスセンスと展開力を持つMFだが、これまでその能力を十分に発揮できているとは言い難い。縦に速い水戸のサッカーの中で個性が埋没していると言っていいだろう。

そんな椎原に対して、紅白戦のハーフタイムに前田監督から名指しで厳しい言葉が飛んだ。「もっと自信を持ってボールを要求しろ。自分で主導権を握れるようになれ。周囲に動かされているようではダメだ。自分が周囲を動かすつもりでやれ」。しかし、その厳しい言葉を受けたことで椎原は「意識が変わった」と言う。「これまで水戸はつなぐチームではないという意識があって、その色に合わせようと思ってました。でも、監督に言われてもっとパスをつないでいいんだということに気づきました。難しいかもしれませんが、パスをつなぎながら周囲を動かしていって流れを良くしたいですね」と一つひとつの言葉を噛み締めながら話す椎原の表情には自信がみなぎっていた。監督から指示を送られて臨んだ紅白戦後半の椎原の動きは攻守にボールによく絡み、アグレッシブそのものであった。この水戸の苦境を乗り越える鍵は椎原が握っていると言っていいだろう。『意識が変わった』椎原のゲームメイクに期待したい。

対する鳥栖も水戸同様苦しい状況に陥っている。一時は連勝するなど、波に乗りかけたが、ここに来て再び連敗。前節は1人退場者を出した東京Vに敗戦を喫し、12位と低迷している。内容的には尹を中心とした中盤でのパスワークを起点に攻撃を組み立てられているが、結果が出ないことで水戸と同じように自信をなくし、消極的なプレーで終わっているケースが目立つ。

ともに「感動を与えるサッカー」を標榜する両チーム。勝点3をめぐり、一つひとつのプレーに魂を込めた戦いをすることで、『自信』は取り戻せるはず。積極的なプレーを応酬し、観ている者に感動を与える試合となることを期待したい。

以上

2006.04.13 Reported by 佐藤拓也
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