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【J2:第11節 水戸 vs 徳島 レポート】水戸、7試合ぶりの勝利に見せた成長の証し。徳島の課題はジョルジーニョをいかに生かすか。(06.04.22)

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4月22日(土) 2006 J2リーグ戦 第11節
水戸 2 - 1 徳島 (14:04/笠松/1,667人)
得点者:'18 アンデルソン(水戸)、'40 羽地登志晃(徳島)、'50 吉本岳史(水戸)
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 試合開始からわずか2分。水戸GK武田からのキックを西野が頭でそらしたボール。一度は徳島・辻本の足元におさまったが、アンデルソンが猪のごとく突進して行き、ボールを奪取。そのままゴールを陥れた。辻本との接触プレーでファウルを取られてノーゴールとなったものの、そうした粘り強いプレーに「勝ちにこだわった。引き分けではダメだった」(小椋)という水戸の勝利への執念が強く感じられた。徳島・田中監督も「戦う姿勢、球際の強さ、気迫は相手が1枚上だった」とこの日の水戸の力強さを認めた。

 第3節以来、勝利に見離されている水戸。その大きな原因が攻撃力不足だ。これまでの6試合でわずか1得点。その1点もセットプレーからDFの吉本が決めたもので、流れの中でゴールを脅かすシーンは少なく、大きな課題としてのしかかっていた。だが、この1週間を「攻撃に費やした」(前田監督)水戸が序盤から攻撃を仕掛け、18分にアンデルソンの個人技で先制点を奪ったのをはじめ、32分には倉本が右サイドで徳島DF2人を突破、35分には権東のミドルループシュート、37分にも左サイドでのアンデルソンの突破から秦がペナルティエリア内でシュートを放つなど積極的なプレーを連発し、チャンスを作り出していった。センターバックの大和田も「後ろから見ていても攻撃的だった」と感じたという。

 だが、そんな水戸に対して襲い掛かったのが徳島の左MFジョルジーニョだ。パスミスが目立ち、起点の作れない徳島の攻撃だったが、彼の個人技は切れ味十分。40分には見事なクロスで羽地の同点弾を演出し、徳島が劣勢ながらもジョルジーニョの『個』を生かして同点に追いつくことに成功。勢いに乗っていた水戸にとっては前半終了前の嫌な時間での失点となり、勢いはそがれたかと思われた。

 しかし、これからの戦いぶりに水戸の成長が見て取れた。前半、ジョルジーニョに振り回された右サイドの修正。右サイドバックの倉本が「(ジョルジーニョに)前を向かれる前につぶそうと思った。ある程度距離を空けて後ろ向きでボールを受けさせて、そこで激しく当たるようにした」と言えば、ボランチの小椋は「(右MFの)秋田さんが前半は徳島のサイドバックが持った時に中を切っていたので、後半は縦を切らせてジョルジーニョにボールを入れさせないようにした」と話す。2人とも後半の守備について「思い通りの守備ができた」と口を揃えるように見事な修正を施し、ジョルジーニョを封殺。主導権を奪い返した。

 そして、50分にCKから吉本が頭で決め、1点リードで迎えた終盤。小林、大島という2人のFWを投入し、パワープレーでこじ開けようとしてきた徳島の攻撃に対し、水戸は4バックから3バックに変更して対応。「役割がはっきりしているのでやりやすかった」と大和田が言うようにシステムを変更しても安定感は変わらず。徳島の猛攻をしのぎきり、7試合ぶりとなる勝利を決めた。

 45分には秋田、89分にも岩舘が完全な決定機を外すなど「得点力がウチの課題」(前田監督)という面も見せたが、攻撃的姿勢、試合中の修正、そしてシステム変更への柔軟な対応を経て得た勝点3には大きな価値がある。苦しんだ分だけしっかりと前へ進んだことを証明したと言っていいだろう。試合後、小椋は「次の仙台戦も自分達のサッカーができれば勝てると思う」と自信をのぞかせた。

 対する徳島は「つなぐサッカーが目的」(田中監督)というものの、中盤で起点ができず、攻撃の形を作れなかった。挽地のサイドチェンジからジョルジーニョの好クロスが生まれた得点シーンのようにいかにボランチが展開するシーンを増やすかが今後の課題と言えよう。『組織』の中でジョルジーニョの『個』を生かせれば、鋭さはさらに増すはずである。

以上

2006.4.22 Reported by 佐藤拓也
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