今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【ヤマザキナビスコカップ 大宮 vs 磐田 レポート】前半は圧倒するも不運も重なり逆転負け。予選リーグ突破に向け痛い黒星を喫した大宮(06.04.27)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
4月26日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
大宮 2 - 3 磐田 (19:00/駒場/5,155人)
得点者:'41 グラウ(大宮)、'54 ファブリシオ(磐田)、'56 森田浩史(大宮)、'68 中山雅史(磐田)、'86 村井慎二(磐田)
----------
■特J!プレイヤー: 中山 雅史選手(磐田)
 (選手名をクリック&投票して、JOMOオールスターサッカーに選出しよう!)
----------

前半終わって1−0。放ったシュート数は磐田の4本に対して8本と大宮が数字・内容ともに相手を圧倒していた。昨季リーグ戦と今季ヤマザキナビスコカップで立て続けに敗れている磐田戦とは思えないリズムで試合を運んだ。しかし後半23分、磐田2度目の同点弾が決まったことで流れが一気に変わった。大宮は終盤、絶好調の森田浩史を下げるなどの選手交代を行ったが、これも勝運を逃がす一因になったのかもしれない。結局、終了4分前に村井慎二に逆転ゴールを許し、終わってみれば2−3の黒星。2年連続予選リーグ突破を狙っている大宮だが、今季はいまだ勝ち点なし。D組勝ち抜けの道は険しそうだ。

甲府、C大阪、名古屋らと決勝トーナメント進出を争っているナビスコカップ予選リーグD組。大宮は26日夜、ホーム・駒場スタジアムに磐田を迎えた。試合前の時点では大宮は1試合を消化して勝ち点なし。磐田は3試合を消化し1勝1敗1分の勝ち点4という状況だった。大宮にしてみれば、残り試合が多いとはいえ、ここで勝ち点を取っておかないと後が厳しくなる。22日のJリーグ・大分トリニータ戦の痛いドローもあり、三浦俊也監督は主力を温存せずに挑んでくると見られた。

しかし指揮官は潔く割り切った。今季5得点をマークする小林大悟や攻守の要・ディビッドソン純マーカスを温存。ボランチには小林慶行と佐伯直哉の両移籍組を先発させ、FWにはかつて磐田で3年半活躍したグラウを初めてスタメン起用。守備陣も平岡靖成、安藤智安らを抜擢した。一方の磐田・山本昌邦監督も過密日程を視野に入れ、福西崇史を温存。だが「後のスケジュールを考えるとこの試合は勝ちたい」とそれ以外はほぼベストメンバーを組んできた。

陣容だけを考えると大宮は不利かと思われたが、逆にフレッシュな選手たちが奮闘する。序盤からボールを支配。小林と佐伯の両ボランチから前線の森田に当ててそこからサイドや2列目に展開し、中央のグラウや森田へ…という形がたびたび見られた。相手のプレッシャーが少なかったこともあるが、小林は本来の創造性と高い技術を遺憾なく発揮。十分にリーグ戦でもレギュラーを取れる実力を見せつけた。グラウも3ヶ月以上実戦から離れていた選手とは思えないゴールへの嗅覚を感じさせた。

大宮の先制点は前半41分。小林の左CKが始まりだった。彼の蹴ったボールをトニーニョが競り、さらに森田が落としたところに飛び込んだのがグラウ。「今日は不安もあったけど前半はいいプレーができた」と彼も満足そうなコメントを残した。

ここまでは完全に大宮ペース。磐田はサイド攻撃が機能せず、プレスもかからず、運動量でも相手に負けていた。この劣勢を跳ね返すため山本監督は後半から温存していた福西を投入。田中誠を下げ、高い位置でラインコントロールでき、速さに対応できる菊地直哉を最終ラインに置く。この交代が功を奏したのか後半開始9分、ファブリシオが約40mの超ロングシュートを決め1−1に追いつく。

けれども大宮も崩れず、その2分後に久永辰則のパスを受けた森田がドリブルで相手DFを交わして豪快に左足でゴール。再び勝ち越しに成功した。最近の森田は得意のヘッドだけでなく足技も光っており、チームの大黒柱に君臨しつつある。

これで勝ち切れれば彼らには何の問題もなかった。が、磐田のベテラン・中山雅史の登場によって鉄壁だった大宮守備陣に微妙な綻びが生じ始める。中山の強引なポストプレーによって、最終ラインと中盤の間にスペースが生まれるようになったのだ。そこに福西や成岡翔が飛び込む形も増え、リズムは少しずつ磐田に傾いた。

それを決定的にしたのが後半23分の中山のゴールだった。ファブリシオの上げたクロスに飛び込んだ村井とGK安藤が交錯。こぼれ球をガムシャラに拾った中山がDFの股の間を抜くシュートを決めたのだ。大宮側にしてみればやや不運だったが、これで試合は2度目の振り出しに戻った。

悪いことにちょうど同じ時間帯に前半から飛ばしていた大宮の運動量が落ち始めた。三浦監督は橋本早十や若林学らをフレッシュな選手を投入し流れを引き戻そうとするが、山本監督も決定力のある船谷圭祐を投入。白星を奪うための勝負に出た。

その采配が的中したのは山本監督の方。終了4分前に船谷が右サイドを約30mドリブルで独走し、ゴールライン際までえぐってマイナスのボールを中央に蹴った。ここに走りこんだのが村井。「すごくいいボールだったんで当てるだけでよかった」という彼のシュートが試合を決めた。

勝ち点3を手に入れる一歩手前まで行っていた大宮には非常に痛い敗戦。久永が「45分までは完璧だったのに…」と言えば、森田も「疲れました」と肩を落とした。予選リーグ突破が遠くなったのも事実だが、この日は小林と佐伯の両ボランチやグラウ、森田のプレーなど収穫も多かった。選手層が厚くなっていることに加え、ボールポゼッション率も上がり創造性あるプレーも増えるなど、サッカーの質も上がっている。敗戦の中にも光明が見える大宮の戦いぶりだった。

D組首位に浮上した磐田にとっても大きな勝利。この一勝を先につなげられるか。それが一番重要なテーマだろう。

以上

2006.4.27 Reported by 元川悦子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/02/16(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ百年構想リーグ 全ゴールまとめ【0213-0215】