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【J1:第10節 横浜FM vs 広島 レポート】開き直ってのパワープレー。マイクのヘッドで勝利を奪い取った横浜FM。自分たちの戦いに徹するも、広島の初勝利はならず。(06.04.29)

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4月29日(土) 2006 J1リーグ戦 第10節
横浜FM 2 - 1 広島 (15:06/日産ス/20,232人)
得点者:'40 佐藤寿人(広島)、'81 松田直樹(横浜FM)、'89 吉田孝行(横浜FM)
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■特J!プレイヤー: ハーフナー マイク選手(横浜FM)
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 「イソゲ、イソゲ!」。試合終了後、日産スタジアム・選手用通路で突然、走り出したのは、横浜FMのルーキー、ハーフナー・マイク。父親のハーフナー・ディドGKコーチも伴走し、追いすがる記者たちも引き連れながら、選手らが待つバスへ向かって一目散に駆けて行った。この日のヒーローになったマイクは、地元テレビ局の取材を受けていたため、バスに乗り込むのが一番最後になってしまった。ようやく長いトンネルを脱し、3月21日(大分戦)以来の勝利を収めた横浜FM。その勝利に酔いしれる暇もなくリーグ戦は続いていく。
 
 何としても勝利が欲しい気持ちは、対する広島も変わらない。今シーズン、唯一リーグ戦で勝ちが奪えていない。試合前のアップが終わって引き上げる佐藤寿人は、アウェイゴール裏のサポーターの声援に応えて、胸を強く叩きながら強い気持ちを示していた。
 
 ゲームは、その佐藤寿のゴールで動き始める。
 
 前半、ボールポゼッションで圧倒する横浜FMの攻撃を、広島は自陣に引いて守り抜く。中盤の底・戸田和幸がハードにチェック、FWウェズレイも中盤に下がって守備に参加する。ディフェンスラインで奪って素早く前線に展開するも、攻撃のチャンスはほとんどつくれない。38分、横浜FMが広島ゴール前でセカンドボールを拾い続け、左から吉田孝行のクロスが右の田中隼磨に通ったと思った瞬間、雨でスリッピーなピッチにコントロールできず、絶好のチャンスを逃したその2分後だった。GK下田崇のゴールキックが左サイドの佐藤寿に渡った。横浜FMのDF河合竜二が懸命に戻るも、佐藤寿は巧みに右肩でブロックしつつ、ペナルティエリアに侵入。最後は左足できれいに逆サイドのネットを揺らした。
 
 まさかの先制点を奪われて前半を折り返したハーフタイム、横浜FM・岡田監督の檄が飛ぶ。「今季初めてだったという指揮官の叱咤に、選手も「目が覚めた。オレたち、何やってんだと話し合った(田中隼)」。そして後半、横浜FMが死に物狂いの反撃を開始する。
 
 54分、MF狩野健太に代えて、FW大島秀夫を投入。大島のポストプレーと高さでゴールを狙う。77分には一気に2枚替え。194センチの長身・マイクと、MF山瀬幸宏を送り込み総力戦を展開する。そして、81分、マイクの高さがボックス内でのファウルを誘い、PKをゲットする。PKはキャプテン・松田直樹が逆をついて、左隅に決めた。ようやく同点!
 
 さらに、マイクをターゲットに、横浜FMの攻撃は執拗に続く。広島も両サイドバックに、2ボランチを加えた7人の選手がペナルティエリアで網を張る。このまま引き分けかと思われたロスタイム、田中隼の右からのクロスをマイクがヘッドで落として、頭から飛び込んだ吉田の決勝ゴールを呼ぶ。ついにこじ開けたゴールマウス、そして勝点3。試合終了のホイッスルの瞬間、GK榎本哲也はピッチを何度も叩いて、喜びを表現した。代わる代わる殊勲の吉田を抱き寄せる選手たち。苦しんだ末の連敗脱出だった。

 試合後のミックスゾーン。打って変わって、選手たちの顔が明るい。だが、内容では決して満足はしていない。口々に飛び出す反省の弁。
 
 またしても初勝利を奪えなかった広島だが、最後まで自分たちの戦いを徹底させていた。佐藤寿は「でも、全員で勝ちにいく姿勢はお客さんに見せられたと思う」と、中断前残り2試合に向けて、あきらめない気持ちを示していた。

以上

2006.04.29 Reported by 近藤泰秀(インサイド)
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