4月30日(日) 2006 J1リーグ戦 第10節
磐田 2 - 0 甲府 (13:04/ヤマハ/14,642人)
得点者:'11 ファブリシオ(磐田)、'14 前田遼一(磐田)
----------
■特J!プレイヤー: 前田 遼一選手(磐田)
(選手名をクリック&投票して、JOMOオールスターサッカーに選出しよう!)
----------
開始14分までの2ゴール。これで否応なく決まった試合の流れは、最後まで甲府に重くのしかかった。
磐田のスタメンは、警告累積で出場停止の鈴木の代わりに茶野が右サイドバックに入り、ボランチの1枚が菊地から福西に代わった他は、水曜日の大宮戦(ナビスコカップ予選)と同じ。つまり、チームの調子が上がり、メンバーが固まってきた流れを受け継ぐもの。
一方の甲府は、エースのバレーが水曜の名古屋戦で右太ももを痛め、今日は出場回避。アライールもケガ、ビジュは出場停止で、日本人だけでいつもと同じ4-3-3の布陣を組む。バレーの代わりに3トップの中央に入ったのは、水曜日に1ゴールを決めた鶴見だった。
立ち上がりは、運動量が多く、細かいパスもしっかりつなぐ甲府がやや押し気味で、バレーがいなくとも攻撃が機能するところを見せた。磐田が自陣でボールを奪ってカウンターを仕掛けても、甲府の選手たちの戻りが早く、攻めきるところまでいかなかった。試合への入り方は、むしろ甲府のほうが良かった。
しかし、11分からの3分間が、この試合の流れを決定づける。まず11分、中盤で甲府がFKを得て早いリスタートを行なったが、このとき集中を欠いていたのは、むしろ甲府のほうだった。磐田が素早く反応して不用意なパスをカットし、ファブリシオがドリブルで2人をかわしながら攻め上がって、ペナルティエリア手前からシュート。これがDFの足に当たってループ状になり、GK阿部が指先で触ったが弾ききれず、頭上を越えて磐田の先制ゴールとなった。
そして、14分にはFW前田が精力的なプレスバックでボールを奪い、カウンターを仕掛けて磐田がCKを得る。そして、村井の左CKからこぼれ球をファーサイドの成岡が頭で中に落とし、前田が豪快にボレーシュートを決めて、磐田が2点目を奪った。
これで一気に2点をリードされた甲府の選手たちに動揺が出たのか、その後はビルドアップ中のミスが目立つ。前半のうちに1点でも挽回しようと攻めに出るが、逆にカウンターで磐田にチャンスを作られる場面のほうが多くなった。さらに、24分にはキャプテンの倉貫が左膝を負傷して、堀井と交代。これで、ますます甲府は苦しくなった。
前半はそのまま流れが変わることなく2-0で終わったが、「このままじゃ終われないという気持ちがあったことは大きかった」(大木監督)と、ハーフタイムで気持ちを入れ替えた甲府の選手たちは、後半に入って再び果敢に攻めに出る。
しかし、185cm/87kgの鶴見が前線で頑張っても、184cm/80kgの韓国代表DF金が競り合いでは譲らず、田中もうまく身体を寄せて対処して、鶴見に当てたセカンドボールを、思うように甲府に拾わせない。また、「もっと3、4人が絡んで裏を狙ったりできれば」と石原が振り返ったように、甲府の裏への飛び出しもうまく形にならず、磐田のDFラインを下げさせることができなかった。
急造右サイドバックの茶野も確実な仕事を見せて、磐田のDFラインの安定感は十分。さらに前線からのプレスもよく機能して、甲府のプレーメーカーであるボランチの林にプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪う場面も90分を通して多くなった。
したがって、3点目を奪うチャンスは、後半も十分にあった。しかし、甲府の身体を張った守りとフィニッシュのミスで3点目がなかなか決まらない。逆に甲府も、磐田の足が徐々に止まってきた中で何度かチャンスを作る。22分には右後方からのクロスを堀井が押しこむ場面を作ったが、ここはハンドの判定となり幻のゴール。
両チームとも交代のカードを早めに切りながら、次の1点を狙いに行くが、大きな変化はなく、互いにミスも少し目立って、攻めきれないまま時間が過ぎる。終盤もカウンターから磐田が決定機を作ったが、これも決まらず、結局後半は両者無得点。磐田がリーグ戦3試合連続の無失点として、初めてヤマハスタジアムに乗りこんできた甲府を2-0で退けた。
磐田にしてみれば、完勝と言えば完勝だが、やはり3点目を取れなかったことに対して、山本監督は不満をもらす。ただ、守備は安定してきたし、高い位置でボールを奪う場面も増えた。上昇気流に乗れる下地は、徐々にできつつあると言えそうだ。
一方の敗れた甲府は、早い時間の不用意な2失点から、自分たちのサッカーを取り戻すのに時間がかかってしまった。この敗戦を引きずることなく、3日後のF東京戦をしっかりと戦えるかどうか。チーム全体の「タフさ」に注目してみたい。
以上
2006.04.30 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第10節 磐田 vs 甲府 レポート】課題は残るものの3試合無失点の安定した守備を見せた磐田が甲府に勝利。(06.04.30)
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















