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【J2:第14節 仙台 vs 湘南 プレビュー】バリエーション増えたカウンターでゴールを重ねる仙台と、豊富なボールポゼッションで攻めを作る湘南。持ち味活かしてネットを揺らすのは?(06.05.05)

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5月6日(土)J2 第14節 仙台 vs 湘南(13:00KICK OFF/ユアスタ)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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AFCチャンピオンズリーグのため順延となった試合を残している東京Vと横浜FCの2クラブを除けば、先日の第13節をもって第1クールの日程を消化したJ2の各クラブ。チーム相応の実力を順当に発揮しているチームもあれば、良くも悪くも予想外のシーズン序盤を送っているチームもあり、今思うところは様々だろう。
とはいえ、試合数の多いJ2に、クールが終わるたび感傷に浸る暇などない。前節から中2日で始まる第2クールは、梅雨の蒸し暑い6月を間に含む。さらにケガ人や出場停止の問題がチームを蝕み始めるなど「消耗戦としてのJ2」を最も味わえるクール。せめて初戦はスカッと快勝して、軽やかな気持ちでその後の死闘へと続けたい。

もやもやを晴らしたい気持ちは、ホームの仙台のほうが強いだろう。前節はJ2開始後5戦全敗だった厚別競技場で、勝利まであとロスタイム1分と迫りながら、途中投入されていた石井のヘディングシュートで、同スタジアムでの初勝利そして首位を奪うための勝点3のうち2ポイントをこぼしてしまった。これまでの仙台は、先制点さえ奪えば後は磐石の守備陣が反撃を跳ね返し、その隙に前線に残るブラジル人が個人技から追加点を演出…という勝ちパターンが出来ていただけに、その双方が叶わないままに許した終了間際の同点劇は、好調を続けていたチームにとって強烈な冷や水となった。
仙台としては、同じ過ちを続けて犯すことだけは絶対に避けたい。まして今後、横浜FC(5/14@三ツ沢)、柏(5/17@柏)と、上位陣とのアウェー連戦を控えているだけに、このホーム戦ではしっかりと勝点3を得ておきたいところだ。

対湘南という観点で言えば、湘南ホームの第4節(3/21@平塚、0-1で敗戦)とは、仙台のチーム状況は大きく異なる。あの頃の仙台は、常に両サイドバックを高い位置に配すなど、分厚い攻めで前線のブラジル人を活かそうとしていたが、連係不足もあり、ただ前に人数が増えただけで攻めはちぐはぐという状況にあった。そのちぐはぐさが守備の集中力も奪ったところで、湘南に早いリスタートから決勝点を奪われたのだ。

しかし手探りの状態だった序盤を経て、仙台の攻めはしっかりと形を作りつつある。まず後方で守備を固め、相手の攻撃を呼び込んでおいた上で、スペースの空いた敵陣をブラジル人がカウンターで攻めていく。まずこの形で、チームのベースができた。
そして今、攻撃は次の段階に入った兆候がある。突破口や起点はやはりブラジル人。しかし彼らによって空いた守備の綻びを、後方の選手たちが突けるようになったのだ。ここ数試合を見れば、ブラジル人選手とその他の選手との得点数は、ほぼ半々である。
さらに湘南戦に限れば、前回はチアゴ ネーヴィスを出場停止で欠いていた。まだ90分の中で出来にムラがあるチアゴだが、相手の守備陣を切り裂くスルーパスは脅威十分。今度はチアゴが出場予定ということも含めて、仙台は前回の湘南戦とは別のチームといってよい体制で、ホームでのリベンジマッチに臨む。

対する湘南は前節、ファビオ、田村の攻守におけるセンターラインを出場停止で欠きながら、神戸相手にホームで2-0と完勝。田村の代わりにセンターバックとして出場した外池は先制点も上げる大活躍だっただけに、上田監督もメンバー選びでは嬉しい悲鳴といったところか。
しかし湘南には、ここユアスタ(旧仙台スタジアム)で嫌なジンクスが。J2における仙台ホームの過去8戦、湘南は2000年の秋にあった2-6の大勝を除いては全て敗戦、2001年から数えれば6連敗という状況なのだ。これまで全敗だった厚別で初勝利まであと一歩と迫りながら、ロスタイムに追いつかれるという悪夢を経験した仙台を目の当たりにした人間としては…ジンクスを甘く見てはいけない、とだけ言っておくとしよう。
とはいえ今の湘南が、こうした嫌なデータを払拭する可能性のあるサッカーを見せているのは確か。加藤、佐藤、アジエル、坂本…テクニック豊富な駒を揃えた中盤が、仙台の分厚い守備をいかに撹乱できるかは、湘南が「鬼門」のユアスタから勝利を持ち帰るか否かの鍵となる。もちろん、彼らの気持ちが攻めにばかり向き、ニヴァウド(前回対決ではロペスへのマンマークに付き、仙台の脅威を半減させる貴重な働き)にのみ守備の負荷がかかる状況が生まれれば、その時は仙台のカウンターが一気に火を噴くことになるだろうから、最低限のバランス感覚を持った上での攻めが求められるが。

両者の組み合わせを考えれば、序盤は湘南がボールを多く回し、仙台陣に攻め入る展開が予想できるが、「逆襲」が仙台の武器であるだけに、そこからスコアがどう転んでいくかは、キックオフ後のお楽しみとしておこう。


以上

2006.05.05 Reported by 佐々木聡
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