6月3日（土） 2006 J2リーグ戦 第19節
仙台 1 - 0 徳島　（14:04／ユアスタ／14,160人）
得点者：'73 梁勇基（仙台）
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●ジョエルサンタナ監督（仙台）：

「前半も後半も似ていた。片方のチームはゲームに勝つためにピッチに入っていた。そしてもう片方のチームは、相手がやりづらいようにプレーをしていた。非常に難しいゲームだった。我々が予想していたように、相手はマークをしてきた。私たちもたくさんのゲームを見てきているが、彼らがこういう形でプレーしてきたのは初めてだと思う。シーズンの立ち上がりから、今日のように勇敢にプレーしていれば、今のポジションには徳島はいないと思う。

しかし我々はゴールを決めることが出来、勝ち点3を得ることが出来た。このホームで勝たなきゃいけないという責任があるが、それを果たすことが出来た。シュートもたくさん外したが、チャンスを作ったという意味で良かったと思う。チームのパフォーマンスには満足している。

非常に難しい状況の中で、選手たちはしっかり戦って、プレーしようとする意思を見せてくれた。必要なところで交代をした。ボルジェスは今、病院で検査を受けているが、何も無ければ良いと思っている。

そしてこれは言い続けなくてはならないことだが、サポーターの皆さんの姿勢が素晴らしかったと思う。非常に難しいゲームで、選手たちがプレーしようとトライし続けながら、時にはミスも犯したりしていたが、サポーターは常に同じ姿勢で、喜びと楽しさを我々に届けてくれた。選手たちの努力、そしてサポーターの方々がこうして応援してくれる、その両方があったので、全体で戦っているという姿があった。

今週は落ち着いた週末を送ることが出来る。そしてその後は、水曜日の東京V戦に向けて準備を進める。難しいゲームだったということを考えれば、非常に大きな勝利だった」

Q：ゴールを決めたのは梁選手だったが、その前のチアゴ選手のプレーについて感想を。
「チアゴは能力が高く、ゲームメイクが出来る想像力のある選手だ。プレーの中で彼はプラスアルファの部分を出していける。特に攻撃のとき、ペナルティエリアの近くでそれが出来る。

チアゴやロペスのようなタイプの選手は、個人プレーを狙ったりもしているから、それがミスにつながることもある。しかし、マークを外すことが出来たときは、ゴールチャンスを作ることが出来る。モダンなサッカーでは、技術、戦術、フィジカルと全てが大事なのだが、戦術で相手を負かすことが出来ないとき、選手の能力に頼らなくてはいけないこともある。その能力の部分で、差が生まれる」

Q：磯崎選手をピッチに送り出すとき、何を期待した？
「相手が少し引いて、我々がハーフウェーラインまで上がれるような状況が作られていた中で、後ろから現れて、ゲームメイクができる選手が熊林である。しかし、熊林を交代させた後半15分過ぎは、より多くのスペースが（自陣に）出来ていて、相手もカウンターを狙う形をとり始めていた状況だった。

千葉、白井、木谷は2トップに対応していて、32番（玉乃）のスペースがより大きくなっていたことで、彼が良いプレーをすればそこからチャンスが生まれるという状況だった。だからより力強い選手を、代わりにいれることにした。しかも磯崎は、ボランチもSBも、それから中盤の左も出来るということで、村上をより攻撃的に使うことも出来ると考えた。左側から、ゴールのチャンスも生まれたと思う。覚えているだけでも村上のチャンス、磯崎のチャンスという決定機があった」

以上