6月3日(土) 2006 J2リーグ戦 第19節
仙台 1 - 0 徳島 (14:04/ユアスタ/14,160人)
得点者:'73 梁勇基(仙台)
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●梁勇基選手(仙台):
Q:試合開始後、ブラジル人3人にマンマークがついてきたことが分かった時、自分はどういうプレーをしようと思った?
「守備はなんとなく、前の3人に釣られ、その分中盤やサイドにスペースができると思ったので、そこを上手く使おうと考えていました」
Q:今日のゴールを振り返っての感想は?
「後半から少し前目のポジションになって、前に絡める回数が増えたと思うので、ポジションを変えたことが良かったんだと思います」
Q:ゴールを上げた前節(鳥栖戦)から、流れの中で前に絡めるという場面が増えてきたことについては?
「当然もう第2クールの中盤ですから、試合をこなすごとにスムーズに絡めるようになってきていますね」
Q:東京V戦に向けての抱負を。
「せっかく今日苦しい試合を勝って、順位を一個上げたので、すぐに下に戻らないように、しっかり東京Vを叩いて、また差を広げられるようにしたいと思います」
●チアゴネーヴィス選手(仙台):
Q:素晴らしいプレーで、決勝点を演出しましたね。
「徳島はずっとマークをしてきて、とても難しいゲームになりましたから、ああいうプレーは嬉しいですね。そのプレーの最後のところで梁が押し込んでくれて、勝ち点3を得ることが出来ました」
Q:あの場面ではゴール前でくるっと回転しながらボールをキープしたが、あれは狙っていたプレーだった?
「あのプレーしかないと思っていました。マークを外す唯一の方法でした。幸運なことにシュートまで持っていくことが出来たし、梁もそこにいました。さっきも言ったように、大事なのは勝ち点3を得たことであって、これからも前進していきたいと思います」
Q:今日は13歳の弟さんが来日して、初めてスタジアムで観戦したと聞いたが、それは励みになった?
「いつも意欲がないわけではないんですけど、より意欲的になりましたし、彼らが力をくれました。母親も弟も彼女も一緒にゲームを見てくれたので、それが僕の気持ちを盛り上げました。今日はあのシュートは決まらなかったですけど、今後は決めていきたいです」
Q:今日は何度も倒される場面があり、その悔しさや意地で、得点シーンではシュートまで持っていった感があったが。
「もちろんそうです。監督も『最後まで諦めないでプレーしろ』といつも言っていますが、それが出来たと思います。(報復行為で退場になった、第3節)柏戦の再現はしたくなかったので、退場にならないようガッツをプレーにつなげました。そして、全員がそれをできたと思います」
●ロペス選手(仙台):
Q:試合前から今日は、ロペス選手の誕生日を祝う雰囲気があり、お祝いメッセージの横断幕などもあったが。
「幸せですね。とても嬉しかったです。まず自分たちのプレーを称えてくれたし、こういう風に誕生日を祝ってくれるサポーターなんてそう普通にはいないと思うから、本当に幸せです。お返しとして、今後もピッチではベストを尽くしていきたいと思います。(試合後にはロペス選手の髪型に似た、アフロのかつらも投げ入れられ、選手みんながそれを被って踊っていたが)ゲーム前から、勝てばそういう風に祝ってくれると、他の選手たちは話していたんですが、なぜかサポーターの方も知っていたようですね。この感謝の気持ちを表すために、これからもピッチに立てば、ベストを尽くしたいと思います」
●高桑大二朗選手(仙台):
「とりあえず、勝てたことに喜びを感じています。(0‐0の時間がしばらく続いて)相手も8人で守っていたので、こっちとしてもすごくやりづらかった部分があるんですけど、最後まで諦めずに1点を取りにいったことが、勝利につながったと思います」
Q:守備では4試合ぶりの無失点となったが。
「常に0でいこうということはDF陣を含めて一緒に言ってたんですけど、今回本当に久々に0で抑えられて、チームとしても勝利につながったので、すごく良かったんじゃないかと思います」
Q:終盤の失点が続き苦しんだ時期から、一転して今日の勝利で3連勝。チームとして勢いが出てきたのでは?
「失点も、セットプレーからのものが多かったんですけど、その辺も修正されつつあるので、今後もいい方向に進むんじゃないかと思っています」
Q:次節の東京V戦に向けて抱負を。
「前回の対戦はホームで3‐0と勝っているので、多分相手もすごく気合を入れてくると思うんですけど、そこで今のような試合をしていれば、絶対負けないと思うので、後ろは0で抑えて、あとは点を取ってもらうということで、今の仙台のサッカーをしていれば絶対勝てると思っています。このままの勢いで行きたいと思っています」
Q:おとといがロペス選手の誕生日ということで、試合後、サポーターからアフロのかつらが投げ込まれ、選手みんなでかぶってロペスの応援歌に乗って踊っていたが。
「勝ったら恒例になりそうでちょっと怖いんですけど(笑)。まぁ、でもいいんじゃないかなと思います。サポーターと一緒に勝利を分かち合えるというのは、本当に一体感があって、いいのかなと思います」
●島津虎史選手(徳島):
「強いチームは、こうした試合で引き分けるんですよ。1−0で負けてしまうということはまだまだ発展途上ですね。0−0でいい試合、もしくは1点をうちが取ってもおかしくない試合でしたから、もったいないですよね」
Q:仙台のサンタナ監督が『これだけ勇敢に戦えるなら、徳島はもっと良い順位にいるはずだ』と語っていましたが。
「(苦笑)まぁ、これからですね。やっとちょっとずつ『見えてきた』から、それで頑張ってやっていけば、結果が出るんじゃないかなと思っています」
●大場啓選手(徳島):
Q:ロペス選手へのマンマークという役割をこなしたが、90分を振り返っての感想は?
「自分も含めて、マンツーマンで3人がついた中、結果的に1点取られたことで、仕事としては出来なかったということになると思います」
Q:大場選手といえば、右のサイドアタッカーという印象が強く、こうした守備の役割につくのは意外とも思えたが、初めこの役割を任せられたときはどう思った?
「そういう部分でも使ってもらえるということは、選手としては嬉しいというか、どんな仕事であれ、グラウンド内で仕事が出来るということは大事なことなので、オフェンスもディフェンスも出来て、それをグラウンドで表現できることは、選手としては良いことだと思います」
Q:仙台のシステム変更にあわせ、ロペス選手も様々ポジションを変えていたが、ロペス選手についていた上で、何か考えたことは?
「『何を考えているんだろう?』といった駆け引きの中で、自分が勝てた部分や負けた部分が、90分の中でありました。残り15分はマンツーマンを解除してノーマルのやり方に戻したんですけど、あの選手はやっぱり『上手い』の一言に尽きるんじゃないでしょうか」
以上













