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【ヤマザキナビスコカップ C大阪 vs 千葉 レポート】C大阪がホームでまさかの大敗。5得点の千葉は第2戦に向けて、がぜん優位に立つ(06.06.05)

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6月4日(日) 2006 ヤマザキナビスコカップ
C大阪 2 - 5 千葉 (15:05/長居/7,647人)
得点者:'14 ピンゴ(C大阪)、'24 ハース(千葉)、'70 ゼカルロス(C大阪)、'73 ハース(千葉)、'79 山岸智(千葉)、'81 山岸智(千葉)、'88 ハース(千葉)
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結果は2-5。千葉のオシム監督は「試合を見ずに結果だけを見た人は、一方的な試合だと思うだろうが、まったくそうではなかった」と振り返ったが、確かにそういう側面はあった。先制したのはC大阪。「(塚田)監督からも、『最初から行こう』と言われていたし、前半から飛ばしていった。入り方はよかったと思う」と、GK吉田宗弘は振り返る。

これまでの4バックシステムではなく、3バックにして臨んだC大阪は、西澤明訓と古橋達弥の2トップに2列目の森島寛晃が絡み、さらに右アウトサイドの山田卓也、ボランチのピンゴも果敢にオーバーラップして攻撃を仕掛けた。14分の先制点も、高い機動力から生まれたもの。中盤でボールを持ったピンゴが一端右サイドにいた西澤にボールを預け、西澤があげたクロスにヘディングで飛び込んだ。しかし、C大阪リードは長くは続かない。24分に佐藤勇人のシュートを一端はGKがセーブ、こぼれたところを再び佐藤が拾い、最後はハースがヘディングで押し込んで1-1で前半を終えた。

後半に入ったばかりの51分。勝負の行方に大きな影響を与える出来事が起こった。C大阪の西澤が相手DF(斎藤大輔)に乱暴な行為をしたとして一発退場になったことは、C大阪にとって大きな痛手になった。ナビスコカップ予選リーグでは4得点を挙げ、攻撃の中心として欠くことのできない選手がピッチを去ってしまったのだから。実際、千葉の山岸智は、「西澤選手が退場してからボールが回るようになった」と振り返っている。
エースを失ったC大阪は苦しくなった。主審の判定に選手がいらだちを見せたり、立て続けにCKを与えたりと、劣勢はさらに顕著に。そんな流れのなか、PKのチャンスが訪れた。PKによる貴重な勝ち越しゴールを挙げ、さらにはPKを与えた相手DF(斎藤)が2度目の警告を受けて退場。ともに10人になったのだから、C大阪にしてみればまさに願ったりかなったり。「リードした時点では、しっかり守ろうと思った」(C大阪・前田和哉)のは当然ことだろう。

しかし、10人同士になったことでスペースが生まれ、それがあとの流れを大きく変えた。運動量を増やしスペースを有効に使った千葉が主導権を握り、ハースの同点ゴールがPKからわずか3分後の73分に決まったのだ。「セレッソが勢いに乗ろうとしたところで追いついて、心理的に主導権が握れた。ジェフにすればいちばん厳しいときに点が取れて、流れがまたうちに傾いた」とは、千葉・オシム監督の弁。その後も千葉は、C大阪DFのミスにも乗じて、3得点。終わってみれば計5点をたたき出していた。
C大阪の塚田監督は沈痛な面持ちで記者会場に現れた。10人対10人になってからの混乱については、「バックラインと両サイドハーフの選手のコミュニケーションがイメージしていたものとずれがあった。采配ミスだった」と語った。さらに「切り替えの速さや長い距離を走りきるという点で、フィジカルが劣っている。メンタルのもろさ、弱さもある」。チームが抱える課題を挙げた。
アウェイでの、しかも大量得点を挙げての勝利に、千葉は非常に有利な形でホームでの第2戦(6/8・フクアリ)を迎えることになった。逆に4点差以上での勝利が求められるC大阪は厳しい状況だ。「苦しいけれど、上に行くためには点を取らないといけない」。森島寛晃は必死で前を向いた。

以上

2006.06.04 Reported by 横井素子
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