6月17日(土)J2 第22節 湘南 vs 横浜FC(14:00KICK OFF/平塚)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
第19節水戸戦で高木監督就任以来初の敗戦を喫した横浜FCだったが、その後しっかり立て直し、連勝を飾っている。いまだ勢いに陰りは見えない。
その勝利を導いている大きな要因は高木監督の采配にあるのは疑う余地はない。第20節山形戦の『アウグスト外し』はその最たる例と言えよう。
ただでさえ、けがや出場停止で4人もの中心選手を欠いての一戦であり、敗戦のショックも大きく残る「嫌な状況」(吉野)での戦いとなっただけにずば抜けた個人技を持つブラジル人にすがりたい気持ちが強かったはず。だが、高木監督は「確かにうまいけど、日本のサッカーに慣れてダラダラしていた」(城)アウグストを先発から外すこと決断。彼不在の前半は山形に押し込まれることとなったが、後半開始から登場したアウグストは「外されたことで危機感を持った」と城が言うように懸命なプレーを随所に見せ、2得点に絡む活躍。勝利に大きく貢献した。
そして、アウグストは草津戦でも決勝ゴールを決めており、彼を先発から外したことでさらに彼の能力が発揮されることとなったのだ。「アウグストを外したプランをはじめ、監督としてすごいと思う」という城の言葉をはじめ、見事な手腕でチームを勝利に導く高木監督に対する選手たちからの信望はとてつもなく厚い。それがチーム全体の信頼へとつながり、ピッチの中での自信を生んでいるのである。
今節、対戦する湘南は第20節終了後に上田監督が辞任。前節から菅野コーチが監督に就任し、指揮を執っている。前節、鳥栖戦では敗れはしたものの、「DFラインが上がっている」と城が分析するようにこれまで指揮してきた水戸や大宮で見せたような攻撃サッカーの一端をうかがわせる内容であった。だが、まだ完成度は低く、高いDFラインの裏のスペースを突かれ、2失点を喫しての敗戦。チームの指揮を執って数日しか経っていないため、戦術浸透度の低さは否めない。城も「怖い相手ではない。弱点もある。何も問題ない」と勝点3への揺ぎない自信を見せている。
だが、監督が代わったことで選手たちのモチベーションは高まっているはず。特に上田前監督は選手からの信頼が厚かっただけに恩返しのためにも必死になって挑んでくることだろう。吉野も「(監督交代は)ウチも一節で起きたこと。残った選手でなんとかしようという気持ちが強いはず」と警鐘を鳴らす。横浜FCも第1節での足達前監督解任後、選手たちは「足達さんへ恩返しを」と口を揃え、一致団結し、その後の好成績につながったように(高木監督の名采配によるものも大きいが)『監督交代』によるショック療法につながる可能性は低くない。6連敗中で10位に低迷する湘南とはいえ、侮れる相手ではないことは確かである。
しかし、「相手の状況よりも自分たちのサッカーをすれば絶対に勝てる」という吉野の言葉が代表するように今の横浜FCは勝利に対しての確固たる自信に満ち溢れている。前節の草津戦では中2日(水曜に山形で試合があり、木曜に横浜に戻ってきたので厳密には中1日と言っていいだろう)、さらに蒸し暑いピッチの上で行われたため、動きが鈍く、劣勢を強いられたが、「内容は悪くても要所要所をしっかり締めている」(吉野)ことで勝点3を得ている。1週間が空いた今節は「コンディションはいい」と城が言うように、前節のような戦いにはならないはず。横浜FCらしい人もボールも動くサッカーで湘南を圧倒してくれることだろう。
前掛かりに来る湘南の攻撃をしのいで、アウグストを中心とした攻撃陣が高い湘南のDFラインの裏を突いて得点を狙うゲームプランで今季3度目の3連勝を狙う横浜FC。今季2回目となる『神奈川ダービー』に向け、不安要素は何も見当たらない。
以上
2006.06.16 Reported by 佐藤拓也
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第22節 湘南 vs 横浜FC 横浜FCプレビュー】勝利への確固たる自信を持つ横浜FC。監督交代で未知数の多い湘南が相手だが、3連勝に向け、不安要素は見当たらない。(06.06.16)















