今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【日本 vs ブラジル】前日練習後のジーコ監督コメント(06.06.22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■日本代表 2006 FIFAワールドカップTM グループF

2006年6月22日21:00(日本時間 23日04:00)/ドイツ・ドルトムント
日本代表 vs ブラジル代表
-試合速報はこちら-
-みんなで選ぶスタメン投票はこちら-
---------

●ジーコ監督
「こういった状況でグループリーグ最終戦を迎えるということで大会が始まる前には考えていなかった。1戦2戦の出来が思わしくなかったために、こういったシチュエーションになってしまった。確かに第3戦の相手は相当手ごわいし、非常に力のあるチームということだ。ただし、このチームのモットーとして可能性が残されている限りは、髪の毛一本でもしがみついて全力を出すということ。選手とは今、置かれている立場がどういうものかということと、自分たちが次のステージに行くためには何をしなければいけないかを確認したし、頭は切り替わっている。明日ピッチの中で何をしなければいけないかを確実に理解して試合に臨んでくれると思っている。本当に全力を出し切って悔いのない戦いをしたいと思う」

……メンバーは頭の中にあるといっていたが、トレーニングではわからなかった。メンバーについて話せるか?もし無理ならその理由を。
「今まで70数試合やってきて、全て皆さんに前もってお話して来た。今回だけは実際に今語るべきものじゃないということで勘弁してほしい。いずれにしても、今までと違ったシチュエーションということだけしか言えない。チームは明日の試合前にわかることになると思います」

……コンフェデで対戦したときには実際、ブラジルが次のステージに進めるかどうかというところだった。今回はブラジルがすでに次のステージ進出を決めている。そのシチュエーションが違う中でブラジルと戦うというのはどういう感じか?
「数十年にわたってブラジルのために戦ってきて、この対戦は気持ちのいいものではない。しかし、職業を選んだかぎり、この状況は想定していたそれがコンフェデでも今回も起こった。今回もそう。シチュエーションが違う中で、自分たちは勝つだけではなく点差をつけて勝たなければならない。経験として98年のW杯のノルウェー戦、ブラジルはすでに次のステージへの進出が決まっていて、ノルウェーが勝ったことがある。そういう部分で何が起こるかわからない。もちろん、ブラジルが気を抜いて試合に臨むとは思えないし、それ以上に自分たちも今まで過酷な中で、2試合続けて3時からという中で自分たちの一番の特徴であるスピードが出しにくい条件でやった。今回はこのような天候であれば、今まで以上に自分たちの技術とスピードを生かすということを考えている。プロとしてこの職業を選んだ以上、目の前にある目標に向かって前に向いて進んでいくだけ」

……ブラジル国内でも言われているが、あくまでも内容よりも結果を求める戦い方が必要といわれているがどう思うか?
「このような質問に答えるのは、特にほかのチームの監督が自分の元同僚であり、自分のチームの監督やフィジカルコーチであったりし、個人的に付き合いもあって尊敬する人への意見としても、非常にコメントするのは難しい。ただ、自分の考えの中でサッカーは芸術性を持ち、美しいものでなければならない。自分自身もサッカー界で生きてきてそれを目指してきたし、そういったサッカーで結果が出るのが一番いい。しかし、サッカー界の最も重要な大会であるW杯の歴史を見ていると、唯一、74年のオランダは世界のサッカーを変えたというサッカーをしたが優勝できなかった。54年のハンガリーも世界を席巻するようなすばらしいサッカーをしたが、試合では勝てなかった。その内容のすばらしさから今でも彼らのサッカーは語り草となっている。ほかのチームに関してはどうしても優勝国がそのサッカーの質を語れるということ。本来であればサッカーが芸術性を持った美しいやり方で勝つべきだと思うが、実際にそうではないといえることもある。ただ、これも監督の考えがそれぞれ違ってなんとも言えないのだが、自分としては自分のチームにこの国際大会にファウルの多いほうが勝つ可能性が多いからといって、自分たちも選手に対してファウルをしろとは個人的には言わない。今までに言ったこともないし、これからもいうつもりはない。やはり結果のことを考えると、実際にこの前の対オーストラリア戦で、80分間あれだけリードしていながら8分間の中で3失点してしまった。今、このような状況に陥っているということを考えると、その結果が非常に重くのしかかっている。実際にみなさんに自分の考えは直接言いたくないのでいろいろな例をとっていっているのだが、考え方が違うということで一概には言えない話題だ」

……ブラジルとの対戦にはどのような戦術で挑むか。また、もし奇跡を起こして次のラウンドに進めばおそらくイタリアとの対戦となるが、今、イタリアのチームのプレーについてどう思うか?
「ブラジルの選手たちと対戦するためには、全ての面において注意しておかなければならない。スペースを与えてしまってはいけない。自分の前でボールを相手が持った時にスペースを与えてしまうと、彼らの高い創造力と周りを見る視野の広さ、そして能力を出されてしまう。スペースを与えてはいけない。また、マンマークで体力を消費させてしまってはいけない。彼らのプレーをさせてはいけない。このような方法をピッチで実行することによって、勝利への可能性を見出せるだろう。困難なことはわかっているが、自分たちのサッカーに自信を持っている。すでに大国、ブラジルやドイツ、イングランド、チェコとの対戦でよいことをしてきた。それと同じようなことをすれば。もし次のラウンドに残ることができれば、イタリアのグループはどのチームが上がってくるか今わからない。4チームとも可能性がある。イタリアのチェコとの対戦は非常に厳しいものとなるだろう。彼らとの対戦、親善試合ではあったが、選手たちはインテリジェンスでスピードもある。イタリアも注意しなければいけない。ガーナも勝てばいいというものでもなく、アメリカ戦でできるだけ多くの得点をしなければならない。ガーナはすばらしい2試合、イタリア戦とチェコ戦をした。しかし、我々は先のことを考えるべきではない。我々は自分たちの事をかんがえ、もし次のラウンドに進むことができれば、それは本当にすばらしいことだが、今の自分たちの状況はこのようなものだ」

……明日の先発メンバーについては言えないということだが、選手が違うということか、システムが違うということか。選手たちには先発をいつ伝えるのか?
「違ったシチュエーションということは、システムであるとかメンバーであるとか、今は言えない。しかし、選手も知らないということは事実。トレーニングで選手と確認しあったのは、今回初めてこういった形で先発を伝えないということで、今日の練習を含めて明日の試合に誰が先発し、誰が控えとなってもとにかく90分間全員が出場するというつもりで気持ちの準備をしておいてほしいと選手に伝えただけ。選手にスタメンを伝えるのも明日の夜になるということ」

……ブラジルの現在のチームの中で、彼をすばらしい選手として慕っている選手たちが多い。それに対してどう思うか?
「選手時代からまじめにこつこつやってきたものが今、世界のトップを走るスターの憧れとなり、目標と言ってもらえるのは、自分のやってきたことが間違ってなかったということだと思う。非常にうれしい。憧れの人がいるチームに対してやりにくいかという質問でもあったと思うが、そういう中でもお互いにプロなので、敵同士として戦うのは当然。こちらも同じ気持ちで戦う。ただ、そのような気持ちを持ってもらえるのはうれしい」

……今回、ブラジルは2戦を終えてすでに次に進めるが、いいサッカーをしていないし、ブラジルらしさを発揮していないということで、日本にとってもチャンスがある。ブラジルに点差をつけて勝つということは次のステージに進むことにもつながるが、ブラジルにワールドカップ本大会で勝つということはとてつもないことではないか?
「実際ブラジルも1人でプレーしているわけではない。今までの2試合を見たが、相手も次のステージに進もうと必死で戦ってくる。スペースを与えないし、キープレーヤーをマークしてくるという中で戦っているので、ブラジルのチーム力が落ちているとは思わない。我々もオーストラリア、クロアチアと戦った気持ち、とにかく結果を目指して4年間やってきたことの全てを出して選手は戦っている。その一環として明日ブラジルとの対戦となる。気持ちはまったく変わっていない。選手たちも次に進むために全力でやろうといっている。確かにブラジルだけではなく、今、ワールドカップを見ていて力が拮抗している。とてつもなく強いとか、ほかの大会と違って印象に残るというようなチームがないのが現状。ほかの大会で見たことないようなことは2つあった。審判が水を飲むということとグラウンドに扇風機があるということだ」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着