6月21日(水) 2006 J2リーグ戦 第23節
水戸 2 - 1 草津 (19:04/笠松/1,019人)
得点者:'23 アンデルソン(水戸)、'53 高田保則(草津)、'80 西野晃平(水戸)
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ため息が続く90分間だった。水戸というチームの恐ろしさをあらためて痛感させられた。初の連勝、そして最下位脱出を図った草津だが、水戸のサッカーの前に完全に沈黙。後半にワンチャンスをものにして一時同点に追いついたものの、その他には何もできないまま、ただ時間だけが流れていった。北関東ダービーの第2ラウンドは草津の完敗に終わった。
草津は、なんとしても勝利を挙げて、飛躍するためのステップにしたかった。この日に向けて植木監督は、選手の闘志に火をつけるため自らモチベーションビデオを制作。ロッカールームで流した。そして、ホーム戦で活躍した選手に与えていた「監督賞」を、特例としてアウエーでも用意。しかも、1人ではなく、攻撃、守備の2人分を準備した。この試合に賭けていたと言っても過言ではなかった。
草津はこの日、長身FW太田を頂点とした3−4−3の布陣を選択。中盤を省略し、太田の頭を使って一気にゴール前を狙った。しかし、そこに立ちはだかったのは、策士・前田監督だった。「太田の起用は予想していたので、いつもより高い位置から相手の起点にプレッシャーを与え、競った後のこぼれ球を狙わせた」(前田監督)。草津の3トップは、水戸のDFライン4枚と中盤4枚に挟まれ、3対8という数的不利な状況に陥って孤立。セカンドボールを支配された。
前田監督は、前線でも仕掛けを作っていた。アンデルソン、西野の2トップを徹底して鳥居塚の傍に配置。鳥居塚が1対1で負けることはほとんどなかったが、水戸の狙いは別にあった。「身長の低い鳥居塚をカバーするために、3バックが中央に絞ってくる。そうすれば両サイドが空いてくる」。草津の佐田、山崎の両ワイドは、スペースに上がってくる桑原、森の対応に追われ、草津は5バックに近い形を余儀なくされる。「前半は中盤の人数が少なくて、セカンドボールがまったく拾えなかった」とボランチ櫻田。そんな状況の中、草津は23分、DF齋藤がスリッピーなピッチに足を取られてピンチを招き、ゴール前に駆け込んだアンデルソンを佐田が倒してPKを献上。0−1で前半を終えた。
それでも草津は後半に意地を見せる。システムを3−5−2に変更し、開始直後の53分、高田がカウンターからワンチャンスを決め同点に追いつく。流れは一瞬、草津に傾きかけたがイージーミスがあまりにも多く、勢いをつかみきれない。そして80分、CKから西野にゴールを奪われ、ゲームを決められた。攻め込む水戸に対して、必死で守る草津。ゲームの内容を考えれば、草津の敗戦は妥当な結果だった。
前半は凌いで、後半勝負という植木監督のプランはもろくも崩れた。「こんなにミスが多かったらサッカーにならない。PKの場面もDFとして致命的なミス。FW陣は、少しくらい引っ張られても、アピールなんかしてないで、振り切っていく気迫を見せてほしい。監督賞を用意してやっているのに、踏ん張りどころで勝てないなんて、本当に情けない」と指揮官は怒りをあらわにした。
敗戦のダメージ。そして水戸から突き付けられた弱点。草津にとっては、あまりにもショックの大きい北関東ダービーとなってしまった。水戸の「毒牙」にかかり、骨抜きにされたチームの今後が心配だ。
以上
2006.06.22 Reported by 伊藤寿学
J’s GOALニュース
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