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【J2:第26節 東京V vs 鳥栖 レポート】共に順位を上げたかった東京Vと鳥栖の一戦は、勝ち点1を分け合う結果に。(06.07.09)

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7月8日(土) 2006 J2リーグ戦 第26節
東京V 1 - 1 鳥栖 (19:04/国立/5,350人)
得点者:'82 鈴木孝明(鳥栖)、'84 マルクス(東京V)
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第1クールと同じく、今回の鳥栖戦でも東京Vは数的不利に追い込まれた。前半もスコアレスのままロスタイムに入り、後半勝負に持ち越しかいう時。後方からのロングボールに反応しエリア内に走りこもうとした鳥栖FW新居にDF萩村がファウル。一発レッドの判定が下された。

それまで試合は「膠着状態で(松本監督)」進んできた。
東京Vがチャンスの数で上回り、9分にはマルクスからエリア内でボールを受けた根占が押し込むもポストに阻まれ、詰めていた平本もまた決めきれないという、後々まで「あれが決まっていれば」とラモス監督が悔しがったシーンも。
が、全体的には「両チームともに身体が重い感じだった」と松本監督。そして「(全体的に下げていた)同じような守備の仕方をするチーム同士、互いのその守備を突破することができなかった」と分析している。

そんな前半の終了間際の退場劇に、「これで楽になると思った」と鳥栖・MF山城。
しかし後半、鳥栖は「引いた相手をどう崩すか(FW山口)」という以前から抱える課題に苦しめられることになる。

後半開始から東京VはDF石川とMF金澤を下げ、DF一柳とMF久場を投入、ボランチを3枚から2枚に。攻撃は平本、斎藤、マルクス、そして守備はボランチとDFラインでと役割をはっきりさせ、カウンターの機会を伺う。

ボール保持の時間が長くなったのは当然鳥栖。後半最初のシュートこそ東京V・マルクスだったが、その後は鳥栖のシュートシーンの連続。52分にはCKからのこぼれ球に尹が強烈なミドルシュート、味方に当たりコースが変わったボールがポストに阻まれるという場面も。が、それ以外は東京Vの集中したDFに遭い、またそれを崩す一工夫も足りず、エリア内でのシュートが打てない。更に57分には腿裏の違和感を訴えたエースFWの新居が鈴木と交代という事態。

一方の東京Vは1人少ないことを感じさせない戦いぶりを見せていた。
「10人になって選手が集中した。(ボランチとDFの)6人がしっかりと守ってくれた」とラモス監督。攻撃面でも18分に森本と投入して以降チャンスも増え、奪ったあと攻め急ぐのではなく「慌てず回すこともできていた(ラモス監督)」。29分に森本がエリア内でのシュートを放つなど、徐々に得点へのムードは高まっていく。

が、先制点は、突然とも言える形で鳥栖に生まれた。
鳥栖が攻めきれないまま迎えた82分、ゴール前へ持ち込んでいた東京Vが前線でボールを奪われる。東京Vは攻撃態陣形、鳥栖は守備に戻り東京V陣内はがら空きの状態。
そこでボールを持ったMF尹がハーフライン手前から思い切ったロングシュートを放つと、ボールは枠を捉えた軌道でゴール方向へ。GK高木がこれはなんとかはじいたが、ポストに当たった跳ね返りを、詰めていた鈴木に押し込まれゴールが決まった。

予想外の形のゴールにスタジアムは騒然、待ち続けた先制点に鳥栖サポーターは歓喜。
これで、先制した後は逃げ切るという「うちの勝ちパターンだった」と松本監督。
しかし数的優位の状況の中「その後を攻めるのか守るのか迷ったと思う」とベンチで見ていた新居は振り返る。

東京Vの得点はわずか2分後だった。失点直後、右サイドに流れてパスを受けた森本がDFに挟まれながらも「抜きに行くつもりだったけど、ファウルをもらえる可能性もあるから(森本)」と迷わずエリア内にドリブルで侵入。
結果、「(森本の)うまさがあった。彼がやるべきことをやって、うちが引っかかった」と敵将が舌を巻くほどの目論み通り、DFに倒されPKを獲得したのだ。

このPKをマルクスが落ち着いて決め、試合は振り出しに。その後は互いにカウンターの応酬となるも、結局決めることができないまま試合終了となった。

勝ち点1を分け合ったことで両チームは共に順位を下げ鳥栖は7位に、東京Vは8位にまで後退した。これで東京Vは首位柏との勝ち点差は16となり、自動昇格圏内の2位横浜FCともいまだ11点差。
サポーターが祈るような気持ちで試合を見つめる日々は、まだまだ続く。

以上

2006.07.09 Reported by 高木聖佳
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